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2006年5月

2006年5月27日 (土)

ギャルサーとカウボーイとパラパラ

『ギャルサー』面白いですよー。私が観てる今期のドラマの中では一番面白いかも。
お話の構造は「まれ人もの」。異界からの旅人が町や村にやってきて、ひと騒動起こして、事件を解決したり、救済したり、新しい何かをもたらしたりして去っていくという。ま、本質はそんな単純ではありませんが、そんな感じです。

『ギャルサー』は、藤木直人扮するアメリカ育ちのカウボーイ(!)が、渋谷のギャルサー(ギャルサークル)の女の子たちとかかわっていくという話。いまどきカウボーイっていうのがふざけてていいでしょ。その藤木直人を送り込んだ謎のアメリカインディアン・ジェロニモ三世役の古田新太がハマりすぎでおかしい。当然予想されるごとく、話は現代の東京・渋谷に慣れないカウボーイが毎回とっぴょうしもない行動で事件を起こしたり、話をややこしくしたりという『クロコダイル・ダンディー』風の展開。でも最後には、アメリカインディアンの大自然の教えを身につけたカウボーイの行動や言葉が、現代の文明社会に慣れきった渋谷のギャルや住人たちに、忘れていた“大切なこと”を伝えていくといういい話になるわけです。ちょっとわざとらしいけど、コメディだからそれが鼻につかない。こういうストレートに楽しく面白いドラマってなかなか最近ないでしょ。ドロドロの愛蔵劇だったりサイコサスペンスだったり主人公が屈折してたり、そういうのもいいけど、昔の石立鉄男ものみたいな、こういうドラマも観たいんですよね。

音楽は池頼広。『女王の教室』『野ブタ。をプロデュース』など、最近活躍目覚しい作曲家で、私も注目している一人です。
アニメ『かみちゅ!』の素朴な肌合いの音楽に「おお!?」と思いました。アニメでは、ほかに『BLOOD
THE LAST VAMPIRE』『SDガンダムフォース』『鴉-KARAS-』『こみっくパーティーRevolution』などを担当。最近作は『Ergo Proxy』『FLAG』。
もともとジャズ・ベーシストとして海外でも活躍。劇伴の仕事は'95年の『真・女神転生』あたりから。ドラマ『幻想ミッドナイト』や『らせん』など飯田譲治作品で実力を発揮するようになり、映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2000)の音楽は海外でも評判になりました。
持ち味は、ノリのいい、大らかな音楽。ミュージシャン出身だからこその味なのかもしれません。『ギャルサー』サントラには劇中のギャルサー<エンジェルハート>が踊るパラパラ曲も収録。劇伴には有名ウエスタン映画のテーマ曲のフレーズがちょっと聞こえてきたり、楽しめます。

ギャルサー オリジナルサウンドトラック

ギャルサー オリジナルサウンドトラック

<池頼広のサントラ>

かみちゅ! オリジナル・サウンドトラック

 生楽器の響きを生かしたやさしいサウンドが作品の雰囲気とみごとにマッチ。笙や篳篥(ひちりき)など、和楽器もたくみにフィーチャーされている。

かみちゅ! オリジナル・サウンドトラック

野ブタ。をプロデュース  オリジナル・サウンドトラック

 メインテーマともいえる「青春ボンバー」は、某SF映画のテーマのオマージュ。これは番宣スポットにそのテーマ曲が使われてしまったため、劇中曲もそのイメージに合わせたのだとか。

: 野ブタ。をプロデュース オリジナル・サウンドトラック

女王の教室  オリジナル・サウンドトラック

 テーマは主演の天海祐希を「ダースベーダー」に見立てて書いたそうです。

: 女王の教室 オリジナル・サウンドトラック

最終兵器彼女 音楽集

 前田亜季主演の実写劇場映画のために書いた音楽。実際の作品の音楽担当は安西実だが、本盤収録の音楽が使用されている。

: 最終兵器彼女 音楽集

SDガンダムフォース オリジナルサウンドトラック

 大編成オケによる海外レコーディングを敢行したぜいたくな作品。SDキャラなのにこの音楽っていうギャップがすごい。

SDガンダムフォース オリジナルサウンドトラック

BLOOD THE LAST VAMPIRE オリジナルサウンドトラック

 押井守が企画協力に参加したPRODUCTION I.G作品。『らせん』『幻想ミッドナイト』などのホラーの流れです。

: BLOOD THE LAST VAMPIRE オリジナルサウンドトラック

2006年5月23日 (火)

アテンションプリーズ!

今シーズンのドラマと音楽について何回かに分けて書いてみようと思います。
今期チェックしているドラマは、『アテンションプリーズ』『富豪刑事デラックス』『クロサギ』『ギャルサー』と4本。私にしては多い本数なのですよ。さらに昨日始まったクドカンの昼ドラ『吾輩は主婦である』もチェックし始めたから大変。ビデオを1週間溜めると見きれなくなってしまう。ちなみにアニメは『プリキュア』と『NANA』しか観てないよ(特撮は別)。どうしちゃったんだろうね。もう「アニメは必要になったときに観ればいい」という境地に達しつつあります。

で、今回は『アテンションプリーズ』の話。
オンエアを観て「あらー」と思ったは主題歌が「プリティ・ウーマン」だったこと。1970年版『アテンションプリーズ』の主題歌が新アレンジで流れるか?と期待していたのです。『エースをねらえ!』『アタックNo.1』と、上戸彩主演で往年の名作がリメイクされたときは、主題歌もかつての主題歌がリアレンジされて使われていたから。でも、実は前2作はテレビ朝日、今回はフジテレビなのですね。あえて同じ手は使わなかったのでしょう。ちょっと残念。
主題歌に洋楽「プリティ・ウーマン」をもってくるは大映ドラマ的でありますが、主人公・洋子がキャビン・アテンダントの訓練を通じてレディに生まれ変わっていく、というドラマの先行きを暗示する選曲です。70年版は一種のスポ根ものでしたが(前番組は『サインはV』だし)、今回のドラマは『マイ・フェア・レディ』かな。

70年版『アテンションプリーズ』の音楽を書いたのは、三沢郷。『デビルマン』『サインはV』『流星人間ゾーン』『エースをねらえ!』『ミクロイドS』など70年代のTV番組に忘れられない名曲を残した作曲家です。しかし、三沢郷が日本のTV番組の音楽を書いた期間はわずか7年と4ヶ月。日本の放送音楽界の激務に耐えかねて、1975年に日本を離れてしまうのです。それから30年近くたって、私はひょんなことからアメリカ西海岸に住む三沢郷氏とメールのやりとりをするようになり、以来4年余りにわたっておつきあいいただいています。しかしここでその話を書き出すとテーマからはずれてしまうので、とりあえず今発売中の雑誌『HOTWAX』に濱田高志氏が三沢郷メールインタビューを掲載中であることを紹介するだけにしておきましょう。ぜひ読んでみてください。

今回のドラマの音楽担当は菅野祐悟。東京音大の映画放送音楽コース出身で、ドラマ『ラストクリスマス』『エンジン』『あいのうた』『Mの悲劇』などを手がけています。東京音大の映放コースといえば、佐藤直紀、山下康介ら最近活躍めざましい作曲家の後輩ということですね。期待の若手です。『アテンションプリーズ』サントラは5月24日発売。

: 「アテンションプリーズ」サウンドトラック~OH PRETTY WOMAN~ 「アテンションプリーズ」サウンドトラック~OH PRETTY WOMAN~

しかし、新しい『アテンションプリーズ』で私が一番ぐっときたのは、エンディングロールで上戸彩がJALの歴代制服を着て登場する場面なのですよ。すばらしいアイデア! このエンディングだけ集めてDVDにしてほしい。実はひそかに上戸彩スキでライブに行ったことがあるくらい…(結局そういう特集か!?)。

<上戸彩主演作品サントラ>

映画「あずみ」オリジナル・サウンドトラック

 北村龍平監督の第1作のサントラ。『あずみ2』(金子修介監督)のサントラは未発売。『2』も出してほしいんですよ。川村栄二(『仮面ライダーBLACK』『五星戦隊ダイレンジャー』など)が参加しているんだから。

: 映画「あずみ」オリジナル・サウンドトラック

映画「インストール」オリジナルサウンドトラック「記憶のカケラ」

 「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した綿矢りさ17歳のデビュー作を映画化。共演は『妖怪大戦争』の神木隆之介。サントラは男女二人のユニット:リタ・アイオウタのミニ・アルバムです。

: 映画「インストール」オリジナルサウンドトラック「記憶のカケラ」

エースをねらえ! オリジナル・サウンドトラック

 放映当時サントラが発売されずがっかりしていたところ、スペシャル版放映に合わせて「まさか!」のリリース。泣きました。音楽は『ホワイトアウト』『ロケットボーイ』などの住友紀人。構成・解説は早川優氏。

: エースをねらえ! オリジナル・サウンドトラック

「アタックNO.1」オリジナルサウンドトラック

 このジャケット、アニメ版と間違える人がいるんじゃないかなぁ…。いいんでしょうか…。

: 「アタックNO.1」オリジナルサウンドトラック

2006年5月17日 (水)

Web Newtype「作曲家名鑑」Special「ハイ島邦明インタビュー」

月刊『Newtype』(角川書店)で「作曲家名鑑」というコラムを連載しています(MUSICページ)。小さいコラムですが、毎回ちゃんと取材してるんです。辛いのは、文字数の制限があるため、うかがったお話のごく一部しか紹介できないこと。
そこで編集部と相談して、このたび『Newtype』のインターネット版<Web Newtype>で「作曲家名鑑」SPECIALを公開しました。5月号に掲載したハイ島邦明先生(ハイは[くさかんむり+配]の機種依存文字)の巻の拡大版です。興味深いエピソードや作曲裏話、DISC紹介もついてます。ぜひ見てね!

DISC紹介では現在入手可能なCDから『Newtype』読者向けの作品を選んだんですが、ほかにも紹介したい作品はたくさんあったんです。以下、追加の紹介です。品切れ中(生産中止)のアルバムもありますが、ネットで探すと結構手に入ります。

◎「NIGHT HEAD オリジナルサウンドトラック
 超能力を持つ兄弟の逃避行を描くSFサスペンス。飯田譲治原作・監督、豊川悦司・武田真治主演。ハイ島邦明=サイコサスペンスのイメージを決定づけた作品です。

◎「SPRIGGAN ― オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック
 大友克洋が総監修を務めた劇場用アニメ作品。ハイ島邦明初のアニメ作品。ハイ島先生は主題歌の作・編曲も担当しています。

: SPRIGGAN ― オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック

◎「BLACK OUT オリジナルサウンドトラック
 現代犯罪に挑む科学捜査官を主人公にした椎名桔平主演のTVドラマ。現代版『怪奇大作戦』といった趣でした。「テルミンを使って楽しんで書いた作品です」(ハイ島)。

: BLACK OUT

◎「催眠 オリジナルサウンドトラック
 催眠術を使う殺人犯と刑事の対決を描くサイコミステリー。松岡圭祐原作、稲垣吾郎・菅野美穂主演。監督は『世にも奇妙な物語』の落合正幸。「監督と自宅の仕事場で1音1音イメージを確認しながら作ったんです。大変でした」(ハイ島)。

: 催眠

◎「element
 ハイ島邦明作品集。初商品化音源や代表作のリアレンジ版などを収録し、作家・ハイ島邦明の仕事を一望する内容となっています。

◎「住めば都のコスモス荘 オリジナルサウンドトラック アルバム登場でドッコイ
 DISCOGRAPHYの中でも異色のタイトルです。2003年放映のSFギャグアニメ。音楽がハイ島先生と知ったときは衝撃でした。

: 住めば都のコスモス荘 オリジナルサウンドトラック アルバム登場でドッコイ

◎「下弦の月 ~ラスト・クォーター オリジナル・サウンドトラック
 『NANA』の矢沢あい原作、栗山千明が主演した2004年公開映画のサウンドトラック。「本当はホラーより恋愛ものがやりたい」と語るハイ島先生の美しい曲が胸にしみます。

: 下弦の月 ~ラスト・クォーター オリジナル・サウンドトラック

◎「「サイレン」オリジナル・サウンドトラック
 2006年2月に公開された映画『サイレン』のサウンドトラック。同名タイトルの人気ホラー・ゲームを原作に『ケイゾク』『トリック』の堤幸彦が監督、市川由衣が主演。「サウンド・サイコ・スリラー」をめざしたというだけあって、初回限定版の特典DISCには劇中のこわーいサウンドがたくさん収録されています。

: 「サイレン」オリジナル・サウンドトラック

2006年5月16日 (火)

特撮ナイト SET LIST

13日の特撮ナイト第一夜で回した曲リストです。

■1巡め
曽我町子さん追悼特集です。

○星雲仮面マシンマン/MOJO
 ボールボーイ=曽我町子さんの声が聴けるアナログ盤ソング集から。
○バッテンロボ丸/曽我町子
○魔女はいじわる/曽我町子(5年3組魔法組)
○あいつの名前はレインボーマン/キャツアイズとヤングフレッシュ
 冒頭にテレビから音録りしたゴッドイグアナ=曽我町子さんのセリフを編集。
○ああ電子戦隊デンジマン(TVsize)/成田賢
○電子戦隊デンジマンBGM(M-61,M-12)/渡辺宙明
 これも冒頭にヘドリアン女王=曽我町子さんのセリフを編集。
○DOLLA! ~魔女バンドーラのテーマ~/曽我町子(恐竜戦隊ジュウレンジャー)
○POWER RANGERS/AARON WATERS (THE MIGHTY RAW)
 魔女バンドーラ→魔女リタ=曽我町子さんのセリフ入り。

■2巡め
追悼抄+少年少女もので。

○緯度0大作戦(東芝ドラマ盤)/伊福部昭
 直前が「男たちの大和」だったので海洋特撮つながり+DVD発売記念+伊福部昭追悼。
○おれが正義だ!ジャスピオン/アイ高野(巨獣特捜ジャスピオン)
○ペットントン/アイ高野
 アイ高野追悼の2曲です。
○バレーボール応援歌/マーチーズ
○ジャイアントロボ・ソング/マイスタージンガー
 山下毅雄追悼の2曲。「バレーボール応援歌」は「ジャイアントロボ」のメロを大胆に流用した衝撃作。『ヤマタケ・フォーエバー』に収録。
○オー!!大鉄人17/水木一郎
 「少年と巨大ロボ」つながりですね。
○夢の国の王女さま/大杉久美子(透明ドリちゃん)
 「17」と同時期の渡辺宙明のPOPなナンバー。
○ガンバロン'77/ザ・バーズ、ジャニーズ少年団(小さなスーパーマン ガンバロン)
 頭にTV版OPのナレーションを入れました。機材の不調で、途中で音量がダウンしちゃったのが残念。
○がんばって/緑川陽子(燃えろ!ロボコン)
○摩天楼のヒーロー/大野方栄(おもいっきり探偵団 覇悪怒組)
 昨年末逝去した有澤孝紀作曲の2曲です。

2006年5月15日 (月)

【告知】宇宙サウンドの夕べ<SPACE SNSTV PARTY Vol.3>

13日の「特撮ナイト」にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。いつも開催している<Soundtrack Pub>とはちょっと趣の違ったイベントでしたが、楽しんでもらえたでしょうか。

続いて17日にもイベントに出演します。

<SPACE SNSTV PARTY Vol.3>
 http://event.snstv.net/top.htm

 5月17日(水)19:00-23:00 ¥1000 1drink付
       六本木スーパーデラックス
 http://www.super-deluxe.com/

 出番は20:40~21:30のDJタイム。
 ■空想音楽大作戦(出張編)
     (内容予定)
  ○宇宙はどんな音がする?
  ○出演者のお気に入り宇宙サウンド
  ○追悼:宮川泰『宇宙戦艦ヤマト』の名曲で偲ぶ

 出演:腹巻猫
、不破了三、西川GoWest、中澤”花牧スタヂオ主人”邦明

 SF大会で毎年開催している企画「空想音楽大作戦」の出張版という位置づけで、トークと音楽でお送りします。SoundtrackPubでいつもやっているイベントスタイルです。

 講演があったり、どんなイベントなのかよくわからない?という方もいるでしょうが、パーティ形式だそうですので、お誘い合わせの上、お気軽にどうぞ。宇宙ファッションじゃなくてもいいですよ。

2006年5月12日 (金)

控えめな実力派・松尾早人

いま発売中の『Newtype』2006年6月号の「作曲家名鑑」で松尾早人さんを取り上げています。
松尾早人と聞いて『魔法騎士レイアース』『怪盗セイントテール』…とすぐに担当作が浮かぶ人はよほどの劇伴マニアか松尾ファンで、多くの人は、「えと、なにやった人だっけ…?」と思ってしまうのではないでしょうか。
といって、けして松尾さんの音楽に魅力がないわけではなく、なんとなく担当作品が地味だとか、ヒット作から少しはずれていて記憶に残らない、ということだと思うのです。アレンジやオーケストレーションの仕事も多いことから、「表舞台に立つことは少ない縁の下の力持ち」的なイメージがあります。そこのところでちょっと損をしている気がしますが、見方を変えれば、ご本人の謙虚な人柄と合っているとも言えますね。

『Newtype』の記事を補完する意味で、松尾さんの仕事を紹介してみます。

◎魔法騎士レイアース(1994)
 本格的な劇伴デビュー作。放映当時、「ゴージャスな音楽だなぁ」と思ったのを覚えてます。少女マンガで異世界ファンタジー。原作は『カードキャプターさくら』『ツバサ・クロニクル』のCLAMP。キース・エマーソンやELPが好きという松尾さんの好みがよく出ている。サントラが6枚も発売されるヒットとなりました。

 魔法騎士レイアース ベスト

◎怪盗セイントテール(1995)
 『レイアース』に続く少女ものですが、こちらはもっと日常寄り。繊細な音楽です。

 : 怪盗セイントテール怪盗セイントテール

◎黄金勇者ゴルドラン(1995)
 勇者シリーズもやっていたのですねぇ。勇者シリーズ第6作。宝探しをめぐる冒険ものです。初のロボットものということで印象深いお仕事だとか。

 : 黄金勇者ゴルドラン黄金勇者ゴルドラン

◎サイボーグ009(2001)
 3度目のアニメ化。番組のクレジット上は音楽:小室哲哉となってますが、サントラ盤には、多田彰文、松尾早人の名があります。いろいろ難しい事情はありますが、実質的には劇伴は多田&松尾作品と考えて差し支えない。ここでも、縁の下の力持ちです…。

 : サイボーグ009 - CYBER MUSIC WORLDサイボーグ009 - CYBER MUSIC WORLD

◎仮面ライダー555(2003)
 平成ライダー・シリーズにも登板。3本のベルトをめぐって敵味方が入り乱れる虚虚実実の物語。単なるヒーローものでないところを意識したそうです。サントラは劇場版ですが、TVシリーズの楽曲も収録されています。

  : 仮面ライダーファイズ劇場版オリジナルサウンドトラック(CCCD)
仮面ライダーファイズ劇場版オリジナルサウンドトラック(CCCD)

◎超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説  (2003)
 ロボットもの2作目。男の子たちに人気のトランスフォーマー・シリーズです。主題歌はサイキック・ラバーのメジャー・デビュー曲。

 : 超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説 SOUND OF EVOLUTION Vol.1超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説 SOUND OF EVOLUTION Vol.1

◎強殖装甲ガイバー(2005)
 過去にも実写映画、OVAがありましたが、これは2005年にWOWOWで放映されたアニメシリーズ。仮面ライダーと同じ雰囲気があります。そもそも『ガイバー』の物語が『仮面ライダー』を下敷きにしているんですね。

 : 強殖装甲ガイバー2005 オリジナル・サウンドトラック強殖装甲ガイバー2005 オリジナル・サウンドトラック

◎よみがえる空 -RESCUE WINGS-(2005)
 実在する小松救難隊をモデルに描いたリアルな救難もの。レスキュー隊員の日常や悩みも丁寧に描かれている。SFやファンタジーものが多い松尾さんには珍しい作品。あえて派手な音にせず、控えめな編成でドラマ寄りに書かれています。派手に鳴らすよりも、薄い編成で印象的な曲を書くほうが難しいのですよ。ぜひ聴いてほしい1枚。

 TVアニメ「よみがえる空-RESCUE WINGS-」オリジナルサウンドトラック

◎Hellsing(2006)
 GONZO製作のテレビ版もありましたが、こらは新作OVA版。未来を舞台にしたヴァンパイア・ハンターもの。「なんでもありの世界」が楽しかったそうです。サントラは未発売。

2006年5月10日 (水)

曽我町子さん

女優の曽我町子さんが7日未明、亡くなられました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060508k0000m060117000c.html

私にとって曽我町子さんといえば、なんといっても初代オバQ。
でも、特撮ファンの間では魔女役や女幹部役で知られていました。へドリアン女王(デンジマン/サンバルカン)やバンドーラ(ジュウレンジャー)など。
曽我さんで印象的なのは、風貌もですが、やはり声なのです。ハスキーで表情豊かでペーソスのある声。オバQやバッテンロボ丸、「マシンマン」のボールボーイなどの生き生きした演技は忘れられません。

つかせのりこさんも同じタイプの役者さんでしたねぇ…。

曽我さん自身の歌で、曽我さんを偲んでみたいと思います。

◎オバQ音頭/『オバケのQ太郎』後期OP
 (作詞:藤子不二雄/作曲:広瀬健次郎/歌:石川進&曽我町子)
 冒頭の曽我さんのしゃべりが、もう、まさにオバQ!なんですよ。録音当時、曽我さんは風邪気味だったそうですが、そんな雰囲気はみじんも感じさせません。

: テレビまんが主題歌のあゆみテレビまんが主題歌のあゆみ

◎魔女はいじわる/『5年3組魔法組』ED
 (作詞:八手三郎/作曲・編曲:菊池俊輔/歌:曽我町子、ザ・チャープス)
 曽我さん演じる魔女ベルバラの歌。これ、曽我さんのテーマにしてもいいよね。曽我さんの表情が目にうかぶよう。

: 特撮ヒロインメモリアル ~美少女ヒストリー~特撮ヒロインメモリアル ~美少女ヒストリー~


◎バッテンロボ丸/『バッテンロボ丸』OP
 (作詞:高田ひろお/作曲:風戸慎介/編曲:いちひさし/歌:曽我町子、ヤングフレッシュ、こおろぎ'73)
 曽我さんが主人公のロボ丸を演じた『バッテンロボ丸』の主題歌。『ロボット8ちゃん』『ペットントン』の路線です。

 不思議コメディー・テーマソング集

◎DOLLA!~魔女バンドーラのテーマ~/『恐竜戦隊ジュウレンジャー』挿入歌
 (作詞:冬杜花代子/作曲・編曲:KAZZ TOYAMA/歌:曽我町子)
 戦隊シリーズ久々の登板! 主役を食う敵キャラでしたね。このバンドーラの歌は劇中でも歌ってました。輸出された海外版『POWER RANGER』では魔女リタとなって登場。

: スーパーヒーロー・クロニクル スーパー戦隊主題歌・挿入歌大全集IIIスーパーヒーロー・クロニクル スーパー戦隊主題歌・挿入歌大全集III

◎ボールボーイの歌/『星雲仮面マシンマン』挿入歌
 (作詞:石ノ森章太郎/作曲:大野雄二/編曲:いちひさし/歌:曽我町子、コロムビアゆりかご会)
 ボールボーイはマシンマンの相棒(?)で、野球のボールそのまんまの姿。これに曽我さんの声が入ると、とたんに元気いっぱいのキャラクターになるわけですよ。大野雄二作曲なれど、編曲はいちひさしなのであまり大野雄二っぽくない。ソングアルバムをドラマ入りでまるごと復刻してほしいよね。

: スーパーヒーロークロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集IIIスーパーヒーロークロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集III

***

ここからは、「こんなのもあります」コーナー。

◎丸出だめ夫の歌/『丸出だめ夫』イメージソング(?)
 (作詞:森田拳次/作曲:山下毅雄/歌:曽我町子)
 1966年の実写ドラマ版『丸出だめ夫』のソノシートに収録された歌で、テレビ版主題歌「丸出だめ夫」とは歌詞・メロディが異なる。しかし、作曲は同じ山下毅雄。この歌が改訂されてテレビ版主題歌になった(つまりこっちがNG主題歌)ようですが、真相は?

: 朝日ソノラマ主題歌コレクション 2朝日ソノラマ主題歌コレクション 2

◎くさい臭いは元からたたなきゃダメ/ジョンソン・消臭剤シャットCMソング
 (作詞:岸井  保、亀井協一/作曲:越部信義/歌:曽我町子)
 いやー、これ曽我さんだったんですねー。印象に残ってるCMです。作曲はなんと越部さん(「マッハGoGoGo」や「おもちゃのチャチャチャ」などを作曲した人)。シャットという製品今でも売ってます。

 コマソン〈黄金時代〉~懐しのTV-CM大全集(1962~1973)

◎謎の女B/『華やかな女豹』挿入歌
 (作詞:平岡精二/作曲:平岡精二/歌:曽我町子)
 1969年の日活映画『華やかな女豹』の挿入歌です。監督は『夜霧よ今夜も有難う』などプログラムピクチャーを数多く撮った江崎実生。主演は浅丘ルリ子、本編音楽は坂田晃一。未見です。不思議な歌だなぁ。ぼーっと聴いてたら曽我さんとは気づかないクールな歌唱。かっこいいです。

: エロチカ狂想曲エロチカ狂想曲

***

ほかにも『バッテンロボ丸』挿入歌にも曽我さんの歌があるんですが、残念ながらCD化されてないようです。宇野誠一郎の曲もあるのになぁ。
ぜひ「曽我町子アンソロジー」を…。

2006年5月 9日 (火)

【告知】特撮ナイト 第一夜

友人の西川GoWestさん主催のイベントにゲストで参加します。
要は特撮音楽をかけまくるイベントです。

以下コピペですが詳細です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
特撮ナイト 第一夜「あなたにお茶と音楽と特撮を」
60年代~現代までの特撮ソング、劇伴音楽を華麗に
お届けします。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

日時:2006年5月13日(土)17:00~22:00
場所:DJBAR Chrome(三軒茶屋)http://chrome.shine.jp/
闘うDJ達:追川譲二、市川、不破了三、港区、腹巻猫、西川GoWest幸宏 and more
CHARGE:\2000(2ドリンク付)

■タイムテーブル■
17:00開始       Opening by 西川GoWest

<1巡目>
17:05~17:25    追川
17:25~17:45    港区
17:45~18:05    不破了三
18:05~18:20    西川GoWest
18:20~18:40    市川
18:40~19:00    腹巻猫

<2巡目>
19:00~19:30    不破了三
19:30~20:00    市川
20:00~20:30    腹巻猫
20:30~21:00    港区
21:00~21:30    西川GoWest
21:30~22:00    追川

劇伴倶楽部ブログ始動!?

劇伴倶楽部でずっと掲示板を運用してきたわけですが、あまりにSPAM投稿が多く、管理しきれなくなってきたわけです。
世の中の動向も考えて、ブログ化を試してみることにしました。
コンテンツ全部を移行する予定はまだありません。
とりあえず、お知らせやレビューを載せていこうと思います。

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