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2007年3月19日 (月)

3月16日 やの雪「テルミンの世界」 in 東京文化会館

 3月16日。やの雪さんのテルミン・コンサートが、上野の東京文化会館小ホールで開催されました。

 やの雪さんは、私のテルミンの師匠。私はお手伝いで、舞台裏から聴いていましたが、一瞬だけ、黒子として舞台にも登りました。
 この日の目玉は、真空管を使ったRCAテルミンの演奏。電子回路以前の手作りの音です。ラフマニノフの「ヴォーカリーズ」が演奏されました。温かみがある音色は、どこか郷愁を誘います。
 そして、もう一つの目玉が、やの雪門下生による「テルミン六重奏」。「グリーンスリーブス」が演奏されました。ちょっと緊張していたようですが、上出来です。それから、やの雪指揮による、「ドローイング・ミュージック」。音符ではなく、波線や折れ線で描かれたスコアを演奏する、テルミンならではの曲です。

 客席は満席。手塚真さん、岡野玲子さんの姿もありました。

 しかし。
 実はこの日、大変なアクシデントがあったのです。

 六重奏で第1部が終わり、休憩のあとの第2部。やの雪さんが演奏中に気を失って倒れてしまったのです。
 私は楽屋のモニタで見てました。
 倒れるやのさん。舞台から転げ落ちるテルミン。
 大急ぎで舞台裏に駆けつけました。

 やのさんの状態は深刻ではなく、15分ほどで復活。その間、司会のサエキけんぞうさんの機転の利いたフォローに救われました。
 テルミンの演奏に集中して、貧血のような状態になってしまったのですね。

 テルミンって、鍵盤も弦もなく、手を2本のアンテナに近づけて、触れずに演奏するのです。ピッチ(音程)もボリュームも、手の微妙な動きで調節します。私なんかが鳴らしても「ぶよよよよ~」としか言いませんが、達人はヴァイオリンのような艶のある音を出すことができる。でも、非常に集中力を要する楽器で、しかも、立ったまま演奏する。その上、この日は午後から通しリハをして、そのまま本番だったのです。テルミニストには厳しいコンディションであったと思います……。

 舞台から落ちたテルミンは、奇跡的に壊れておらず、音が出ました。
 やの雪さんは、復活後、4曲を弾いて終演。
 この不屈の精神には驚嘆、感動しました。
 客席も舞台裏も、拍手拍手でした。

 終演後は笑顔も出ましたので、やの雪さんは大丈夫でしたよ。

サエキけんぞうさんのブログ
手塚真さんのブログ

アイムーン(やの雪)
 「テルミンは色物」的印象を打ち砕く、やの雪ソロアルバム。豊かな音色、多彩な表現を堪能できる。

 : アイムーン)

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