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2007年10月

2007年10月29日 (月)

復刻!「紅い眼鏡」「ケルベロス」

 川井憲次コンサートを前に、川井さんの初期映画音楽作品『紅い眼鏡』『ケルベロス ―地獄の番犬―』の2作のサントラがキングレコードから復刻発売されました。
 「紅い眼鏡」はCD初収録を含むボーナストラックに加え、メインテーマの新録音ヴァージョンを収録した<完全盤>。
 「ケルベロス」もボーナストラックが追加されています。

 内容的には、2003年に発売されたCD-BOX「Kenji kawai Cinema Anthology ~押井守実写作品集~」とほぼダブります。でも、カラーブックレットが復刻されていますので、単独盤を持ってなかった人にはうれしい再発ですし、「紅い眼鏡」のほうは、BOXに未収録の曲も収録。これは買うしかないなぁ。

オリジナル・サウンドトラック 紅い眼鏡 <完全盤>

 : 紅い眼鏡 <完全盤>

オリジナル・サウンドトラック ケルベロス ―地獄の番犬―

 : ケルベロス ―地獄の番犬―

 最新情報としては、12月19日に、劇場作品を集めたBEST盤の発売が予定されているそうです!

K-PLEASURE ~Kawai Kenji BEST OF MOVIES~ CD-BOX  (3枚組)

2007年10月28日 (日)

川井憲次コンサートまで、あと1週間!

 11月日に開催される川井憲次コンサート2007 シネマシンフォニーまで、あと1週間と迫りました。

 直前にはミシェル・ルグランの来日コンサートもあり、映画音楽ファンにはたまらない1週間になりそうです。

 過去に「パトレイバー・コンサート・ツアー」というプロジェクトもありましたが、今回のコンサートはフルオーケストラ。総勢112名にも及ぶオーケストラ+コーラスによる演奏です! オリジナルの編成に近づけていたら、こんな人数になってしまったのだとか。
 映画音楽って、作品ごとに要求されるサウンドが異なるので、オケの編成も違うのです。それをぜんぶまかなおうとしたら、どんな大変なことになるか…。だから、いままでこうした本格的なコンサートはやりたくてもできなかったのですね。

 それをあえてやろうという、今回の暴挙!いや快挙!

 開催に先駆けて、10月26日、都内で川井憲次さんのトークイベントがあったので、潜入取材してきました。

 コンサートでは映画作品を中心に20数曲を演奏。曲目は明らかにされませんでしたが、『攻殻機動隊』や『アヴァロン』『御先祖様万々歳!』などから曲が選ばれているもよう。100人以上のオケが一度にステージに上がるそうです。
 イベントでも言われてましたがスケールと手間を考えると、こんなコンサートは「最初で最後」かも。チケットはまだ販売中! 川井憲次ファン、サントラファンは、この機会を逃さないようにしましょうね!

川井憲次コンサート2007 Cinema Symphony

 2007年11月4日(日)

 パシフィコ横浜 国立大ホール
 開場 16:00 / 開演 17:00
 全席指定 9,450円(税込)

 チケットは、チケットぴあ(Pコード:267-034)、e+などで。

 問い合わせは、オデッセー(03-3560-3930)まで。

時代劇アニメ「ストレンヂア」見参!

 以前、NHK木曜時代劇『陽炎の辻』を「佐藤さん初の時代劇」と紹介してしまいましたが、ごめんなさい! 作曲はこちらのほうが先なんだそうです。佐藤直紀さん初の時代劇作品は、時代劇アニメ『ストレンヂア 無皇刃譚』でした。

 しかし、アニメとあなどることなかれ。劇場の大画面で鑑賞してもらいたい作品です。それだけの迫力、そして心意気がある。画面構成、アクション、サウンド、どれも「映画」と呼ぶにふさわしいクオリティに仕上がっていて、圧倒されます。

 サントラは劇中使用曲をほぼ網羅。本編使用順に沿った構成で映画の興奮がよみがえります。クレジットにはありませんが、選曲・構成は作曲の佐藤さん自身。曲タイトルは安藤真裕監督によるものです。
 聴きどころは、パーカッションを主体にした高揚感たっぷりのアクションテーマ「羅刹の宴」「双黒の鬼」「疾風戦野」、いかにも佐藤さんらしい、主人公「名無し」のテーマ「出会い…」「空の涯てまで」、モロッコの楽器を使ったという「穢れなき悪戯」など。和風のように聞こえるけれど、邦楽器ではなく、あえて海外の民族楽器などを使ったというサウンドがユニークです。映画ゆえ、同じモチーフを使った変奏が多く作られていますが、その繰り返しも映画的感動を呼ぶのですね。

 ブックレットには、安藤監督、若林和弘音響監督、佐藤さん3人の鼎談を掲載(取材・構成は氷川隆介氏)。音楽メニューとともに1曲ずつ、「この場面にどうしてこの音楽なのか」、三者それぞれの立場からのコメントが語られています。銀色のインクがちょっと読みにくいのが残念ですが、サントラファン、佐藤直紀ファン必読の興味深いテキストになっています。

 都内ではあと1週間ほどで主要館の劇場公開は終了。未見の方は、いまのうちにどうぞ。

ストレンヂア 無皇刃譚 オリジナル・サウンドトラック

 : ストレンヂア-無皇刃譚- オリジナル・サウンドトラック

「灰羽連盟」幻の挿入歌

 10月25日、南青山MANDALAで「枕草子」のライブを聴きました。

 枕草子は、作曲家・ピアニストの大谷幸とヴォーカル愛華の2人ユニット。
 前回はアニメ『黄金のガッシュベル』からBGMの演奏というサプライズがありましたが、今回はなんと、アニメ『灰羽連盟』の幻の挿入歌を聴くことができました。
 『灰羽連盟』は、背中に羽を持つ少女たちの、メルヘンともファンタジーともつかぬ、不思議な物語。派手さはありませんが、一部でカルト的な人気を持つ作品です。大谷幸さんの音楽は、ピアノの響きを生かしたしっとりした作りで、軽さに流れず、心の奥深くにしみる味わいがありました。

 今回演奏されたのは、番組で使うために作曲されながら、実際は使われなかった幻の挿入歌「満点な星」。歌詞からして、終盤の祭りのシーンで流れる予定だったのでしょうか。愛華のヴォーカルで初披露されました。
 こういうサプライズがあるから、ライブはあなどれません。

<set list>
1st set

  1. ピアノ・ソロ
  2. ジェリービーンズの森
  3. AKatombo
  4. 満点な星
  5. 柘榴
  6. 地球兄弟
  7. 美しい日々
  8. 秋色の少年

2nd set

  1. いちご畑
  2. 黒いウサギ
  3. ボクの地図
  4. little hands
  5. Un do
  6. Live Air 秋の森
  7. 神の島
  8. 23区
  9. 人魚のウロコ

アンコール
 ・百の手紙

 大谷さんの繊細かつ力強いピアノもすばらしいですが、愛華のヴォーカルが実にいい。小柄な身体のどこから、あんな芯の太い声が出てくるのかなぁ。存在感のある魅力的なヴォーカリストです。
 会場全体が不思議空間に包まれるような、すてきなライブでした。

灰羽連盟 サウンドトラック ハネノネ
 作曲した大谷さん自身もお気に入りというサントラ盤。名作です。

 : 灰羽連盟 サウンドトラック ハネノネ

2007年10月16日 (火)

10月14日 五條真由美ライブ BAJ3

 10月14日。
 目黒<Blues Alley Japan>(BAJ)で五條真由美さんのライブを聴きました。
 五條さんのBAJライブは昨年6月以来。3回目。

 いやあ、すごくよかった。昨年よりもぐっと落ち着いて、大人の雰囲気のステージ。
 アニメソングは『ふたりはプリキュア』と『おジャ魔女どれみ』から各1曲、2曲のみ。あとは、オリジナル曲と洋楽カヴァーという構成です。

 五條さん、今回は思いきったなぁと思いましたね。いつもは、4~5曲、『プリキュア』をはじめアニメソングから選曲するんですが、そこを封印。自身のヴォーカルで勝負!という気合が感じられたステージでした。ファンが盛り上がる『ガンバランス de Dance』もなし。

 声の伸びがいい。特に、ジャズのスタンダード「You'd be so nice to come home to」が絶品で、あらためてヴォーカリストとしての技量の高さと表現力に感動しました。ジャズやポップスOnlyのライブも十分行けますよ。


<set list>
1st set

  1. In My Way
  2. Private Smile
  3. 願い月
  4. 青が目に沁みる
  5. セピアブルー
  6. DIAMONDS
  7. 35°C

2nd set

  1. Hey (?ちょっとウロ覚え) (カヴァー)
  2. You'd be so nice to come home to (カヴァー)
  3. ジョアン
  4. 10秒数えて (『おジャ魔女どれみ』挿入歌)
  5. DANZEN!! ふたりはプリキュア ver.MaxHeart (『ふたりはプリキュアMaxHeart』主題歌)
  6. 紅い花
  7. Birth

アンコール

  1. スローブルー (Private Mini Album「Maik 01」から)
  2. ワケあり

 今回は、ソロアルバム『Iridescent+(plus)』のリリース記念ライブの意味もあり、大半がアルバムからの選曲となりました(set listに注記のないものはアルバムの曲)。バンドメンバーもレコーディングメンバー中心、五條さんの衣装もジャケット写真に合わせたもの。プリキュアファンには物足りなかったかもしれませんが、五條さんのファンには、満足度120%の夜だったでしょう。

 洋楽カヴァーたっぷりのライブも実現してほしいなあ。

Iridescent+(plus) (五條真由美)
 2005年にインディーズでリリースされたアルバムに新曲3曲をプラス。また、旧盤に収録されていた「紅い花」はpiano versionで収録。

 : Iridescent+

五條真由美 ボーカルベスト from ふたりはプリキュアシリーズ!!
 こちらは、五條さんが歌ったプリキュアソングのベスト。新録で「まかせて★スプラッシュ☆スター★」のカヴァーも収録。

 : 五條真由美 VOCAL BEST

五條真由美Official Site

Offical Blog「五條真由美のおそねおそおき」

2007年10月13日 (土)

大橋恵の新作「BLUE DRAGON」

 『機動戦士ガンダム MS IGLOO』『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』『ザ・サード~蒼い瞳の少女~』と、ダイナミックで胸をゆさぶる音楽を提供し続けている才媛・大橋恵。新作はゲーム原作のファンタジー『BLUE DRAGON - ブルードラゴン -』です。

 音楽クレジットはゲーム版の音楽・植松伸夫さんと連名。ゲームと同じ音楽をTVアニメでも使うのは『FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~』でも採用された趣向です。

 サントラ盤は大橋さんの作品を中心に収録。全21曲中、植松氏の作品が2曲(「Main Theme」「地鮫が来る!」)、主題歌アレンジが2曲、残る17曲が大橋さんの作編曲によるものです。

 聴きどころは、雄大な「プロローグ」、女戦士ゾラのテーマ「孤独の女戦士」、ギターがうなるアクション曲「Power Rush」など。あいかわらずサントラファンのツボをついたアレンジが泣かせます。また、大橋さん自身「キャラクターの心情的な部分にも焦点をあてた」と語っているだけあって、「襲い来る悲しみ」「破壊の街」「戦火の中で」などの弦がたっぷり歌う情感曲もいいです。

 本格的なオケでアクションも情感も書ける貴重な才能だけに、作品数が少ないのがもったいない。もっともっと活躍してほしい人ですよ。

BLUE DRAGON オリジナル・サウンドトラック
 白地に青いドラゴンのジャケットデザインが秀逸。

 : BLUE DRAGON オリジナル・サウンドトラック

2007年10月10日 (水)

本日はここまで…「受験の神様」

 これまた9月で終了したドラマですが、ようやくサントラ聴けたので紹介します。
 『受験の神様』は中学受験をめざす子どもたちと家族の物語。というと、過去にも同じような設定の作品があった気がしますが、本作のミソは、家庭教師として登場する中学三年生の天才少女=「受験の神様」。演じる成海璃子が実にいいんです。彼女を配したことが、最大の成功でした。

 音楽は「土曜夜9時の男」池頼広。今回もいい仕事してます。中学受験がテーマのドラマとは思えないような、ゴージャスな音楽です。
 いかにも池さんらしいおおらかなメインテーマ「受験の神様」、ヘンリー・マンシーニ風味の「僕は受験生」、出ました!池さんお得意のコーラス曲「神様は中学生」など、地味な題材なのに聴きどころはたっぷり。私のお気に入りは、コーラス、トランペット、弦のアンサンブルが感動的なテーマを歌いあげる「旅人算(いつか追いつく)」。ちょっとダニー・エルフマン風です。

 作品の性質上、日常曲が大半ですが、シンプルなだけに、メロディのよさとアレンジのセンスが光ります。つねづねヘンリー・マンシーニへの敬愛を語っている池さんの好みがよく出たサントラになりました。

 アルバムは紙ジャケ仕様。ジャケットを開くと内側見開きが合格祈願のお守りになっているという、気の利いたデザインです。

受験の神様 オリジナル・サウンドトラック

 : 受験の神様 オリジナル・サウンドトラック

 主題歌は中島みゆき作詞・作曲、TOKIOが歌う「本日、未熟者」。これも作品の雰囲気によくあった名曲でした。
 TOKIO+中島みゆきのコラボは『マイボス マイヒーロー』主題歌「宙船(そらふね)」に続くもの。長年のみゆきファンとしても聞きのがせません。

本日、未熟者/OVER DRIVE (TOKIO)

 : 本日、未熟者

2007年10月 4日 (木)

現代版少年探偵団「探偵学園Q」

 これも9月に終了したドラマ。
 『探偵学園Q』は、探偵学校に集った少年探偵たちがなぞの事件を解決するという、現代版少年探偵団のお話です。昨年放映されたドラマスペシャルのシリーズ化で、キャストもほぼ引き継がれてます。

 少年探偵ものというと、昔少年向けに放映されていた『少年探偵団(BD7)』とか、『おもいっきり探偵団覇悪怒組』なんかを思い出してしまうんですが、こちらは夜10時枠だけに、主役に神木隆太郎と志田未来という人気No1の若手を持ってきたところが豪華。見どころは、志田未来のコスプレ(^^;;;……もよかったけど、なぞめいた美女・奥貫薫さんが素敵でした。
 先生の名探偵役が陣内孝則。彼は、明智小五郎を演じたこともあるので、なかなかしゃれた配役です。刑事役が斉木しげるというのも、不思議コメディシリーズを思い出してニヤリとしちゃいますね。

 音楽は吉川慶さん。本編観ているうちはテーマ曲ぐらいしか印象に残らなかったんですが、サントラを改めて聴くと、なかなかいいんですよ。テーマ曲はカッコいいし、定番のサスペンス曲、スリラー曲、アクション曲など、しっかり作り込んだ音で聴かせます。全体にレベルが高い。

 吉川慶さんというと、これまで『プロポーズ大作戦』『エラいところに嫁いでしまった』『神はサイコロを振らない』などのドラマ音楽を担当されていて、こういうジャンルドラマみたいな作品はあまりなかったんですね。アニメではOVA『最終兵器彼女』の音楽、ほかには『マジレンジャー』や『セーラームーン(実写版)』のキャラクターソングの作曲・編曲作品があるくらい。

 だから、この『探偵学園Q』は新鮮でした。ちょっと、『ケイゾク』『金田一少年の事件簿』などの作品がある見岳章さんを思わせる感じ。この路線で、犯罪ものとか、アクションアニメとか、やってほしいです。

探偵学園Q オリジナル・サウンドトラック

 : 探偵学園Q オリジナル・サウンドトラック

2007年10月 1日 (月)

菅野祐悟の才能が光る「ホタルノヒカリ」

 9月で終了したドラマ『ホタルノヒカリ』。外ではパリッとしてるのに、自宅ではジャージ姿で寝っ転がっている「干物女」=雨宮蛍の恋を描いた、ユーモラスな恋愛ドラマでした。とにかく、蛍役の綾瀬はるかが最高。ジャージ姿でごろごろしてビールを飲んでるオフの姿が実にチャーミングでした。

 この作品の音楽を担当したのが、菅野祐悟さん。私が今、若手ナンバーワンの注目株と思ってる人です。
 1977年生まれの30歳。すでに、『ハケンの品格』『アテンションプリーズ』『サプリ』『エンジン』などの注目ドラマを多数担当。アニメはまだ数は少ないですが、『働きマン』などを手がけてます。

 とにかく、生きのいい曲を書く。魅力的なメロディ、しゃれたアレンジ。学生時代フランス印象派音楽に傾倒したというだけあって、アレンジが実に色彩感豊かで華やかです。

 この『ホタルノヒカリ』を聴いても、そのきらめく才能は十分聴き取れる。

 ちょっとジャック・タチ映画風の「干物女」のテーマ、フレンチジャズっぽい小粋なサウンドの「缶ビールとアタリメ」、さわやかな情感が心地よい「大切なひと」など。フランス風エスプリを感じさせる曲や、しみじみ「いいなぁ」と思わせる曲が並んでます。

 もっとアニメも書いてほしいなぁ。そしたら取材に行くのに。これからの活躍が楽しみです。

ホタルノヒカリ オリジナル・サウンドトラック

 : アルバム・ジャケット

グレンラガンの音楽の全てがここに!

 10月3日発売、『天元突破グレンラガン BEST SOUND』の仕事をさせていただきました。

 番組は9月一杯で熱狂のうちに終了。サウンドトラックは通常、放映中にリリースされるものですが、今回は終了間もないタイミングでのリリース。シリーズを見通した余韻にひたって、もう1度頭から見直したい! という気持ちになるアルバムに仕上がりました。

 アルバムは3枚組。1枚目は、OP,ED全種類とキャラクターソングをフルヴァージョンで収録したソング集CD。2枚目が岩崎琢によるBGMを収録したサウンドトラックCD。3枚目はノンクレジットOP,EDを収録したDVDという構成です。

 今回、岩崎琢さんのご指名を受けて、ブックレットのインタビューページの取材・構成を担当させていただきました。作曲家から直々のご指名というのはめったになく、光栄です。
 インタビューでは、作曲メニューや苦心談といった通り一遍のバックグラウンドではなく、岩崎さんが『グレンラガン』の音楽にどう立ち向かって行ったか、創作の動機を掘り下げています。
 岩崎さんが目指したのは、ひとことで言うと「ロボットアニメらしくない音楽」。キーワードは「ラップ」。「これを読まずして『グレンラガン』の音楽は語れない」、という内容になったと思います。

 サウンドトラックの選曲と構成、曲タイトルは岩崎琢さん自身によるもの。本編の流れに沿いつつも、作曲家・岩崎琢の作品としても楽しめる絶妙の構成になっています。3枚組ということでやや高額ですが、内容から考えるとお買い得ですよ。ぜひ聴いてみてください。


<サウンドトラック収録曲>

  1. ラップは漢の魂だ!無理を通して道理を蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!
  2. モグラはモグラのままなのか?
  3. ボインVSボイン
  4. 骸骨になっちまったカミナの親父に寄せる哀歌
  5. 狼が来た!!
  6. BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?
  7. Nikopol
  8. 月と星とア・タ・シ
  9. 熱砂の荒野を抜けて大グレン団が行くのだ
  10. ラップは漢の魂だ!己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!
  11. 「萌え」っていったい何ですか?
  12. お前ら全員燃えてしまえっ!!!
  13. 合体なんてクソくらえ
  14. 回って回って回って回ってててて…
  15. Love Conservative
  16. ラップは漢の魂……だった…よな…
  17. The Blue monday e”r”ectrical parade
  18. どうだ!俺のトランペットは凄いだろう!!
  19. "Libera me" from hell
  20. お前のXXXで…
  21. お前のXXXで天を衝け!

 聴きどころは、大グレン団のテーマとして書かれたラップ曲Track1.「ラップは漢の魂だ!…」、劇中頻繁に使われたバトル曲Track6.「BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?」、グレンラガン合体シーンに使われたTrack13.「合体なんてクソくらえ」、後期の無器質なイメージのバトル曲Track.18「どうだ!俺のトランペットは凄いだろう!!」、最終決戦用に録音されたTrack19.「"Libera me" from hell」、そして、ラストを飾る「お前のXXXで天を衝け!」などなど。はっきり言って全編聴きどころばかりという濃い盤になっています。
 TVでは全長版が流れることは少ないので、「こんな曲だったのか!」という新鮮な驚きもあるでしょう。特に「"Libera me" from hell」は5分近くに及ぶ聴きごたえ満点の1曲。アルバムを通してのクライマックスとなっています。この曲の構成の意図するところは、ぜひ岩崎さんのインタビューを読んで確認してもらえたら、と思います。

天元突破グレンラガン BEST SOUND
 BOXを裏返すと成長したシモンが現れるダブルジャケット仕様。2007年12月27日までの期間限定生産です。

 グレンラガンBest Sound 表  グレンラガンBest Sound 裏

9月28日 鮎川麻弥 MANDALAライブ

 9月28日、南青山MANDALAで開催された鮎川麻弥さんのライブに足を運びました。

 昨年6月以来、1年ぶりのMANDALAライブ。その間、おなじみになったスパロボライブのほか、NHKのアニメ主題歌大全集に出演したり、CDをリリースしたりと、鮎川さんの活躍ぶりは目を見張るばかり。
 特に、今年5月にリリースされたアルバム『ガンダム! ヒストリー・ヒット・ソング』は、ガンダムの歌ばかりを新録した意欲作でした。『Zガンダム』はもとより、『ガンダム SEED』や『SDガンダムフォース』からのカヴァーがすばらしかった。
 そして、9月12日には、オリジナル曲のニューマキシシングル「愛しいあなたはここにいる」をリリース。今回のライブは、その発売記念も兼ねたライブでありました。
 ニューシングルから鮎川さん作詞・作曲の3曲、『ガンダム! ヒストリー・ヒット・ソング』からは、『Zガンダム』エンディング「星空のBelieve」、『ガンダム   SEED DESTINY」の主題歌「僕たちの行方」、『SDガンダムフォース』主題歌「LOVE & PEACE」、それにオリジナル曲やカヴァーをまじえた構成。じっくり聴かせるバラードから激しいロックまで歌いこなす歌唱力はさすがです。それに、鮎川さんて、写真や歌の印象よりもずっと気さくで明るい人柄なんですね。すっかり引き込まれました。
 ご本人も客席も、昨年よりもリラックスした雰囲気。客席の年齢層は高いですが(笑)、応援する気持ちが伝わってきました。たっぷり楽めた2時間半でした。

ガンダム! ヒストリー・ヒット・ソング
 『Zガンダム』からのセルフカヴァー2曲に加え、5曲のカヴァーを収録。ライブで歌われた「僕たちの行方」「LOVE & PEACE」のほか、『ターンAガンダム』のエンディング「月の繭」も聴きものです。セルフライナーノートが鮎川さんのBLOGに。

 : ガンダム! ヒストリー・ヒット・ソング

愛しいあなたはここにいる (鮎川麻弥)
 全曲鮎川麻弥作詞作曲による、3曲入りマキシ・シングル。商品には写真のサインは入っていません(笑)。

 : 愛しいあなたはここにいる

超絶合体SRD テーマ集
 パチンコ用オリジナル・ロボットアニメ『超絶合体SRD』のソング集。影山ヒロノブ、宮内タカユキ、松本梨香らにまじって鮎川麻弥が参加。鮎川さん歌う「BON VOYAGE」は今回のライブでも披露されました。

 : 超絶合体SRD テーマ集

鮎川麻弥オフィシャル・サイト

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