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2007年11月 4日 (日)

至福のミシェル・ルグラン・コンサート

 10月31日と11月2日の両日、ミシェル・ルグラン&グランド・オーケストラのコンサートに足を運びました。

 ふんぱつして2日行ったわけですが、行ってよかった。それぞれゲストと曲目が異なります。会場も、31日はオーチャード・ホール、2日は東京国際フォーラム。ルグランのピアノと指揮で名曲の数々を聴くのは、まさに至福の時間でした。

 「ミシェル・ルグラン&グランド・オーケストラ」の名の通り、オケもフランスから来日。編成は、弦が1stヴァイオリン×6、2ndヴァイオリン×5、ヴィオラ×4、チェロ×3、コントラバス×2、金管がトランペット×4、トロンボーン×4、ホルン×4、チューバ×1、木管がクラリネット×2、オーボエ×2、フルート×2、ファゴット×2、ハープ×1、クラシックパーカッション×3、ピアノ(ルグラン)×1の46人。これに、曲によって、ソロハープのカトリーヌ・ミシェルと、日本公演のゲストプレイヤーであるドラムスの村上“ポンタ”秀一とウッドベースの坂井紅介が加わる。弦に比して金管が多いのが特徴で、華麗なルグラン・サウンドがここから生まれるのですね。

 ゲストとして、31日にはシャンソン歌手のクミコ、そして、サプライズゲストに森山良子(事前に告知なし!)が登場。2日は歌手のゲストはない代わりに、バンドネオン奏者の小松亮太が2曲を演奏しました。31日には割愛されていた「ロシュフォール・メドレー」も2日に聴けて、両日行ってよかったなぁと思ったことですよ。

 メインヴォーカルはルグランのお姉さんであるクリスチャン・ルグラン。数々のサントラで歌声を吹き込んでいる、いわば「ルグランサウンドの歌姫」です。ルグランより年上のはずなのに、衰えない歌声とチャーミングさは、「なんでこんなに若いの!?」と驚くばかり。ルグラン自身も、ピアノを弾き、指揮をしながら、自らも歌声を披露。75歳にしてこの元気さはすごい。

 曲目は60年代、70年代の名曲が中心。開巻の「三銃士」のきらびやかな響き、ルグランと姉カトリーヌのデュエットで名場面が再現される「シェルブールの雨傘」、ルグラン自身が弾き、歌う「風のささやき」、音楽の楽しさと高揚感に満ちた「ロシュフォール・メドレー」。もう涙ものです。ときにはシンフォニックに、ときにはジャジーに、変幻自在に音楽を操るルグランに魔力に魅せられ、「終わるのが惜しい」と思うひとときでした。


<10.31 set list>
1st set

  1. 三銃士 (『三銃士』'73)
  2. サマ・ミー、ウインター・ミー (『Picaso Summer』'72)
  3. オーディナリーマン (舞台『壁抜け男』'88) (vo: クミコ)
  4. リラのワルツ ('54) (vo: クミコ)
  5. マイ・ラスト・コンサート ('00)
  6. おもいでの夏 (『おもいでの夏』'70)
  7. 愛のイエントル (『愛のイエントル』'83)

2nd set

  1. これからの人生 (『ハッピーエンド』'69) (vo:森山良子)
  2. 美しき愛のかけら (『美しき愛のかけら』'69) (vo:森山良子)
  3. ジャン=ポール・ラブノー組曲
     『城の生活』('65)
     『コニャックの男』('70)
     『うず潮』('75)
  4. 世紀末の香り (『愛と哀しみのボレロ』'81)
  5. 君に捧げるメロディー (『結婚しない族』'82)
  6. シェルブールの雨傘 (『シェルブールの雨傘』'63)
  7. 風のささやき (『華麗なる賭け』'68)

アンコール
 ・愛のささやき (『水の中の小さな太陽』'71)


<11.02 set list>
1st set

  1. 三銃士 (『三銃士』'73)
  2. ブライアンズ・ソング (TV『ブライアンズ・ソング』'71)
  3. サマ・ミー、ウインター・ミー (『Picaso Summer』'72)
  4. マルティーナ ('65) (with 小松亮太)
  5. ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング (『ロシュフォールの恋人たち』'67)(with 小松亮太)
  6. マイ・ラスト・コンサート ('00)
  7. これからの人生 (『ハッピーエンド』'69)
  8. おもいでの夏 (『おもいでの夏』'70)
  9. 愛のイエントル (『愛のイエントル』'83)

2nd set

  1. ジャン=ポール・ラブノー組曲
     『城の生活』('65)
     『コニャックの男』('70)
     『うず潮』('75)
  2. 美しき愛のかけら (『美しき愛のかけら』'69)
  3. 世紀末の香り (『愛と哀しみのボレロ』'81)
  4. 君に捧げるメロディー (『結婚しない族』'82)
  5. ロシュフォール・メドレー (『ロシュフォールの恋人たち』'67)
  6. シェルブールの雨傘 (『シェルブールの雨傘』'63)
  7. 風のささやき (『華麗なる賭け』'68)

アンコール
 ・愛のささやき (『水の中の小さな太陽』'71)


シネマ・ルグラン~ミシェル・ルグラン 映画音楽集成
 ルグランの映画音楽をオリジナル音源で収録した2005年発売の4枚組CD-BOX。今回の公演に合わせ、解説の邦訳を付した限定版が国内発売された。公演の曲目のうち、映画音楽作品はほぼ網羅している。

  : The Essential Michel Legrand

The Essential Michel Legrand Film Music Collection
 輸入盤だが、ルグランの名曲を手軽にそろえるにはお勧めの1枚。

 : The Essential Michel Legrand

ロシュフォールの恋人たち リマスター完全版
 「シェルブールの雨傘」も「おもいでの夏」も、もちろん「風のささやき」もよいが、ルグランといえば「ロシュフォール」が一番!、というファンも多い名作。

 : ロシュフォールの恋人たち

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