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2008年3月 3日 (月)

谷山浩子 創業35周年記念コンサート

 3月2日。東京国際フォーラム ホールCで開催された「HIROKO TANIYAMA 35th Anniversary Concert ~創業35周年~」に行ってきました。

 いや~、35周年ですよ! デビューが15歳だから、あわわ…、ということで、自分も年とるはずだーっ。

 私が谷山浩子を熱心に聞いていたのは、1980~86年頃。たしかはじめて聴いたアルバムが『時の少女』でした。けっこうな衝撃でした。かの「てんぷら☆さんらいず」なども収録された名盤ですが、私は特に表題曲がお気に入りでした。それから古いアルバムを探し、新譜を買い、『空飛ぶ日曜日』あたりまではリアルタイムに追いかけてました。

 その後、「新譜が出るたびに聴く」という感じではなくなったのですが、たまに聴こえてくる歌声は、気にかけてチェックしていました。
 だから、彼女が精力的にコンサート活動をしていた90年代は、ほとんど知らないんですよ。
 最近評判になった『ゲド戦記』の主題歌「テルーの歌」。この作曲者が谷山浩子なんだ!?と驚いて、最近また聴きなおしたり、新しいアルバムをチェックしたりしていたのです。

 そんなときにタイムリーなコンサート。古いファンの一人として行ってきました。

 1500人入るホールCがほぼ満席。3階までぎっしり客が詰まってます。若い人から中高年層まで、年齢層が幅広い。

 1曲目は「お早うございますの帽子屋さん」。もう、ヒロコワールドに一気に引き込まれました。自分でも感動したのは、20数年前に聴いてた曲を、ほとんど覚えてて、歌えるってこと。「河のほとりに」「窓」「すずかけ通り三丁目」「恋するニワトリ」「まっくら森の歌」「猫の森には帰れない」「カントリーガール」「てんぷら☆さんらいず」「風になれ」「MAY」「銀河通信」…。わーん、懐かしいよー。

 本人もおっしゃってましたが、歌い方とかスタイルとか、20数年前とまったく変わらない。その歌の世界も。

 正直、20数年前聴いてたときには、谷山浩子さんはメジャーにはならないと思ってました。たぶん、今もメジャーになったのではなく、独自の世界を35年間歌い続けることで、新しいファンを獲得し続けて、こんな幅広い層から支持されるようになったのだと思うのですよ。不思議少女がそのまま大人になったように、ずっと同じ世界を追求している。

 あらためて思ったのは、彼女はキャラクターの人ではないんですね。ソングライターとしてすばらしい才能がある。覚えやすく魅力的なメロディ。ときにメルヘンチックでときにダークな独特の詩の世界。その才能が35年間枯れなかったということが、いちばんすごいと思う。

 編成は、谷山浩子自身の生ピアノと、ドラムス、ギター、ベース、キーボードというシンプルなバンド編成。コーラスに岩男潤子、相曽晴日の2人。アンコールでは、仕事が終わってかけつけた斉藤ネコさんが加わるサプライズもありました。

 第1部は初期の歌3曲のあと、「物語ソング」特集。物語を背景にした歌をたっぷりと2つのメドレーで聴かせます。本人も「大好きなんです」と語っていたように、まさにこれが谷山浩子の世界。私も、この物語性に惹かれていたんです。

 第2部は、「みんなのうた」に提供した2曲のあと、最新アルバムから「まもるくん」をコーラスの2人と一緒に披露。3人がそれぞれソロを取るコンサートならではのヴァージョンです。そして、「代表曲メドレー」として「猫の森には帰れない」から8曲を一気にメドレーで。限られた時間ゆえ、各曲をじっくり聴けないのが惜しい。「カントリーガール」なんて1番と3番だけで、女の子が泣いたまま終わっちゃって、ちょっと可哀そう。でも、これだけ歌っても、ほんとに代表曲の一部なんですよ。「MAY」は斉藤由貴の歌で覚えてた(谷山浩子は作詞のみ)。斉藤由貴の話はまた1週間後に(^-^;

 休憩をはさんで2時間のコンサートが、あっという間でした。ほんとに、「もう終わり!?」という感じ。自分が聴いてなかった90年代の曲にもいい曲がたくさんあって、「これから聴かなきゃ!」と思いつつ席を立ったのでした。

 もしももしも、「テルーの歌」で谷山浩子さんを知った、または、はじめて意識した、という人がいたら、ぜひぜひ、ほかの曲も聴いてみてください。一緒に、ヒロコワールドに迷い込みましょう。

 せんべい

 記念に買いました。せんべい。


<set list>

  1. お早うございますの帽子屋さん
  2. 河のほとりに

  3. <物語SONGSメドレー 1977~1980>
  4. すずかけ通り三丁目
  5. 本日は雪天なり
  6. 赤い靴
  7. やまわろ
  8. 眠レナイ夜
  9. カーニバル
    <物語SONGSメドレー 1981~2005>
  10. 草の仮面
  11. そっくり人形展覧会
  12. 悲しみの時計少女
  13. ウサギ穴
  14. 空の駅
  15. 素晴らしき紅マグロの世界
    ----
  16. カイの迷宮
    -------------(休憩)-----------
  17. 恋するニワトリ
  18. まっくら森の歌
  19. まもるくん (with 岩男潤子、相曽晴日)
    <代表曲メドレー>
  20. 猫の森には帰れない
  21. カントリーガール
  22. てんぷら☆さんらいず
  23. 風になれ
  24. DESERT MOON
  25. 約束
  26. テルーの歌
  27. MAY
    ----
  28. 王国
  29. 海の時間

アンコール

 ・銀河通信
 ・ドッペル玄関


谷山浩子ベスト 白と黒
 本人の選曲による2枚組ベスト。代表曲もマニアックな曲も入って、初心者から熱心なファンまで納得のアルバム。私の好きな「時の少女」は入ってないけど…。

 : アルバム・ジャケット

フィンランドはどこですか?
 2007年リリースの最新アルバム。これはいいですよ。中島みゆきも作詞で参加。新境地を予感させる名盤です。

 : アルバム・ジャケット

テルーと猫とベートーヴェン
 2006年リリース。「テルーの歌」ほか『ゲド戦記歌集』に提供した歌のセルフカヴァーなどを収録。

 : アルバム・ジャケット

 

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