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2008年12月10日 (水)

川井憲次のリリシズムが香る「櫻の園」「七瀬ふたたび」

 川井憲次さんが音楽を担当した映画『櫻の園』とNHKドラマ『七瀬ふたたび』のサントラが発売されました。

 サスペンスやホラー、SFものが多い印象の川井さんですが、今回発売された2枚は川井サウンドのリリカルな面がたっぷり楽しめるアルバムになっています。

 『櫻の園』は吉田秋生のマンガを映画化。中原俊監督による2回目の映画化です。中島ひろこ、つみきみほ、白島靖代らが主演した1990年公開版は、当時劇場で観ました。今回も新宿のスクリーンで鑑賞。物語は原作からアレンジされ、オリジナルの展開になっていますが、主役の福田沙紀はじめ、寺島咲、杏、大島優子らフレッシュな女優陣の魅力は前作以上かも。不覚にもちょっと涙してしまいましたよ。
 サントラの聴きどころは、やはりクライマックスに流れた5分に及ぶ曲「しあわせの足音」。続く「開かれた扉」とともに、映画の感動がよみがえります。

 『七瀬ふたたび』は筒井康隆原作のSFサスペンス。超能力を持つ娘・七瀬と仲間たちの物語です。NHKでは1979年の多岐川裕美主演シリーズ以来、2度目のドラマ化。1作目の主題歌「風信子(ヒアシンス)どこへ」はよかったですね。今回の主題歌はちょっとドラマに合ってない印象ですが、川井憲次の音楽はすばらしい。こちらも物語は原作からアレンジされ、自らの能力に翻弄されるエスパーたちの悲哀を描くことに主眼が置かれているようです。
 サントラで印象深いトラックは、まず、1曲目を飾る「序幕 ~異能者たち~」。TVスポットでも流れた妖しくも美しいサウンドに引き込まれます。2曲目「Alone ~七瀬ふたたび~」は本作のメインテーマであり、七瀬のテーマ。レクイエム風の「カタストロフ」は劇中よく使われている悲哀曲。超能力者の悲しみを描写する音楽です。そして、アルバム終盤には「悲しみを超えて」「私たちは何処へ行くのか 」「異能者たち」「贖罪」と、“これぞ川井リリシズム”と呼ぶべき曲が続く。川井憲次作品の中でも、ここまで情感を前面に出した作品は珍しいのではないでしょうか。圧巻です。

 2枚のサントラはジャケットにも注目。最近はサントラといっても、俳優の写真を使わないものが多いですが、この2枚は、しっかりと福田沙紀と蓮佛美沙子の写真が使われている。サントラのジャケットはこうでなくては。ジャケットを見るだけで、なんだか幸せになりますね(そんなことないかな)。

櫻の園 オリジナル・サウンドトラック

 : 櫻の園 オリジナル・サウンドトラック

七瀬ふたたび オリジナル・サウンドトラック

 : 七瀬ふたたび オリジナル・サウンドトラック

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