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2009年1月16日 (金)

よみがえる細野晴臣の「源氏物語」

 細野晴臣が音楽を手がけた『紫式部 源氏物語』のサウンドトラック盤が紙ジャケット仕様で限定発売されます。

 折りしも、日本テレビ系で出崎統監督による『源氏物語千年紀 Genji』の放映が始まったばかり(音楽はS.E.N.S Project)ですが、今回リリースされる細野音楽版は1987年の公開のアニメ映画。『悟空の大冒険』『タッチ』『銀河鉄道の夜』などの杉井ギサブローが監督した、朝日新聞創刊100周年・テレビ朝日開局30周年・日本ヘラルド映画創立30周年記念作品でした。

 現在の知名度は『銀河鉄道の夜』に比べるとマイナーで、どうやらDVD化もされていないもよう。しかし、今回のサントラ復活には大きな意義があります。

 ひとつは、シンセを駆使した細野サウンドで平安の雅を表現した異色の作品であるということ。邦楽風でもなく洋楽風でもなく、幻想的にも聴こえる細野晴臣ならではの「源氏物語」の世界になっています。ライナーには「琴演奏:細野晴臣」との記載もあります。

 もうひとつは、長らく手軽に聴くことができなかった作品であるということ。おそらく、今回が初CD化ではないでしょうか。しかも、細野晴臣本人の監修によってリマスタリングされた音で聴くことができる。感激もひとしおです。
 ※補記:公開当時、紙箱仕様のCDも発売されていたそうです。(2009.1.19)

 そして、紙ジャケット仕様でオリジナルのジャケットワークが再現されること。金箔を貼った屏風を背景に、アニメの登場人物が扇の中に描かれているという美しいデザインは、LPジャケットならではの見ごたえのあるものでした。

 同じく杉井ギサブロー監督と細野晴臣がコンビを組んだ『銀河鉄道の夜』のサントラ盤も、紙ジャケット仕様ですでに発売中です。賢治作品の独特の死生観を映像に封じ込めた印象深い映画でした。細野晴臣の音楽も、感傷を排した透明感のあるサウンドで、まさに賢治の世界。

 細野晴臣のアニメ音楽といえば、安田成美が歌った『風の谷のナウシカ』のイメージソングを思い浮かべる人も多いと思います。もともと『風の谷のナウシカ』の音楽担当には細野さんの名が上がっていました。今回リマスターされたサントラを聴きながら、細野晴臣が『ナウシカ』の音楽を書いていたら…、という歴史のifに思いをはせてみるのも一興かもしれません。
 2007年にリリースされた「細野晴臣トリビュート・アルバム」では、その「風の谷のナウシカ」を坂本龍一がリアレンジしてレコーディングしたヴァージョンを聴くことができます。

銀河鉄道の夜
 2008年12月17日発売。なぜかAmazonでは紙ジャケ版がヒットしませんが、ちゃんと発売されてます。TOWER.JPにリンクを張ってます。

 : 銀河鉄道の夜

紫式部 源氏物語
 1月28日発売予定。美しいジャケットワークにも注目! キャラクターデザインは林静一と『とんがり帽子のメモル』の名倉靖博が担当しました。

 : 紫式部 源氏物語

 ところで細野サントラといえば、

グーグーだって猫である
 昨年公開された、小泉今日子主演のこの映画のサントラもとても気持ちのよい出来でした。なかでも、細野晴臣と小泉今日子がデュエットする挿入歌「good good」はキョンキョンファン、大島弓子ファン必聴ですよ!

 : グーグーだって猫である

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コメント

>今回が初CD化ではないでしょうか。
>LPジャケットならではの見ごたえのあるものでした。

LPが出ていたことを初めて知りました!
実は紙箱仕様のCDも映画公開当時発売されていて、やはり美しい出来でした。
リマスタリングされたのなら、買い直しても良いかも。
情報、ありがとうございました。

>首猛夫さん
LPとCDが同時に出ていたのですね。
ありがとうございます!

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