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2009年2月 6日 (金)

村松節がたっぷり楽しめる「だんだん」

 前回に続いて村松崇継さんの話題。

 今期のNHK朝の連続テレビ小説『だんだん』の音楽を村松さんが担当しています。

 村松さんが朝ドラを手がけるのは2004年の『天花』についで2本目。『天花』のことは意識せず、新たな気持ちで挑んだそうです。作曲前にドラマの舞台である島根と京都を訪れて、土地の空気を感じ取ったとのこと。そのこだわりから、豊かな楽曲が生まれました。

 ひとつのトーンで統一された映画『誰も守ってくれない』の音楽とは異なり、こちらは連続ドラマらしく、情感曲からコミカル曲、アクション曲、不安曲まで、さまざまな曲想の楽曲が登場します。バラエティは豊かですが、どの曲も村松さんらしいメロディ、アレンジが生かされています。いわば、“村松節”がたっぷり楽しめるショーウィンドウ。サントラを聴いていると、「村松さんって、ほんとに音楽を作るのが好きなんだなぁ」と感じます。

 私のお気に入りは、「だんだんのテーマ」「母なる宍道湖」「赤い糸」「双子の絆」。
 「だんだんのテーマ」はそのままオープニングテーマにしてもよいようないい曲で、朝ドラらしいさわやかさと凛とした女性のイメージが伝わってきます。このメインテーマには島根と京都の祇園の両方の雰囲気が取り入れられているのだそうです。
 「母なる宍道湖」は物語のいっぽうの舞台・島根の湖の名をタイトルに含んだ曲。日本百景にも選ばれた宍道湖はシジミ漁でも有名。劇中のバンド・シジミジルの名の由来になっています。“ふるさと”をイメージさせる暖かくも切ないメロディが胸にしみます。
 「双子の絆」は主人公ののぞみとめぐみをテーマにした曲「TWINS」のオーボエ・ヴァージョン。明るく、ちょっぴりセンチメンタルなメロディラインがマナカナのキャラクターにぴったりです。
 弦と管楽器のアンサンブルが奏でる「赤い糸」も村松さんらしいロマンチックな1曲。

 サントラには、マナカナ演じる双子デュオが歌う曲も収録されています。劇中歌われる、松田聖子やザ・ピーナッツなどの歌謡曲カヴァーです。でも、村松さんの音楽がそれにまったく負けていないのがすごい。ぜひサントラで“村松節”を体験してみてください。

だんだん オリジナル・サウンドトラック
 1枚目がサントラ、2枚目がチャコ(六子)とシジミジルのヴォーカル・アルバムという構成の2枚組。竹内まりやが歌う主題歌「縁の糸」はインストヴァージョンで収録。

 : だんだん オリジナル・サウンドトラック

ふたりうた 茉奈佳奈
 「だんだん」ファンにはこちらも。劇中デュオがリアルにデビュー?と思ってしまうマナカナ・デビュー・アルバム。懐かしい歌謡曲の名曲をカヴァーしている。

 : ふたりうた

 そして、2月18日には、村松さんの待望のソロアルバム「ピアノ・シングス」が発売される予定です。一足早く聴かせていただきましたが、透明感のあるピアノ、映画音楽のダイナミズム、やさしさにあふれた美しいメロディ、と村松崇継の音楽性が凝縮されています。発売時にまた紹介しますね。

ピアノ・シングス 村松崇継
 オリジナル曲、映画音楽、ドラマ音楽などを新録音した村松崇継ソロ・アルバム。2月18日発売。

 : ピアノ・シングス

 

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