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2009年4月26日 (日)

4月20日 もうひとつの「ウルトラコスモ」

  4月20日、東京文化会館小ホールで開催された「蒔田尚昊と冬木透の宇宙 Vol.2」に足を運びました。

 昨年、すみだトリフォニーホールで開催されたコンサートの第2弾。
 『ウルトラセブン』の作曲家・冬木透が書いた純音楽作品やなかなか聴く機会のない作品を聴くチャンスです。
 今回は、先月オーケストラで演奏された「ウルトラコスモ」が、この小編成で演奏されることも注目でした。

 演奏は、ピアノ、ヴィオラ、フルート、パーカッションのみという変則的な編成。
 その分、アレンジに工夫が凝らされています。

 トータルな感想からいうと、すばらしく面白かった!

 楽器が少ないぶん、曲の構造がよくわかり、ひとつひとつの音がよく聴こえる。
 オーケストラの演奏を絵の具で描いた色彩豊かな絵とすると、こちらは鉛筆だけで描かれたデッサンのようなシンプルな力強さがあります。

 前半では、新旧の純音楽作品を中心に演奏。

 「君が代パラフレーズ・中国国歌ラプソディー」は、北京オリンピック開催時に委嘱されたピアノ曲で、昨年(2008年)発売されたアルバム「国歌ファンタジー」に収録されました。

 「知恵子抄」はもともとは歌曲として書かかれた曲。高村光太郎の4編の詩から題材がとられています。今回はヴィオラとピアノによる演奏。

 「フルートと打楽器のためのソナタ」は今回演奏された中ではもっとも古い曲(1966年作)。大太鼓・小太鼓・ウッドブロック・シンバル・コンガがフルートと絡む即興性のある曲です。緊張感が持続する現代音楽風の曲調は、『ウルトラセブン』のミステリー曲に通じるところもある。

 「黙示録による幻想曲」は、キングレコードの「ウルトラオリジナルBGMコレクション ウルトラセブン」のインタビューで名のみ上がっていた曲で、長い間聴きたいと思っていた作品です。ようやく聴けて感激。原曲はオルガン曲ですが、今回はピアノ2台による演奏でした。

 そして、後半の「ウルトラコスモ」。2台のピアノと打楽器群の活躍が目覚ましい。ヴィブラフォンが幻想的なフレーズを奏でる重要な役割で活躍。現代音楽的な響きを奏でる第3楽章では、ピアノのひじ打ちまで登場し、パフォーマンスとしても迫力たっぷりの演奏でした。

 響きの豊かさ、充実度という点ではオーケストラ版にかなわないかもしれませんが、この小編成アレンジ版は独自の魅力と価値がある。ぜひ第3弾も。期待しています。


<セットリスト>

  1. 君が代パラフレーズ・中国国歌ラプソディー(冬木透:2007/2008)
  2. 智恵子抄(蒔田尚昊:1970)
  3. フルートと打楽器のためのソナタ(蒔田尚昊:1966)
  4. 黙示録による幻想曲(蒔田尚昊:1970/2000)

    --休憩--

  5. 交響曲 ウルトラコスモ(冬木透:1993)

国家ファンタジー エリカ・ヘルツォーク(ピアノ)
 「君が代パラフレーズ」「チャイニーズ・ラプソディ」を収録。

 : 国家ファンタジー

冬木透CONDUCTウルトラセブン
 3月に開催されたコンサートのライブ録音盤。6月3日発売予定。

ウルトラ・マエストロ シリーズ 第1集 冬木透 作品集
 はたしてどんな内容になるのか…? 5月20日発売予定。

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