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2009年6月

2009年6月29日 (月)

「COBRA タイム・ドライブVol.2」DVDは特製サントラCDつき!

 6月26日に発売された『COBRA THE ANIMATION』の最新巻「タイム・ドライブ Vol.2」特別版DVDには、特製サウンドトラックCDが同梱されています。

 音楽は池 頼広さん。『COBRA THE ANIMATION』の音楽は、この特典盤が初CD化です。

 選曲・構成と解説は私が担当しました。あくまで特典ということで、フルアルバムほどのボリュームはありませんが、アクション曲を中心に、池さんのシンフォニックサウンドをぎゅっと凝縮した内容にしました。なお今回のCDは「タイム・ドライブ」Vol.1&2のサントラで「ザ・サイコガン」編の曲は含まれていません。

 本編もなかなか力作。出崎監督の『スペースコブラ』を意識した演出もあり、古くからのファンも楽める作品に仕上がっていますよ。若き日のレディ=エメラルダを演じる高山みなみが意外なハマり役で驚きでした。

コブラ タイム・ドライブ VOL.2 特別版 [DVD]

 : コブラ タイム・ドライブ VOL.2 特別版

2009年6月27日 (土)

手塚治虫作品集「ミクロイドS」「ジェッターマルス」発売!

 手塚治虫生誕80周年を記念して、『ミクロイドS』と『ジェッターマルス』のオリジナル・サウンドトラック盤が6月24日に発売されました。

 『ミクロイドS』は1973年放映、『ジェッターマルス』は1977年放映の、東映アニメーション制作によるTVアニメーション作品。今回のサウンドトラックは、早川優さんの構成で歌と主要BGMを収録したアルバムです。どちらも、BGMは初商品化となります。「ミクロイドS オリジナル・サウンドトラック」には、幻の「ミクロイドZ」ヴァージョンの主題歌が収録されているのが注目ポイントですよ。

 『ミクロイドS』(1973)の音楽は三沢郷。私は、ブックレットに「三沢郷の音楽とミクロイドS」のタイトルで寄稿させていただきました。私が三沢先生とやりとりしたメールの内容をもとに、三沢サウンドがどのように作られていったかを、先生本人の言葉を紹介しながら解説してみました。

 『ジェッターマルス』(1977)の音楽は、越部信義。アルバムは、放映当時発売されたソングアルバム全曲の復刻とBGM集の2部構成になっています。このソング集は、越部先生の持ち味がぞんぶんに生かされた名盤でした。大杉久美子が歌う美里のテーマ「キライ!スキ!」、ささきいさおが歌うアディオスのテーマ「さすらいのロボット」、ロマンチックな「宇宙のスキャット」など、聴きどころ満載です。全曲の作詞を手がけた伊藤アキラの詩も味わい深い。まとめてCDで聴けるのは今回がはじめてになります。

 今回のリリースは、<手塚治虫作品集>のシリーズタイトルが冠についています。ということは、好評なら次もあるということ。ぜひ2枚あわせてお手元にどうぞ。

ミクロイドS オリジナル・サウンドトラック

 :ミクロイドS オリジナル・サウンドトラック

ジェッターマルス オリジナル・サウンドトラック

 :ジェッターマルス オリジナル・サウンドトラック

2009年6月25日 (木)

横山菁児版「鬼太郎」リリース!

 昨年末に公開された映画『ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』のサウンドトラック盤が6月24日に発売されました。

 公開当時から話題だった音楽です。いや、正しくは“公開前”から話題でした。

 音楽を担当したのは、TVシリーズの堀井勝美さんではなく、『鬼太郎』をはじめて手がける横山菁児先生!

 『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『超人機メタルダー』など、スケール豊かなシンフォニックサウンドで知られる横山菁児が、『鬼太郎』にどんな音楽をつけるのか?
 横山先生の名前が発表されたときからサントラファンの間では話題騒然だったのですよ。

 できあがった音楽は、いかにも横山先生らしい『鬼太郎』でした。

 オーケストラが奏でる鬼太郎のテーマ!
 とともに、『炎の超人メガロマン』などで聴かれるジャズサウンドも活躍するのが特徴。
 もちろん、みなさん期待の「マリンバの速弾き」も健在ですよ。
 また、今回の映画のために横山先生が書き下ろした「華のテーマ」は、ダイナミックなだけではない、横山音楽の繊細な面を味わうことができる美しい曲です。
 ちなみに、オーケストラの指揮はTV・映画音楽指揮の大ベテラン、中谷勝昭先生!
 もう、これだけで往年のアニメ・特撮音楽ファンは感涙でしょう。

 しかしながら、映画公開当時はサントラアルバムが発売されず、このまま音盤化されずに埋もれてしまうのか、とファンは悔しい思いをしていたのでした。
 が、DVD発売とあわせて、ようやくリリース!

 私もブックレット執筆に参加しています。
 「『鬼太郎』音楽のクリエイターたち」というタイトルで、横山先生を含む、歴代『鬼太郎』作曲家の紹介を書きました。

 横山先生とは、2001年に取材させていただいたのが初対面。
 今回の原稿にも、そのときにうかがったお話が大いに役立っています。

 劇音楽界のベテランが手がけた『ゲゲゲの鬼太郎』。ぜひ、お聴きください。

劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! オリジナル・サウンドトラック
 同時上映の短編アニメ『ゲゲゲまつりだ!五大鬼太郎』の音楽も収録。

 : 劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! オリジナル・サウンドトラック

劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! 豪華限定版 [DVD]
 劇場で見損ねた人はDVDまたBlu-Ray でどうぞ! 特典映像に横山先生インタビューも収録!

 : 劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!

2009年6月23日 (火)

オリジナルヴァージョン初商品化!「キタキツネ物語 ALTERNATE SOUDTRACKS」

 映画『キタキツネ物語』の中で使用されたゴダイゴの楽曲をコンパイルしたCD、「キタキツネ物語 ALTERNALTE SOUNDTRACKS」が6月24日に発売されます。公開当時のアルバムに収録されたヴァージョンではなく、純然たる、劇中使用ヴァージョン。まさかのオリジナル音源リリースですよ!

 『キタキツネ物語』は1978年に公開された日本映画です。
 音楽は佐藤勝とゴダイゴ。主題歌・劇中歌を歌った町田義人の歌唱が印象的です。ゴダイゴの楽曲を中心に構成されたサウンドトラック盤も名盤で、ヒットアルバムとなりました。

 しかし、そのアルバム「キタキツネ物語」は、実は厳密な意味でのサントラではなかったのです。収録された楽曲は、映画中で使用されたテイクとは異なるアルバム用のヴァージョン。サントラ盤の音源と劇中使用音源が異なるのは、70年代頃まではよくあることでした。

 今回リリースされるのは、30年ぶりに発見された貴重な映画用マスターテープから、ゴダイゴの演奏による劇中オリジナルテイクの数々を収録したCDです。
 サントラ盤では牧ミユキの歌唱に差し替えられていた挿入歌「やすらぎ」「囁き」も、映画オリジナルの朱里エイコのヴォーカルで収録! ほかの曲も、アルバム版とはミックスや構成が異なる映画オリジナルテイクになっています。

 さらに、タケカワユキヒデがピアノ弾き語りで歌った原曲英語版デモ音源をボーナスディスクに収録。映画サントラとデモ音源の2枚組という、なんともマニアックな仕様です。

 佐藤勝先生の曲が復刻されないのは心残りですが、まずは、この快挙に拍手を送りたいと思います。

キタキツネ物語 ALTERNATE SOUND TRACKS+タケカワユキヒデ ホームレコーディングデモin1978

 : キタキツネ物語 ALTERNATE SOUND TRACKS

キタキツネ物語
 こちらは映画公開時に発売されたアルバム。これはこれで名盤です。

 : キタキツネ物語

「テイキングオフ!」幻の英語ヴァージョン

 1979年公開の映画『銀河鉄道999』の挿入歌「テイキングオフ!」には、幻の英語ヴァージョンがありました。

 多くのゴダイゴ曲と同様、主題歌「銀河鉄道999(Galaxy Express 999)」も挿入歌「テイキングオフ!」も、もともとは英語詞が先行して作られています。そして、共通のカラオケで、日本語詞による歌入れと同時に英語詞による歌入れも行なわれていました。

 のちに、「銀河鉄道999(Galaxy Express 999)」の英語ヴァージョンは、ゴダイゴのアルバム「ゴダイゴ・グレイト・ベスト2 ~英語ヴァージョン~」に収録。しかし、「テイキングオフ!」英語ヴァージョンのほうは収録されませんでした。
 1999年に私はCD-BOX「松本零士音楽大全」の制作に参加しました。その際、「銀河鉄道999(Galaxy Express 999)」英語ヴァージョンとともに「テイキングオフ!」英語ヴァージョンも収録しようという案が上がったのですが、そのときも諸事情によりかないませんでした。以来、「ETERNAL EDITION 銀河鉄道999」のシリーズにも、昨年発売された「銀河鉄道999」メモリアルCD-BOXにも、「テイキングオフ!」英語ヴァージョンは収録されず、幻の音源となっていたのです。

 ところが、

 今年になって、思わぬところで、「テイキングオフ!」英語ヴァージョンを聴くことができました。

 それは、この2月に発売されたタケカワユキヒデのアルバム「CHRONICLE 3&4+2」です。
 これは、タケカワユキヒデがビートルズの楽曲をカヴァーしたアルバム「CHRONICLE 3」と「CHRONICLE 4」(オリジナルはネット配信で発売)をカップリングしたCDで、ボーナストラックが2曲収録されています。
 その2曲が、「テイキングオフ!」英語版と「銀河鉄道999(Galaxy Express 999)」英語版なのですよ。

 といっても、この2曲、実はセルフカヴァーで、映画公開時に録音されたオリジナル音源ではありません。オケは、2005年に発売されたセルフカヴァー・ミニアルバム「銀河鉄道999 BEST 4SONGS」のものを使用しているようです。
 とはいえ、「テイキングオフ!」英語詞がはじめて世に出る意義は大きいでしょう。映画公開から30年を経ての英語版初公開!をよろこびたいと思います。
 これを機に、オリジナル・ヴァージョンもリリースできたらなぁ・・・。

CHRONICLE 3&4+2 タケカワユキヒデ

 : CHRONICLE 3&4+2

銀河鉄道999 BEST 4SONGS タケカワユキヒデ&T’s COMPANY
 2005年に発売されたセルフ・カヴァー・ヴァージョン。

 : 銀河鉄道999 BEST 4SONGS

2009年6月22日 (月)

「鉄腕アトム・音の世界」オリジナル・マスターテープから復刻!

 手塚治虫イヤー、そして、7月14日に開催される大野松雄ライブにちなんでということでしょうが、 1963年放映のアニメ『鉄腕アトム』のSE・音楽を収録したアルバム「鉄腕アトム・音の世界」が、6月24日に復刻発売されます。

 オリジナルLPレコードは、1975年にコジマ録音からインディーズ盤として発売。1979年にビクターから一般リリースされました。
 以来、過去に2度CD化されています。

 1度目がワーナーミュージック・ジャパンからの復刻発売。ただし、オリジナル盤に収録されていた「鉄腕アトムのテーマ」を割愛。
 2度目は、大野松雄作品集「大野松雄の音響世界(1)」への復刻収録。ただし、抜粋収録。

 そして今回の復刻になるわけです。初の全曲復刻になりますが、それ以上に見逃せない情報が。

 「第25回<東京の夏>音楽祭」サイト内の特設ページによれば、

「1998年にワーナーミュージック・ジャパンからCD化された際は、マスターテープ不明のため、LP盤から起こした音で収録されていました。」

 今回は、「発見されたオリジナル・マスターテープから、奇跡の完全復刻初CD化。」

「今回発見されたマスターテープは、コジマ盤とビクター盤の制作の際に使用されたものです。 」
「『鉄腕アトム』のために作られた個々の効果音はモノラル音源ですが、大野松雄氏は、レコード制作時に疑似ステレオ効果を駆使した独特なサウンド空間をデザイン・構成しました。 今回発見されたオリジナル・マスターテープには、こうした逆位相を含む大胆なサウンドが定着されていました。LP盤には逆位相が定着しづらいため、今回のCD化によって、初めて大野松雄氏が意図したオリジナル音源の世界をそのまま聴くことができます。「鉄腕アトムのテーマ」もオリジナル盤通りに収録いたします。」

とのことで、買いなおし必至でしょう。

 ただ、ワーナー盤CDでは1曲(1テーマ)1トラックの全72トラックで構成されていたものが、今回はLPそのままの全13トラックになっているので、ワーナー盤も手放せないという…。
 なかなか悩ましいです。

鉄腕アトム・音の世界
 右はワーナー盤ジャケット。

 : 鉄腕アトム・音の世界 : 鉄腕アトム・音の世界


 大野松雄ライブは、第25回<東京の夏>音楽祭内で開催。

 大野松雄が電子音響を担当した短編映画の上映もあります。

■日時:7月14日(火)19:00 18:30開場
■会場:草月ホール (→地図)
■チケット:全席自由:¥4,000

 プログラムはこちら

2009年6月16日 (火)

串田アキラ40周年記念トーク&ライブ!

 串田アキラさんのデビュー40周年を記念したトーク&ライブが開催されます。


串田アキラデビュー40周年記念トーク&ライブ 「宇宙の友人」

【日程】2009年6月20日(土) 開場18:00 開演19:00

【会場】新宿ロフトプラスワン
    新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2
    Tel. 03-3205-6864

【出演】串田アキラ

【ゲスト】大葉健二(宇宙刑事ギャバン)、鈴木美潮、渡洋史 ほか 

 スペシャルゲスト 渡辺宙明

 前売¥3,000  /当日¥3,500(飲食別)

 前売りはローソンチケットで発売中


 ゲストに渡辺宙明先生! 大いに期待です。

 10月17日には、渋谷O-EASTでライブが開催されるそうです。

串田アキラ デビュー40周年記念ベスト 夢中者 むちゅうもん
 TVサイズコレクション+スーパー戦隊 主題歌・挿入歌コレクション+セルフコレクション、という構成。主要曲を一気に聴けるTVサイズコレクションが意外とイイ! 「疾風ザブングル」がないのはさびしいけれど…。

 : 串田アキラ デビュー40周年記念ベスト 夢中者

2009年6月10日 (水)

生誕100年 「バリー・グレイ作品集」日本版登場!

 イギリスのサウンドトラック専門レーベル<SILVA SCREEN RECORDS>からこの4月に発売されたバリー・グレイ作品集 “STAND BY FOR ACTION! - THE MUSIC OF BARRY GRAY”の日本版が、早くも6月3日にリリースされました!

 バリー・グレイは、『サンダーバード』『キャプテンスカーレット』『謎の円盤UFO』など、一連のジェリー・アンダースン作品で知られた作曲家です。ダイナミックで高揚感たっぷりの音楽は日本の特撮ドラマ音楽にも大きな影響を与えました。1908年生まれ、1984年死去。昨年2008年が生誕100年にあたり、11月8日にロンドンのロイヤルフェスティバルホールで記念コンサート"Barry Gray Centenary Concert"が開催されました。
 ということは、1965年の『サンダーバード』はバリー57歳のとき、1970年の『謎の円盤UFO』は62歳のときの作品なんですね。今でも魅力を失わないその音楽の瑞々しさには、感動するばかりです。

 さて、今回のリリースは、バリー・グレイのジェリー・アンダースン作品の音楽を集大成したコンピレーション。全40曲の中には初リリースの曲も含まれ、ファンにはたまらない1枚となっています。

 特に目玉となっているのが、『謎の円盤UFO』と『宇宙船XL-5』からの曲。オリジナル盤には"First Commercial Release"と謳われています。一般流通の商業リリースでは初ということで、これまで手軽に聴けなかった貴重な音源です。しかも、テーマ曲だけでなく劇中曲も収録されているので、ドラマを最大限に盛り上げるバリー・グレイ音楽の醍醐味を楽しむことができます。ブックレットに、バリー・グレイ研究で知られるRalph Tittertonの曲解説が翻訳・掲載されているのも日本のファンにはありがたいところ。

☆Amazon.co.ukの商品紹介ページ。視聴できます。

 同じ発売日で「サンダーバード・コレクション」という3枚組CDセットも発売。こちらもオリジナルは<SILVA SCREEN RECORDS>から発売されていたアルバムです。
 SILVAからは"Thunderbirds Original Soundtrack Vol.1"と"Vol.2"が発売されていました。その2枚をセットにしたのが、日本で発売された2枚組。その後1999年に、SILVAから、放映40周年記念アルバム、"THE BEST OF THUNDERBIRDS"(2枚組)がリリースされています。今回のセットは、これまで発売されたSILVAの3タイトルを3枚のCDに構成し直したもの。DISC1とDISC2は過去の2枚組と同じ内容で、DISC3が"THE BEST OF THUNDERBIRDS"からの追加曲集になっています。
 DISC3はエンハンスト仕様になっていて、パソコンで再生すると、サンダーバードのオリジナルプレス資料やパンフレットなどを収録したフォトブックが閲覧できます。これも"THE BEST OF THUNDERBIRDS"に収録されていたコンテンツですが、各資料の表紙だけでなく中ページも読めるようになっているので、ファンにはうれしい内容です。
 以前の2枚組と"THE BEST OF THUNDERBIRDS"を持っている人にはダブりになってしまいますが、今回はHQCD仕様で音質も向上しています。買って損はないかもしれません。

 両タイトルとも、『アルプスの少女ハイジ オリジナル・サウンドトラック』のランブリングレコーズからの発売。日本語オリジナル解説は映画ライターの竹之内 円氏。


<"STAND BY FOR ACTION: バリー・グレイ作品集" 収録曲>

『ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃』(1960)より
01. Main theme to Four Feather Falls – Opening title *
02. Four Feather Falls (song) Vocal: Michael Holliday

『スーパーカー』(1961)より
03. Mikes Theme (from Supercar) *
04. Supercar series 2 titles Vocals: The Mike Sammes Singers *
05. The Supercar Twist *

『宇宙船XL-5』(1962)より
06. Fireball XL5 opening titles *
07. This is the Twist *
08. Formula 5 *
09. I Wish I was a Spaceman – End titles Vocal: Don Spencer

『海底大戦争スティングレイ』(1964)より
10. Stand by for Action! *
11. Stingray titles Vocals: The Mike Sammes Singers
12. The Loch Ness Monster suite *
13. I've Got Something to Shout About (episode: Titan Goes Pop) Vocal: Gary Miller *
14. Aqua Marina (end titles) Vocal: Gary Miller

『サンダーバード』(1965)より
15. Thunderbirds titles
16. Desperate Intruder suite
17. Perils of Penelope suite
18. Thunderbirds end titles

『キャプテン・スカーレット』(1967)より
19. Century 21 sting
20. Captain Scarlet opening
21. The Mysteron Complex *
22. White as Snow
23. The Mysteron Theme (single – new stereo mix)
24. Captain Scarlet end titles – Spectrum version

『ジョー90』(1968)より
25. Joe 90 theme (commercial version – new stereo mix)
26. Balloon Flight (episode: Project 90)
27. Hijacked (commercial version – new stereo mix)
28. International Concerto Suite (edit)
29. Joe 90 end titles

『ロンドン指令X』(1969)より
30. The Secret Service theme – extended Vocals: The Mike Sammes Singers *
31. Operation Intercept *

『謎の円盤UFO』(1970)より
32. UFO opening titles *
33. SHADO – Variations on a Theme (Episode “Exposed”, inc interceptor launch) *
34. A Rose for Sylvia (Episode “Ordeal”) *
35. The Trip (Episode “The Long Sleep”) *
36. UFO end titles *

『スペース1999』(1975)より
37. Breakaway intro
38. Main titles extended
39. Ring around the Moon, Another Time Another Place, Black Sun, Matter of Life and Death
40. End titles

* First Commercial release

STAND BY FOR ACTION! バリー・グレイ作品集
 右はオリジナル盤ジャケット。

 : バリー・グレイ作品集 : THE MUSIC OF BARRY GRAY

サンダーバード・コレクション
 24ページ・ブックレット付き。

 : サンダーバード・コレクション

2009年6月 7日 (日)

こんなところにも冬木透

 今年は冬木透先生が音楽を担当した世界名作劇場『牧場の少女カトリ』が放映されて25周年になるんですが、サントラ復刻の動きはいまだなし。企画は出しているんですけれど…。希望されるみなさん、コロムビアさんにお便りを出してくださいね。

 4月に開催されたコンサート「冬木透 conducts ウルトラセブン」のライブ録音CDが6月3日に発売されました。MCは収録されていませんが、演奏された曲はすべて収録されていて、当日の感動がよみがえります。会場に足を運べなかった方もぜひ聴いてみてください。

 さて、この機会に、意外なところに収録されている冬木透作品を紹介してみましょう。

 フルート奏者の難波 薫さんのデビュー・アルバム『フルート・レヴォリューション』(2006)には2曲収録。「魔笛の主題による変奏曲」と「帰ってきたワンダバ」です。
 「魔笛の主題による変奏曲」は、冬木先生がTVドラマ『レモンのような女』(1976)第3話「燕がえしのサヨコ」(実相寺昭雄監督)のために書いた曲が原型。モーツァルトの歌劇『魔笛』の主題をフルートとピアノのための小品にアレンジした曲で、それを、モーツァルト生誕250年にちなんで加筆したのが、今回アルバムに収録されているヴァージョンです。
 「帰ってきたワンダバ」は、タイトルから推察されるとおり、『帰ってきたウルトラマン』(1971)の劇中曲をフルートとピアノのための小品にまとめた曲。メインタイトル曲M-63に続き、MATの主題をM-71風の悲壮感ただようアレンジで、続いてウルトラマンの主題をM-21風におだやかに聴かせ、ふたたびMATの主題が、こんどはM-1風に静かに響いて終わる構成。
 ブックレットには冬木先生のコメントも掲載されており、ファンには見逃せないアルバムでしょう。

 チェリッシュの2枚組ベスト『ベスト・ウィッシーズ』(2003)には、TVドラマ『鳩子の海』(1974)挿入歌メドレー「いま朝のうちに~かあさん~背伸びしないで」を収録。『鳩子の海』の挿入歌がレコード化されているとは知りませんでした。これは貴重な復刻です。冬木先生のおおらかで叙情的な曲にチェリッシュの美しいハーモニーがよく合っている。当時フィリップスから発売されていた主題曲シングルもCD化されるとよいのですが。ちなみに『鳩子の海』のテーマ曲は『ファイヤーマン』(1973)のM-28が原型になっています。
 このチェリッシュのベスト・アルバムには、ほかにも、冨田 勲作・編曲の「かあさんの四季」(TVドラマ『かあさんの四季』のテーマ)、坂田晃一作・編曲の「あの空へ帰ろう」(連続TV小説『雲のじゅうたん』主題歌)なども収録されていて、ドラマ音楽ファンにも見逃せません。歌謡曲ファンには筒美京平作品が多く収録されているのもポイント。

 ところで以前お知らせしたアルバム『ウルトラ・マエストロ シリーズ 第1集 冬木透 作品集』はどうやら発売中止になったようです。残念…。

フルート・レボリューション 難波 薫

 : フルート・レボリューション

ベスト・ウィッシーズ チェリッシュ

 : ベスト・ウィッシーズ

朝ドラ~NHK連続テレビ小説テーマ集
 『鳩子の海』のテーマ曲収録。残念ながらTVサイズです。

 : 朝ドラ~NHK連続テレビ小説テーマ集

冬木透 CONDUCT ウルトラセブン
 4月に開催されたコンサートのライブ録音盤。「交響詩ウルトラコスモ」「交響詩ウルトラセブン」が久々の新演奏で聴けます。

 : 冬木透 CONDUCT ウルトラセブン

冬木透 CONDUCT ウルトラセブン [DVD]
 こちらはDVD版。7月22日発売予定。冬木先生の指揮姿が見られます。

2009年6月 6日 (土)

6月4日 あにまーとないと 2009 Special@赤坂グラフィティ

 6月4日、赤坂グラフィティで開催された「あにまーとないと 2009 Special」に足を運びました。

 「あにまーとないと」には初回から参加していますが、今回はタイトルどおりSpecialな一夜。
 キュアカルテットの4人が勢ぞろいです!
 観客も、おそらく「あにまーとないと」史上最大の動員。満席の盛況でした。

 まずはオープニングアクトの美保子さんが1曲披露。歌い終わると、1番手、宮本佳那子さん登場。
 まずはカヴァーを2曲。サディスティック・ミカ・バンドとキャンディーズとは、あいかわらず選曲が渋い。
 3曲目は『Yes!プリキュア5』から五條真由美作詞、うちやえゆか作曲の「だぶるぴーす」。そして、はじめてオープニング主題歌を担当した『サンキュ! は I LOVE YOU (『クプ~!! まめゴマ!』主題歌)をと主役のまめ太のぬいぐるみを抱きながら歌唱。
 ここで、自身の本拠地は東映アカデミーという彼女が、原点であるヤングフレッシュの先生から教わった大切な歌という「ままち」。これが泣けるいい歌でした。
 ラストはライブで歌うのははじめてという「スマイル!」。プリキュアに対する思いを自ら歌詞に綴った1曲です。
 前から思ってるんですが、彼女の歌には東映アカデミーで芝居を学んだことが生きていると思うのですよ。技術だけでは出せない表現力が歌を豊かにしていて、聴く人の心に残る。それって、とても大事なことだと思うんですよ。これからが楽しみです。

 2番手は、あにまーとないと常連のうちやえゆかさん登場。今回はプリキュア曲をたっぷりという趣向で、1曲目から「まかせて★スプラッシュ☆スター★」。会場は大興奮の渦に。
 2曲目は自ら作詞した「希望のかけら」。プリキュア1人1人を「希望のかけら」にたとえた歌だそうです。
 続いて、プリキュアシリーズに始めて参加した「Beautiful World」を弾き語りで。そして、メドレーでプリキュアソングを4曲。ラストはオリジナルアルバム「Sweets」から「My Sweet Miracle」でした。

 休憩をはさんで、3番手は工藤真由さんの登場。意外にもソロでまとまった時間のライブ出演ははじめてという彼女。それでも、コーラスグループCHIX CHICKSで活動しているためか、ステージングが慣れている。冒頭から観客をツカみ、1曲目「プリキュアfly」で飛ばします。
 続いてはカヴァー曲のメドレー。CHIX CHICKSで歌っているという英語詞のPOPSを4曲。どれも有名曲だが、みごとなリズム感でノリよく歌いこなしていた。生バンドが似合う。これはよかったなぁ。
 そして、春に公開された映画『プリキュアオールスターズDX』のエンディング主題歌「プリキュア、奇跡デラックス」を客席のコーラスとともに熱唱。「プリキュアは私の中の宝物」という言葉が感動的でした。
 次もプリキュアシリーズから、はじめて歌詞を書いたという「たとえどんなに離れていても」(『Yes! プリキュア5 GoGo!』挿入歌)。ラストは『Yes!プリキュア5 GoGo!』主題歌「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!」で熱狂のうちに締め。
 これまで、ファミリー向けのステージで彼女の生歌を聴いてきましたが、そのイメージをつき崩すようなパワフルなステージでした。これが本領なのでしょう。もっとライブをやってほしい!

 トリは、元祖プリキュアの歌姫・五條真由美さん。しょっぱなから「DANZEN!ふたりはプリキュア(ver.MaxHeart)」「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」と2曲続けて、会場の熱気も最高潮に。この2曲は「お祭りな感じ」で選んだとのこと。初代エンディングである「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」は、コーラスが込み入っていて、生バンドのステージでなかなか聴けないナンバーでした。久しぶりに聴けて感激です。
 3曲目は、自身がプリキュアへの思いをつづった「sound ~いつまでも これからも~」。初代からプリキュアシリーズに関わってきた想いを詞にした歌で、歌っていると涙ぐんでしまうこともあるのだとか。
 続いて、オリジナルアルバム『Iridescent』から2曲。「赤い花」をギターの伴奏だけで、「ワケあり」を客席のコーラスをまじえて歌唱。盛り上がったところで、ラストは映画『プリキュアオールスターズDX』主題歌「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪」。やはり、キュアカルテットがそろったらこの曲でしょう。ホントはオリジナルコーラスが聴けるかと楽しみにしていたんですけど、今回のコーラスは客席のお客さんたち。すごい盛り上がりだった。生で聴けて感激でした。

 アンコールは、4人そろって「プリキュアモードにSWITCH ON!」。歴代プリキュアの名を歌詞に盛り込んだこの歌、プリキュアシリーズのテーマ曲とも呼べる歌です。4人それぞれに聴かせどころが盛り込まれている。そろってフリもつけながらの熱唱に、客電がついてもしばらく拍手が鳴り止みませんでした。

 新シリーズ『フレッシュプリキュア!』が絶賛放映中のプリキュアシリーズですが、旧シリーズの変わらぬ人気を実感したライブでした。まだまだ、お楽しみは終わらないようです。


<set list>
Opening Act:美保子

  • 遠く過ぎた日々

宮本佳那子

  1. タイムマシンにおねがい(サディスティック・ミカ・バンド)
  2. 夏が来た!(キャンディーズ)
  3. だぶるぴーす (『Yes! プリキュア5』より)
  4. サンキュ! は I LOVE YOU (『クプ~!! まめゴマ!』より)
  5. ままち
  6. スマイル!(『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)

うちやえゆか

  1. まかせて★スプラッシュ☆スター★ (『ふたりはプリキュア Splash Star』より)
  2. 希望のかけら (『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)
  3. Beautiful World(『ふたりはプリキュア』より)
  4. プリキュアメドレー
     今日も元気!*~my growing days *~奇跡の雫 *~My dear friend **
     (*=『ふたりはプリキュア Splash Star』より、
      **=『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)
  5. My Sweet Miracle

(休憩)

工藤真由

  1. プリキュアfly (『Yes! プリキュア5』より)
  2. メドレー
     Dancing Queen(ABBA)~Stand by me~ランナウェイ(シャネルズ)~君の瞳に恋してる
  3. プリキュア、奇跡デラックス(映画『プリキュアオールスターズDX』より)
  4. たとえどんなに離れていても (『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)
  5. プリキュア5、フル・スロットル GO GO! (『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)

五條真由美

  1. DANZEN!ふたりはプリキュア(ver.MaxHeart) (『ふたりはプリキュア MaxHeart』より)
  2. ゲッチュウ!らぶらぶぅ?! (『ふたりはプリキュア』より)
  3. sound ~いつまでも これからも~ (『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)
  4. 赤い花
  5. ワケあり
  6. キラキラkawaii! プリキュア大集合♪ (映画『プリキュアオールスターズDX』より)

アンコール

  • プリキュアモードにSWITCH ON!(『Yes! プリキュア5 GoGo!』より)

キラキラkawaii! プリキュア大集合♪/プリキュア、奇跡デラックス [MAXI]

 : キラキラkawaii! プリキュア大集合♪

ガンバランスdeダンス~希望のリレー~/プリキュアモードにSWITCH ON! [MAXI]

 : ガンバランスdeダンス~希望のリレー~

サンキュ!は I LOVE YOU/自転車にのって [MAXI]

 : サンキュ!は I LOVE YOU

☆ちなみに『まめゴマ!』のサントラ(BGM)は『炎神戦隊ゴーオンジャー』の大橋恵さんの作!

クプ~! !まめゴマ! オリジナルアルバム

 : クプ~!! まめゴマ! オリジナルアルバム

 

2009年6月 3日 (水)

BS熱中夜話<アニメソングナイト>放送終了

 NHK BS熱中夜話<アニメソングナイト>の放送終了しました。
 ご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

○第1部 カリスマシンガーナイト

      ゲスト:水木一郎、堀江美都子、喜屋武ちあき、
           田中公平、唐沢俊一、腹巻猫

○第2部 カリスマ作曲家ナイト
     ゲスト:福山芳樹、May'n、喜屋武ちあき、
          田中公平、神前 暁

<NHK BS2>

  5月22日(金)20:00~20:44 第1部
  5月29日(金)20:00~20:44 第2部

(再放送)
  5月25日(月)23:25~24:09 第1部
  6月 1日(月)23:25~24:09 第2部

<NHK BShi>

  5月25日(月)17:00~17:44 第1部
  6月 1日(月)17:00~17:44 第2部

<配信> 第1部のみ
 5月23日(土)17:00~6月1日(月)24:00【NHKオンデマンド

<NHK総合>

 6月2日(火)25:40~27:10 第1部、第2部 連続放送

※6月3日(水) 1:40~3:10

2009年6月 2日 (火)

5月30日 村松崇継コンサート@Hakuju Hall

 5月30日、Hakuju Hallで開催された村松崇継さんのピアノコンサートに足を運びました。

 ソロピアノ・アルバム『ピアノ・シングス』発売記念ツアー。新潟、福岡、広島、大阪、とめぐって、ここ東京Hakuju Hallがフィナーレとなります。

 曲は『ピアノ・シングス』の全曲に加え、1996年に発売されたアルバム『窓』と2004年発売のアルバム『SPIRTIUAL OF THE MIND』から1曲ずつ。『窓』に収録されていた「Forever Japan」は18歳のときの作品で、演奏するのも実に10余年ぶりとのこと。ほかに、村松さんが会場のお客さんから「お題」を募って即興で曲を作って弾く「即興コーナー」がありました。

 今回思ったのは、「村松さん、MCがこなれてきたなぁ」と。
 「The Magic Is Gone」の紹介では、自身の恋愛体験をまじえつつ、曲づくり秘話を語り、「魍魎の匣」では、「血がダメ」という村松さんが、『狗神』などのホラー映画音楽にいかに苦労してきたかをユーモラスに語って、共感を得ていました。
 2部ラストの「Departure」の紹介では、アルバム『ピアノ・シングス』を作ろうと思った心境とこれから音楽に取り組んでいく決意を真摯に語る姿に、会場から熱い拍手が。

 「音楽家としての再スタートのつもり」という今回のアルバム発売とコンサートツアー。映像音楽でもよい仕事をしてくれそうな予感がしてきます。これからの活躍を楽しみに見守りたいと思います。


<set list>

1st set

  1. Feel The World
  2. いのちの歌~「だんだん」テーマ曲 メドレー(TVドラマ『だんだん』より)
  3. The Magic Is Gone
  4. 彼方の光(TVドラマ『氷壁』より)
  5. 真実の行方
  6. 誕生
  7. Forever Japan

2st set

  1. LIFE
  2. 魍魎の匣(映画『魍魎の匣』より)
  3. あなたがいるから(映画『誰も守ってくれない』より)

    ~即興コーナー~
     「新緑の中を恋人と二人歩いて空を見上げたときの気持ち」
     「あきらめられない恋」
     「品川」

  4. Asian Future
  5. No Other Love
  6. Departure

アンコール

  • 「クライマーズ・ハイ」テーマ曲(映画『クライマーズ・ハイ』より)

ピアノ・シングス

 : ピアノ・シングス


 1996年発売のメジャーデビュー・アルバム。「Forever Japan」収録。minimumsがよく取り上げる「紙について思う僕のいくつかの事」も収録。

 : 窓

SPIRTIUAL OF THE MIND
 2004年発売。「LIFE」収録。こちらには「紙について思う僕のいくつかの事」のバンドアレンジ版が収録されている。

 : SPIRTIUAL OF THE MIND

2009年6月 1日 (月)

「ブライガー」「ガルビオン」BGM集復刻!

 すでに一部で話題になっていますが、レアなアニメサントラ復刻の紹介。
 『機甲界ガリアン』のサントラ復刻で話題になったディスクユニオンのTRIPLE STARSレーベルから『銀河旋風ブライガー』と『超攻速ガルビオン』が6月24日発売!

 両タイトルとも、放映当時LPで発売されていたBGM集Vol.1とVol.2を2枚組で1パッケージに収録。『ブライガー』は長らくCDで聴けなかったし、『ガルビオン』は初CD化です。

 このラインナップには驚きました。

 まず、いまも健在であるキングレコード・スターチャイルドレーベルの作品なのに、というのが驚きその1。その2は、やはり『ガルビオン』というセレクトですね。

 『銀河旋風ブライガー』は1981年に放映された、J9シリーズの1作目。主題歌・劇中音楽とも山本正之の作で、「タイムボカン」シリーズとは一味違う、ロックテイストがたまりません。挿入歌も名曲ぞろい。BGM集はかつてキングレコードからCD化されていましたが、廃盤になって久しく、再発が待たれていました。

 いっぽうの『超攻速ガルビオン』は…。
 この作品をどれだけの人が覚えているでしょう…。観たことすらないという人も多いはず。かくいう私も、観た記憶がありません。J9シリーズと同じ国際映画社作品、1984年放映。キャラクターデザイン(原案)がたがみよしひさ、主題歌は山本正之作曲、車がロボットに変形。記憶からすぐ出てくるのはこれくらい。物語のほうは、石原藤夫「ハイウェイ惑星」みたいな世界になった地球を舞台に繰り広げられるSFロボットアクションだったようです。DVDも発売されていないのにサントラが復刻されるなんてー。
 音楽は中島正雄の作。
 ここでまた多くの人の頭に?が灯ることと思います。しかし、実はここに『ガルビオン』サントラ復刻の秘密があるようなのですよ。

 中島正雄は、音楽製作会社ビーイングのプロデューサーとして、また、ギタリスト・作曲家として活躍した音楽家(2000年代のいっときはコロムビアミュージックエンタテインメントの社長も務めてました)。1980年放映のTVアニメ『太陽の使者 鉄人28号』の音楽が、このビーイング系アーチストによって作られていたという話は復刻CDのライナーやクロニクルレーベルのサイトにも書かれていますが、『ガルビオン』は、その『鉄人28号』に次ぐビーイング系アーチスト参加作品だったわけです。

 となると、ディスクユニオンが復刻するのもなるほどなぁと。

 同時に、80年代のアニメ音楽のミッシングリンクを埋める、実は重要な作品でもあるのですね。『装甲騎兵ボトムズ』('83)の乾裕樹といい、『聖戦士ダンバイン』('83)の坪能克裕といい、80年代のスターチャイルドは、新しいアニメ音楽の書き手を、映像以外の分野で活躍する才能から積極的に求めていたように思えます。

 一般的には『ブライガー』のほうが知名度が高いと思うし、ファンも多いことでしょうが、ここは『ガルビオン』もいっしょに買ってしまいましょう。最近のアニメサントラは打ち込みかシンフォニックサウンド全盛で、こういう、人の息づかいが感じられるロック/フュージョンサウンドって聴けなくなりました。70年代の泥臭さとはまた違う、80年代の洗練された熱さに触れてみるのも新鮮と思いますよ。

銀河旋風ブライガー 音楽集

 : 銀河旋風ブライガー 音楽集

超攻速ガルビオン 音楽集

 : 超攻速ガルビオン 音楽集

 ディスクユニオン限定の特典は、今回は当時のLPレコードについていたポスター柄のポストカード。残念ながら『機甲界ガリアン』のような解説ブックレットではないようです。

 ディスクユニオンのニュースページ

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