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2010年3月15日 (月)

どこか懐かしい「かいじゅうたちのいるところ」

 カレンOの音楽には意表をつかれました。

 モーリス・センダックの原作は児童文学読みなら知らない人はない名作。しかし、わずか40ページほどの絵本をどうやって長編映画にするのか、一読者としてそこが興味津々でした。スパイク・ジョーンズは実に大胆な着想で原作の世界を映像化。あの「かいじゅう」たちが着ぐるみで動き回るさまは、まるで『快獣ブースカ』か『チビラくん』のようで、怪獣ファンにとってはなんとも懐かしい感触の映画に仕上がっていたのです。

 で、音楽ですよ。

 この題材なら『ハリー・ポッター』シリーズのようなシンフォニックな音楽か、『スヌーピーとチャーリーブラウン』のような小粋なジャズが似合いそうではありませんか。
 ところがカレンO・アンド・ザ・キッズの音楽は歌。アコースティックな編成で歌われる、往年のポップソングのようにシンプルな歌でした。これが、実に、「あ、そうだよな」と思わせる回答だったわけです。余計な装飾を省き、プリミティブといってもいい音楽は、心にまっすぐ届いてきます。

 カレンと子どもたちの声が、センダックの世界をみごとに表現している。もしかしたら、映像以上に原作に寄り添っているのが、カレンの音楽ではないか、と思ってしまいました。

 かいじゅうの顔をどーんと載せたアルバムジャケットも大胆かつユーモラス。大編成オーケストラの音楽にはちょっと食傷気味という音楽ファンにぜひ聴いてほしいサントラです。

かいじゅうたちのいるところ オリジナル・サウンドトラック

 : かいじゅうたちのいるところ オリジナル・サウンドトラック

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