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2010年8月

2010年8月26日 (木)

今 敏監督を悼む

 アニメーション監督の今 敏(こん さとし)さんが、8月24日、46歳の若さで永眠しました。

 『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』…。緻密な映像と演出、イメージの洪水に、私も圧倒されていた一人です。新作を楽しみにしていました。残念というほか、言葉がありません。

 音楽面では、なんといっても平沢進とのコラボレーション。『千年女優』は平沢進の音楽にインスパイアされて生まれた作品でした。映像と音楽が刺激しあい、観たこともない世界が現出する。そんな映画体験をさせてくれる稀有な作家の一人でした。

 ご冥福をお祈りいたします。

<今 敏監督作品サウンドトラック・リスト>

◎パーフェクト・ブルー オリジナル・サウンドトラック (1998)
 音楽:幾見雅博 (廃盤)

 :パーフェクト・ブルー オリジナル・サウンドトラック

◎千年女優 オリジナル・サウンドトラック (2002)
 音楽:平沢進 (品切れ中)/原型となった楽曲を平沢進のソロ・アルバム『賢者のプロペラ』で聴くことができる。

 :千年女優 オリジナル・サウンドトラック

東京ゴッドファーザーズ オリジナル・サウンドトラック (2003)
 音楽:鈴木慶一とムーンライダーズ

 :東京ゴッドファーザーズ オリジナル・サウンドトラック

妄想代理人 オリジナル・サウンドトラック (2004)
 音楽:平沢進

 :妄想代理人 オリジナル・サウンドトラック

パプリカ オリジナル・サウンドトラック (2006)
 音楽:平沢進

 : パプリカ オリジナル・サウンドトラック

映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界
 『千年女優』EDテーマ「ロタティオン」、『妄想代理人』OPテーマ「夢の島思念公園」、『パプリカ』EDテーマ「白虎野の娘」を含むコンピレーション・アルバム。

 : 映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界

魔法の時間が始まるよ!「ジュエルペット てぃんくる☆」

 8月18日、TVアニメ『ジュエルペット てぃんくる☆』のオリジナル・サウンドトラックが発売されました。タイトルは「ジュエルペット てぃんくる☆ はっぴぃ☆はっぴぃミュージック」。私は選曲・構成を担当しています。

 『ジュエルペット☆てぃんくる』は、昨年放映されていた『ジュエルペット』の続編的作品。「続編的」と書いたのは、設定が一新されて、前作とつながりのない新しい作品になっているからです。ジュエルペットは同じ名前・姿のものが出てきますが、別個のキャラクターですし、人間側の主人公や舞台設定も変わっています。
 しかしスタッフは継続して登板しており、音楽も、同じ浜口史郎が担当しています。

 浜口史郎さんといえば、アレンジャーとして関わった「ファイナルファンタジー」シリーズが著名ですが、アニメでは、『クレヨンしんちゃん』劇場版の音楽が印象的。『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』のクライマックスで聞かれる感動的な音楽が浜口さんの手によるものです。
 『ジュエルペット』『ジュエルペット てぃんくる☆』の音楽にも、浜口史郎のメロディメーカーとしての才とアレンジャーとしての技量がみごとに生かされています。ドリーミーでロマンティックで、ときにユーモラス。全体に品よくしゃれたサウンドで作られているのは、少女向け作品ならでは。『魔法にかけられて』などのアラン・メンケンの音楽をほうふつさせます。

 『ジュエルペット てぃんくる☆』の音楽の中心となるのは、ジュエルペットのテーマ、ルビーのテーマ、ジュエルランドのテーマの3つのモチーフ。そのさまざまなアレンジをちりばめて全体の雰囲気を統一しています。そこに、あかりやミリア、沙羅などのキャラクター・テーマ、情感曲、情景曲、アクション曲などが加わって、バラエティに富んだ音楽が用意されました。特徴的なのは、魔法をテーマとした曲がいくつか設定されていること。本作は、人間の主人公・あかりが人間界からジュエルランドへとわたって魔法学校に通う物語。魔法少女ものの側面も持っている作品なのです。

 サントラ盤には、主要楽曲と、サブタイトル、アイキャッチ、予告音楽などの決まりものをしっかり収めました。オープニング・エンディングのTVサイズを含めて全54曲。聴きごたえたっぷりのアルバムになったと思います。アルバム終盤に配置した「ドッキ☆ドキ☆ジュエルランドのひみつ 」は、本編終了後に登場するミニコーナーの曲。次の「魔法の時間が始まるよ」が予告編音楽です。
 オーソドックスな構成では、ここでアルバムが終り、エンディングテーマで締めとなるところですが、本アルバムでは、最後にもう1つ山場が来るイメージで構成しています。あかりの心情に焦点を当てた選曲で、魔法少女もののクライマックスっぽく作ってみました。「もしかしたら、こんな最終回があるのかも」と想像しながら。

 というのも、この作品、ジュエルペットが中心の物語に見えて、実は、あかりとミリアと沙羅とクラスメートたちの物語だと思うのです。アバンタイトルに「女の子は誰でもすてきな魔法使い」とい台詞が出てきますが、それがこの作品の真のテーマではないでしょうか。魔法に夢を追う少女たちの友情の物語と思って構成しました。浜口史郎のつむぐ愛すべき魔法少女音楽。ぜひ聴いていただけたらと思います。

ジュエルペット てぃんくる☆ はっぴぃ☆はっぴぃミュージック

 : ジュエルペット てぃんくる☆ はっぴぃ☆はっぴぃミュージック

☆前作のサントラも発売中♪

ジュエルペット はっぴぃ♪ミュージック
 こちらも音楽は浜口史郎。

 : ジュエルペット はっぴぃ♪ミュージック 

☆これも浜口史郎作品↓

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!サウンドトラック大全集
 『クレヨンしんちゃん』劇場用映画音楽集。荒川敏行、宮崎慎二との共作で、浜口史郎の代表作の1つ。

 : 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!サウンドトラック大全集

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2010年8月18日 (水)

コミックマーケット78終了しました!

 8月13日のみの参加でしたが、コミックマーケット78終了しました。
 足を運んでくださった方、買っていただいた方、ありがとうございます。

 個人誌「劇伴倶楽部」の在庫は、新刊Vol.7とVol.6、2008年8月増刊の3種のみとなりました。
 発行履歴は、こちらをご覧ください。

 冬コミにも参加できたらと考えています。
 また、よろしくお願いします。

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2010年8月17日 (火)

「大魔神カノン」サントラはBlu-ray Boxのみ!?

 8月13日にお台場の東京カルチャーカルチャーで開催されたイベント「カノンのしらべ~~佐橋×藤林の特撮音楽の世界」、なかなか充実した興味深い内容でした。

 作曲家・佐橋俊彦、作詞家・藤林聖子のおふたりとプロデューサー・高寺重徳が鼎談形式で、特撮作品と音楽について語るイベント。とりあげられた作品は高寺プロデューサーが手がけた『激走戦隊カーレンジャー』『電磁戦隊メガレンジャー』『星獣戦隊ギンガマン』『仮面ライダークウガ』『仮面ライダー響』、そして『大魔神カノン』。音楽プロデューサーである本地代資(株式会社ティーワイ エンタテインメント取締役社長)氏も加わって、音楽づくりの舞台裏にまで話は及びました。高寺さんと本地さんのやりとりがなんとも面白かった(ちなみに本地さんとは、かつて戦隊シリーズの音楽ディレクターを務めていた本地(大輔)さんその人です)。

 興味深いエピソード満載でしたが、限られた時間でこれだけのネタを消化するのはムリがあり、やや駆け足で中途半端になった印象も。
 しかし、『ギンガマン』にシェリンダ役で出演した水谷ケイさんがゲストとして登場し、撮影裏話に加えて、挿入歌「 その名はシェリンダ」(作詞:藤林聖子/作・編曲:佐橋俊彦)を披露してくれました! ありえないようなステージ。もう、これだけでチケット代のもとが取れたと思った人も多かったでしょう。水谷さん、この歌を歌うのは録音以来だそうですよ。

 さて、『大魔神カノン』の音楽はもちろん佐橋さんですが、サントラは単体発売はなく、Blu-ray BOXの特典としてついてくるそうです。しかも、3回録音された音源は、それぞれ、BOX1、BOX2、BOX3に振り分けて特典になるそうなので、聴きたい人はすべて買わなければいけないという…。
 そういえば、ユニークな怪獣ドラマ『MM9』のサントラもDVD-BOXの特典としてのリリースでした。

 サントラ・ビジネスの厳しさを感じさせる商品展開というか、出るだけよしと考えるか、複雑です。結局、買うんですけどね。

大魔神カノン Blu-ray BOX1
 9月24日発売!

 : 大魔神カノン Blu-ray BOX1

あした天気になぁれ Lia [MAXI]
 「鳥の詩」のLiaが歌う1st&2ndエンディングテーマ「あした天気になぁれ」「歩いて帰ろう」のMAXIシングル。こちらは単体発売になりました! 発売中!

 : あした天気になぁれ

(追記)東京カルチャーカルチャーのサイトにイベントレポートが掲載されました。

2010年8月13日 (金)

8月1日「Sister MAYO×高取ヒデアキ LIVE」セットリストですよ

 セットリストを取り寄せてたら日が空いてしまいましたが……、
 8月1日、渋谷TAKE OFF 7で開催された「Project.R presents 高取ヒデアキ vs SisterMAYO 1stアルバムリリースライブ」に足を運びました。

 7月21日にSister MAYOと高取ヒデアキの初のベスト盤がリリースされたことを記念してのジョイントライブです。お二人とも、ユニットやバンドでのライブはあるけれど、単独の名前でのライブははじめてとのこと。
 高取さんのほうは、バンド「Z旗」で定期的にライブを行なっていますが、Sister MAYOさんはイベントなどのステージはあっても、自身のライブは珍しい。生MAYOさんのステージを見ようと、スタンディングでフロアが満杯(実際、入れない人までいた)になるほどのファンが集まりました。みんな、この日を待っていた!!

 かくいう私もその「待っていた」一人です。
 「Sister MAYOベスト」を出したいと何度も企画書を書いて送っていたくらいです。そのベスト盤が実現し、解説を書かせてもらい、ライブまで開催されてしまうなんて、生きていてよかった!!

 MAYOさんのステージは「ぷるるん!! しずくちゃん」から。バックは新結成されたSister MAYOのバンド「カラテブラボー」(バンド名は当日発表)。ちなみにギターが「魔法戦隊マジレンジャー」の作曲・歌唱で知られる岩崎貴文さんですよ。
 この生バンドの音に、MAYOさんの声が実によく乗るのだなぁ。MAYOさんの声はただ可愛く聴こえるだけでなく、しっかりと芯があって、激しい楽器の音に埋もれないパワーと声質を持っている。歌手としてほんとに恵まれた個性だと思います。楽器隊との息もぴったり。
 あと、MCが自然体で何度も爆笑。
 Sister MAYOは実はバンド向きの歌手なのだ!
 もともとバンド活動をしていたことは知っていたけれど、実際生のステージを聴いて、そう実感しました。

 ベストアルバム『Sister MAYO 1号』に収録された曲に、一部、C.N.N.(Cyber Nation Network)時代の曲をまじえながらおよそ1時間のステージ。「LOVE☆トロピカ~ナ」が生で聴けて感激。私の2000年代萌えソングNo.1です。
 ラストは岩崎さんの「魔法戦隊マジレンジャー」に続いて「呪文降臨~マジカルフォース~」で大盛り上がりで締め。MCで笑わせ、跳びはね、声で魅了し、観客を熱狂させたすばらしいステージでした。

 休憩をはさんで高取ヒデアキさんのターン。
 Z旗のメンバーを引き連れて、ロックミュージシャンらしいパワフルなステージを見せてくれます。
 COA名義で発表された『グランダー武蔵RV』オープニング曲「Chase The Wind」で激しくスタート。ちなみにCOAは、高取ヒデアキと実弟Nobuが参加したユニット。「ハピ☆ラキ!ビックリマン」「MY SHOOTING STAR」とテンポよい曲が続いたあと、「オコジョ番長のテーマ」でがらりと別の世界に。
 「砂ぼうず絵描き唄」「耳にタコ」「無限戦士アニキンダーの唄(ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』劇中歌)」「走れ!ビジネスマン!!(ABCマート CMソング)」「装甲車輪ゴローダー GT(ゴローダーGT CMソング)」など、ふだんのZ旗ライブではまず聴けない曲がぞくぞく登場。Z旗メンバーの意外なパフォーマンスも見れて、熱いだけではない、笑えて楽しめるステージになりました。
 もちろん熱い曲もまだまだ続きます。「ライブオン!」「四六時夢中シンケンジャー 」は会場も一体となってヒートアップ。
 ラストは「Transformers~鋼鉄の勇気~」「ハリケンジャー参上!」でフィナーレ。

 アンコールはSister MAYOと高取ヒデアキの二人で「DIVER#2000」「四六時夢中シンケンジャー」を歌って締め。

 いやぁ、よかった。1人ずつでもすばらしいライブなのに、2人合体して240%のパワーになっていましたね。2人のアニソンライブ、もっと見たい・聴きたいと思います。特にこれが旗揚げとなったSister MAYO&カラテブラボーのライブに期待してます!


<セットリスト>

<Sister MAYO with カラテブラボー>

  1. ぷるるんっ!しずくちゃん
  2. パッタポッタモン太
  3. 小さな勲章
  4. カラフル
  5. Oh! My God!
  6. SUPER VOYAGER
  7. LOVE☆トロピカ~ナ
  8. ファンファン&シャウト
  9. LOVE☆トロピカ~ナ ファイナル
  10. Just feel it ~明日のために~
  11. 魔法戦隊マジレンジャー(Vox:岩崎貴文)
  12. 呪文降臨マジカルフォース

<高取ヒデアキ with Z旗>

  1. Chase The Wind
  2. 祝(ハピ☆ラキ)ビックリマン
  3. MY SHOOTING STAR
  4. オコジョ番長のテーマ
  5. 砂ぼうず絵描き唄
  6. Fight for the earth!!
  7. 耳にタコ
  8. ライブオン!
  9. 四六時夢中シンケンジャー
  10. 無限戦士アニキンダーの唄~走れ!ビジネスマン!!~装甲車輪ゴローダーGT
  11. 眠くなるまで
  12. Transformers~鋼鉄の勇気~
  13. ハリケンジャー参上!

<アンコール>Sister MAYO & 高取ヒデアキ

  1. DIVER#2100
  2. 四六時夢中シンケンジャー

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2010年8月 9日 (月)

SF大会企画終了しました

 8月7日のSF大会企画「アニメや特撮に流用されたライブラリ音楽をみんなでのんびりと聴こ~ぜの会」と「空想音楽大作戦2010」、無事終了しました。
 どちらも満員御礼の盛況でした。
 来ていただいた方、出演者・スタッフの方、ありがとうございました。

 「ライブラリ音楽みんなでのんびりと聴こ~ぜの会」の企画では、これまで謎に包まれていた『伝説巨神イデオン』などの流用曲の全貌が明らかになり、「空想音楽大作戦2010」では田中公平先生、早川優さん、不和了三さんを招いて、伊福部昭の音楽を中心とする「怪獣音楽」について語っていただきました。
 楽しんでいただけたらうれしいです。

 なお、「ライブラリ音楽をみんなでのんびりと聴こ~ぜの会」の主催者・奉力萬さんが、企画で紹介した音源をまとめた研究本を8月13日のコミックマーケットで販売するそうです。劇伴倶楽部のブースでも委託販売しますので、関心のある方は、13日のコミケにおいでください。

ミュージックファイル・コンピレーション ゴジラ・ソングブック
 これまでのCDではカットされていた曲中の効果音を復活。発売当時のシングル盤の音を再現している。ブックレットにはシングル盤のジャケットを復刻掲載。

 : ゴジラ・ソングブック

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2010年8月 7日 (土)

【告知】カノンのしらべ~佐橋×藤林の特撮音楽の世界

 コミケ開催日の8月13日の夜、ドラマ「大魔神カノン」にちなむ音楽トークイベントが開催されます。

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〈カノンのしらべ~佐橋×藤林の特撮音楽の世界〉

 「大魔神カノン」の主題歌などを担当している作曲家の佐橋俊彦さんと
 作詞家の藤林聖子さん、そして高寺プロデューサーの三人で、
 特撮・キャラクタードラマの音楽について語り尽くします!

【日時】2010年8月13日(金)
 Open 18:00 Start 19:00 End 21:30(予定)

【会場】東京カルチャーカルチャー(お台場) 
 MAP… http://tcc.nifty.com/accessmap/

【出演】 
 佐橋俊彦(作曲)
 藤林聖子(作詞)
 高寺重徳(プロデューサー)
 スペシャルゲスト:水谷ケイ(女優)
 MC:西山洋介(角川書店) 島崎淳

 ※イベントの内容、ゲストなどは事情により変更される可能性があります。

【チケット】前売り券3,500円 当日券3,500円 (ドリンク別)
 全席自由。 入場時、整理番号順に整列をお願いします。

 8月7日(土)朝10時から「イープラス」で発売開始。

大魔神カノン公式ブログの告知記事

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 佐橋俊彦さんは、久しぶりのイベント出演かな。
 藤林さんは、BS2のヒーローソングナイトに出演されてましたね。

 場所も国際展示場と同じお台場なので、コミケの帰りに寄れます。
 特撮音楽に関心のある方はぜひ足を運んでみてください!

2010年8月 3日 (火)

冬木透の愛弟子が奏でるウルトラサウンド

 来る9月10日に、横浜みなとみらいホール 小ホールで「蒔田尚昊と冬木透の宇宙 Vol.3」が開催されます。

 冬木透先生の教え子たちで作る〈桐柊会〉の企画・主催によるコンサート。冬木先生の蒔田尚昊(冬木先生の本名)名義の音楽作品や、冬木透の名で作られた映像音楽作品などが演奏されます。特撮やアニメ以外の冬木作品を聴くことができる、ファンには貴重なコンサートです。

 編成はオーケストラではなく、ピアノ2台、ヴィオラ、パーカッションだけという変則的な編成。しかし、工夫をこらしたアレンジで演奏される音楽からは、まぎれもなく冬木透の音が聴こえてきます。

 すでに同じ趣向のコンサートが2回開催されており、今回が第3回となります。これまで取り上げられた曲は、「交響詩ウルトラセブン」「交響曲ウルトラコスモ」といったスケールの大きな作品から、フルートとピアノだけといった小編成の作品まで非常に幅広く、また、このコンサートでした聴けない冬木透作品も多く演奏されてきました。

 今回のVol.3では、「交響詩ザ☆ウルトラマン」が登場!
 これは、1979年にコロムビアから発売されたLP「冬木透の世界」が初出の作品。ステージの演奏は非常に珍しいのではないでしょうか。
 『ザ☆ウルトラマン』への追加音楽として冬木先生が書いたこの曲は、最初から3管編成の交響詩として発想・作曲されており、TVシリーズのBGMを再構成した「交響詩ウルトラセブン」とはその点が異なります。混声合唱も含む曲想は神話のようなスケールと格調を備えており、冬木音楽の傑作のひとつ。私の大好きな作品です。
 この「交響詩ザ☆ウルトラマン」がどんなふうにアレンジされて聴けるのか、今から楽しみです。

 ほかに蒔田尚昊作品「組曲〈聞こえてくるのは…〉」「哀歌」「黙示録によるモテット」などを演奏。

 冬木透音楽の奥深い世界に触れてみたいという方はぜひどうぞ。チケットは桐柊会まで。メールに枚数、送付先を記入して申し込めば、後日チケットと振込み用紙が送られてきます。

 〈蒔田尚昊と冬木透の宇宙 Vol.3〉
  2010年9月10日 19:00開演(18:30開場)
  横浜みなとみらいホール 小ホール
  全席自由 ¥3,000

  チケットのお申し込み・お問い合わせ⇒ doremifa@cj8.so-net.ne.jp

 ☆桐柊会のコンサート公式ページ

 前回のコンサートの模様がYouTubeにUPされています。

 ☆桐柊会:交響曲「ウルトラコスモ」第一楽章

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