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2012年1月

2012年1月31日 (火)

21世紀の宇宙刑事サウンド!

 映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』のサウンドトラック盤が1月25日に発売されました。宇宙刑事ファン、渡辺宙明ファン感涙の1枚です。

 『宇宙刑事ギャバン』放映開始(1982年)から30年。アニヴァーサリー企画として戦隊ムービーにゲスト出演したギャバンのために、渡辺宙明先生が新たに書き下ろしたスコアをレコーディングしました! 宙明先生の映像作品のための劇中音楽の新録は『神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON』(2004)以来で、8年ぶりの快挙!なのであります。

 音楽録音は昨年12月15日。サウンドシティのスタジオ行われました。指揮は『海賊戦隊ゴーカイジャー』の音楽担当・山下康介さん。渡辺宙明先生もブースで自身の担当分をディレクションされていました。私も見学させていただきましたが、宙明先生が現場の演奏を聴いて、その場でアレンジの変更を指示するなど、サウンドづくりにこだわっていたのが印象的でした。

 サントラでは、「メインタイトル」「宇宙海賊 VS 宇宙刑事」「正義一閃!レーザーブレード」と題された3曲が宙明先生の作・編曲。また、「チェイス!ギャバン」と電子星獣ドルのテーマのメロディを山下さんがアレンジした曲も収録されています。

 宙明先生の曲ばかりとりあげましたが、山下さんによる新曲も映画ならではの力の入ったもの。未見の方は、ぜひ映画をご覧になってからお聴きください。サントラを聴くだけでじゅうぶん映画の興奮が伝わってきますが、映画を観てから聴くと、感動も2倍、3倍になること請け合いです。よろしく勇気!

海賊戦隊ゴーカイジャー VS 宇宙刑事ギャバン オリジナルサウンドトラック

 : 海賊戦隊ゴーカイジャー VS 宇宙刑事ギャバン オリジナルサウンドトラック

 2月26日に予定している「渡辺宙明トークライブ Part2 ~宇宙刑事スペシャル!」では、この映画の音楽のこともうかがいますよ。ぜひ、おいでください!

2012年1月30日 (月)

「デジモンクロスウォーズ」サントラ第3弾

 クライマックスに向かっているTVアニメ『デジモンクロスウォーズ』のサントラ第3弾「MUSIC CODE III」が1月18日に発売されました。腹巻猫が構成・取材を担当しています。

 第3期「時を駆ける少年ハンターたち」編のために新録されたBGMを中心に構成。ブックレットには、音楽を担当した山下康介さんと、脚本家・三条 陸さんの対談を掲載しました。
 三条さんは『デジモンクロスウォーズ』第1期ではシリーズ構成を担当。その後もメイン脚本家として物語を引っ張っています。平成「仮面ライダー」シリーズでも活躍中。脚本家と作曲家との珍しい顔合わせが実現して、興味深いお話が聞けました。ぜひ、音楽ともどもお楽しみください。

デジモンクロスウォーズ MUSIC CODE III

 : デジモンクロスウォーズ MUSIC CODE III

2012年1月19日 (木)

追悼、玉木宏樹先生

 1月8日、作曲家の玉木宏樹先生が亡くなりました。
 昨年からの訃報つづきに胸が痛みます。

訃報:玉木宏樹さん死去 (毎日新聞)

 玉木先生といえば、特撮を駆使した犯罪ドラマ『怪奇大作戦』、10年以上にわたるシリーズとなった時代劇『大江戸捜査網』、根強いファンのいる『走れ!ケー100』、連続テレビ小説『おていちゃん』などの音楽が思い出されます。岡崎友紀が主演したTVドラマ『小さな恋のものがたり』(1972)の音楽も玉木先生でした(脚本は昨年亡くなった市川森一さん)。アニメでは『アニマル1』、単発ものの『ルパン対ホームズ』(1981)(このサントラは傑作と名高い1枚)。山本直純先生のもとで『マグマ大使』や『男はつらいよ』などの音楽のお手伝いをされていたとも聞いています。近年は単発の2時間ドラマなどを担当されていました。

 ヴァイオリン奏者でもあり、音楽ファンからは、シンセサイザーをフィーチャーした野心的なアルバム『タイム・パラドックス』『雲井時鳥国』といった作品で注目された作家でした。後年は「純正律」の響きの美しさを広める活動を積極的に行い、日本の音楽教育や街に流れる「音」の粗悪さを嘆いていました。著書も多かった。権威におもねらない言葉と音楽がカッコよかったと思います。

 お会いしたのはロフトプラスワンのイベントだったと思います。プライベートレーベルのCDも買いました。名刺をお渡ししたら、あとで連絡をいただいて恐縮しました。もっとも、それは玉木先生が主宰する「純正律研究所」へのお誘いでしたが…。

 その言葉と音楽をもっと聞きたかったです。

 ご冥福をお祈りいたします。

怪奇大作戦 コンプリートサウンドトラック
 『怪奇大作戦』と2007年に放映された『怪奇大作戦セカンドファイル』のサントラをカップリングした2枚組。『セカンド』のテーマ曲は冬木透が手がけている。

 : 怪奇大作戦 コンプリートサウンドトラック

大江戸捜査網 オリジナル・サウンドトラック
 5拍子のテーマ曲は時代劇としてはあまりに斬新。サントラは品切れ中だが、テーマ曲は『ちょんまげ天国』などで聴ける。

 : 大江戸捜査網 オリジナル・サウンドトラック

玉木宏樹の大冗談音楽会!!
 玉木宏樹のお茶目な面とヴァイオリンの技巧を聞くことができる1枚。

 : 玉木宏樹の大冗談音楽会!!

TIME PARADOX雲井時鳥国存在の詩
 クラシックとシンセサイザーとロックが融合したプログレの名盤といわれる伝説的タイトル。2009年にまとめて復刻されました⇒レーベル特設ページ

 : TIME PARADOX  : 雲井時鳥国
 : 存在の詩

春へのあこがれ
 後年傾倒していた純正律音楽を追求したアルバム。

 : 春へのあこがれ

2012年1月10日 (火)

追悼、林光さん

 作曲家の林光さんが1月5日に亡くなりました。80歳でした。

訃報:林光さん80歳 (毎日新聞)

 残念です。昨年9月から入院されていたようです。ホームページの「光・通信」は入院の直前まで更新されていました。

 林光さんの創作の主体はオペラや純音楽作品でしたが、映画やドラマの音楽でも活躍しました。ドラマはNHK作品が多く、大河ドラマ『国盗り物語』『花神』『山河燃ゆ』などは今でも手軽に聴くことができます。意外なところでは、実写にアニメを合成した特撮作品『バンパイヤ』の主題歌が林光さんの作でした。

 私(腹巻猫)がもっとも印象に残っているのは、90年代に「花王ファミリースペシャル」枠で放送された『鬼ユリ校長、走る」というドラマシリーズです。1994年から1996年まで全10回が放送されたようです(詳細不明…間違っているかも)。宮沢賢治の故郷である岩手県花巻市を舞台に、樹木希林演じる小学校校長の奮闘を描いたドラマでした。ロケは花巻市内の小学校で行われています。花巻の風景がふんだんに取り入れられ、学園ものでありながらメルヘンのように感じられる、味わい深いドラマでした。林光さんの音楽、ことに主題歌が印象に残っています。
 残念ながら映像ソフト化されず、今では見返すことができません。主題歌のタイトルも不明です(ご存知の方いましたら教えてください)。なんとか商品化してもらいたい…ともう10年以上希望しています。

 林光さんのご冥福をお祈りします。

林光の世界
 映画音楽の代表作を集めた作品集。

 : 林光の世界

林光の音楽
 60年間におよぶ仕事をCD20枚に集大成した作品集。20枚のうち、ラジオ・TV作品に1枚、映画作品に2枚が割り当てられている。収録作品の詳細はこちら

 : 林光の音楽

渡辺宙明先生が2012東京アニメアワード功労賞に!

 2012年度「東京アニメアワード功労賞」が12月27日発表になり、その一人に作曲家・渡辺宙明先生が選ばれました。おめでとうございます。

 東京アニメアワード功労賞は「東京国際アニメフェア」の一環として2005年より設けられた賞です。アニメ文化の構築・発展に大きく寄与した人物に贈られます。2012年度は、ほかに、音響効果の柏原満さん(『宇宙戦艦ヤマト』などの音響効果で知られる)、美術の中村光毅さん(故人)、アニメ監督の出崎統さん(故人)らが選ばれています。

 渡辺宙明先生の受賞は、1950年代から現在まで、50年以上にわたって映像音楽作家として活躍してきた実績をふまえたものでしょう。とりわけ、現在も新作を発表し続けている作家であるという点は、顕彰式でも強調してほしいです。

 顕彰式は、2012年3月22日(木)から25日(日)まで開催される「東京国際アニメフェア2012」の会場内にて実施致されます。

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