Soundtrack Pub

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2012年7月 2日 (月)

感涙! 坂田晃一作品集!

 『坂田晃一 テレビドラマ・テーマトラックス』が6月27日にソニー・ミュージックより発売されました。CDとしては初の坂田晃一作品集です。

 坂田先生は私の大好きな作曲家のひとりです。昨年、アニメ映画『コクリコ坂から』の主題歌に坂田先生の名曲のひとつ「さよならの夏」が採用されたという報を聞き、「坂田晃一再評価のきっかけになれば」と願っていたのが実現しました。Soundtrack Pubでも折に触れて坂田晃一作品を紹介してきましたので、ファンとして、ほんとうにうれしい。

 坂田晃一は、日本テレビグランド劇場や読売テレビのドラマの数々で音楽を担当。美しく切ないメロディでドラマの雰囲気を盛り上げました。「さよならをするために」(『3丁目4番地』)、「もしもピアノが弾けたなら」(『池中玄太80キロ』)など、ヒットした曲は誰もが耳にしたことがあるでしょう。
 NHKでは連続テレビ小説『雲のじゅうたん』『おしん』、大河ドラマ『おんな太閤記』、時代劇『日本巌窟王』『立花登・青春手控え』『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』などを担当。『雲のじゅうたん』は音楽も含め、大好きな作品です。
 そして、アニメの代表作が『母をたずねて三千里』『ふしぎな島のフローネ』『南の虹のルーシー』といった名作アニメ。私が坂田晃一の名をはじめて意識したのが『母をたずねて三千里』でした。縁あって、のちにコロムビアで2枚組のサントラを構成・解説を担当することができ、はりきってとりくんだものです。思い出に残る仕事となりました。

 SoundtrackPubでも紹介したことがありますが、70年代にアナログレコードで坂田先生のドラマ主題歌を集めた『冬と夏の物語 坂田晃一の世界』というLPが発売されています。また、『いんてぃめっと ダ・カーポ/グランド劇場を歌う』というLPもありました。70年代の坂田メロディの人気をうかがわせる商品です。
 今回の『坂田晃一 テレビドラマ・テーマトラックス』は21世紀版『冬と夏の物語』とでも呼べる企画で、文字通り代表作が網羅されています。聴いているだけで、もう涙・涙。「こんな美しい曲を書く作家がほかにいるだろうか」と感涙必至です。

 ボーナス・トラックにはドラマ主題歌以外から3曲を収録。これもなかなか貴重。ブックレットにはインタビューも掲載され、坂田晃一入門としてはこれ以上ない1枚となっています。
 「最近美しいメロディを聴いてないな」という方、テレビドラマ主題歌の豊穣な世界に触れてみたいという方、ぜひ、手にとってみてください。

 できれば、今回未収録になった曲を集めたPart2も実現してほしい。『坂田晃一 NHKテーマトラックス』や『坂田晃一 アニメ・テーマトラックス』も。これは自分が作りたいです!

坂田晃一 テレビドラマ・テーマトラックス

 : アルバム・ジャケット

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