Soundtrack Pub

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2012年10月26日 (金)

「バクモン」に思う「サントラ・センター」の必要性

 10月24日放送のNHK総合『探検バクモン』で日本近代美術館フィルムセンターが取り上げられました。
 フィルムセンターは映画資料の収集・保存・復元を行っている機関で、貴重な映画フィルムやネガが多数保存されています。その保管庫に潜入する!というのが今回の『探検バクモン』。映画好きには興味深い内容です。前後編となっており、次回10月31日の放送が後編。前編の再放送が10月30日(29日深夜)午前1:45~ありますので、見逃した方もぜひチェックしてみてください。

 観ていて思ったのは、「映像音楽にもこういう保管センターがほしい」ということでした。映画音楽やテレビ番組の音楽のテープの保管は、制作会社や放送局まかせになっています。しかし、映像ならまだしも、ダビングが終了した音楽テープはいわば役目を終えた存在。保管がいいかげんで所在がわからなくなったり、廃棄されたりすることが少なくないのです。
 つい先日も、物故された音響監督が保管していた貴重な音楽テープが大量に処分された話を聞きました。日本人なら誰もが知っている有名な作品のテープも含まれており、そのいくつかはおそらく永久に失われてしまったのでした。残念とか哀しいとかを通り越して、行き場のない怒りすら覚えます。
 「保管場所のない映像音楽を預かります」。そんなところがあれば救えたものが少なくないのではないか。サウンドトラックのフィルムセンターにあたる「サウンドトラック・センター」のような機関があれば……。

 もちろん実現にはさまざまな課題があります。保存場所、権利関係、資金……。今できることは、せめて、音楽ソフトの形で残すこと。それも、なるべくよい音質で。磁気テープも劣化が進んでいます。何度も商品になる人気作品はまだいい。一度も商品化されていないすばらしい作品がまだまだ残っている。それを後世に残すためになにができるか……。

 10月28日の阿佐ヶ谷ロフトのイベント<Soundtrack Pub Special!「サウンドトラックのあけぼの」>では、その回答の一つとなる試みを発表する予定です。お時間ある方、ぜひおいでください。

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