Soundtrack Pub

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月

2014年2月17日 (月)

「スペースカインズ×ヤマト講座」行ってきました!

 2月16日、江古田バディで開催されたスペースカインズライヴ特別篇「スペースカインズ×ヤマト講座~宇宙戦艦ヤマト2199サントラの夕べ~」に足を運びました。

 ヤマトファンが開催する「ヤマト講座」と映像音楽を演奏するバンド・ザ☆カインズとのコラボレーション企画。
 双方のファンが集合して、会場は大盛況でした。

 サウンドトラックの録音時の編成に近いコンボ編成での演奏。オリジナルに近い音の迫力、ライヴならではの臨場感、堪能しました。

 「講座」とタイトルにあるように、曲解説つきのライヴです。選曲・構成を担当した不破了三さんの解説がサントラ構成のノウハウと苦心にまで踏み込んだもので、同業者は共感し(^_^;、サントラ初心者のファンは「そんなことまでするの!?」と興味深く聴いたのではないかと思います。
 不破さんは後半ではベースを手に演奏にも参加。大活躍でした。

 休憩明けは本編の効果を担当した柏原満さんと氷川竜介さんによるトークコーナー。14日のメディア芸術祭シンポジウムに続いて柏原さんのお話が聴けるとは感激です。なんともぜいたくなイベントでした。

 出演者、スタッフのみなさま、お疲れさまでした!

↓再度宣伝! 柏原さんの仕事のしばらしさが味わえる名盤。3月19日再発!

YAMATO SOUND ALMANAC 1996-I「Sound Fantasia 宇宙戦艦ヤマト」
※画像は旧ジャケです。

 : アルバム・ジャケット

2014年2月16日 (日)

終了しました! 杉並アニメーションミュージアムトークイベント

 2月15日に開催された杉並アニメーションミュージアムのトークイベント「アニメソング誕生!~テレビ漫画主題歌ことはじめ」無事終了しました。

 前日は大雪。この日も積雪が残り、交通機関の運行が乱れる中での開催でした。
 足もとの悪い中、たくさんの方においでいただき、ありがとうございます!

 元朝日ソノラマの橋本一郎さんとレコード探偵団の水落隆行さんと一緒に黎明期のアニメソング・ソノシート出版のお話。

 『鉄腕アトム』『鉄人28号』『エイトマン』『狼少年ケン』『オバケのQ太郎』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『怪獣大図鑑』『怪奇大作戦』『巨人の星』などのお話をうかがいました。

 阿佐ヶ谷ロフトAでやった同名タイトルのイベントと重なるお話もありましたが、今回初の話題も聴けました。

 楽しんでいただけたなら幸いです。

 トークイベントは終了しましたが、ソノシートのミニ展示会は23日まで開催中です。

 ぜひご覧ください!

 詳細は下記リンクを参照ください。
 http://www.sam.or.jp/event.php#405

 Dscf4256s

2014年2月15日 (土)

冨田勲が東京アニメアワード<アニメ功労部門>を受賞!

 作曲家の冨田勲先生が東京アニメアワードフェスティバル2014の<アニメ功労部門>を受賞されました。
 おめでとうございます!

 ほかには、アニメーターの金田伊功さん(故人)、声優の大塚周夫さん、脚本家の城山 昇さん、人形アニメーターの真賀里文子さん、漫画家の永井 豪さん(原作者として受賞)らが受賞されました。

東京アニメアワード2014<アニメ功労部門>

 冨田先生といえば、3月19日に発売される「イーハトーヴ交響曲」ブルーレイ版のジャケットデザインが超カッコいいと話題です。
 イラストは空山基さん。同じく空山さんがジャケットを手がけたSACD「展覧会の絵」も同時発売。楽しみです。

冨田勲イーハトーヴ交響曲[Blu-ray]

 : アルバム・ジャケット

展覧会の絵 ultimate edition[SACD]

 : アルバム・ジャケット

シンポジウム「アニメーションの音の世界」

 2月14日、国立新美術館で開催された文化庁メディア芸術祭のシンポジウム「アニメーションの音の世界」に行ってきました。
 お話は功労賞を受賞した音響効果の柏原満さん。
 モデレーターはアニメーション監督の杉井ギサブローさん。

 柏原満さんは『鉄腕アトム』から『宇宙戦艦ヤマト』『サザエさん』『ドラえもん』『銀河鉄道の夜』『オネアミスの翼』等々のアニメ作品に参加し(『鉄腕アトム』は大野松雄氏のもとでの仕事)、日本のアニメ史とともに歩んできた効果音の第一人者。興味深く聴きました。

 アニメーションの音響効果という仕事について、また、『銀河鉄道の夜』や『サザエさん』『ドラえもん』『宇宙戦艦ヤマト』などの具体的な音づくりについて、実例を挙げながらのお話。「なぜ、こういう音なのか」、一つ一つに理由と意味があることに感銘を受けました。

 特に印象深かったのは、次の2つのお話。

「音にも色がある。作品にはそれぞれふさわしい色の音があり、その色を見つけて音づくりをする(だから同じ「扉が開く音」でも作品が違えば音は違う)」

「効果音を単なる音として作るのではなく、音にも情感をこめたい。そういう意味で、効果音を“音楽”のように作ってきた」

 ばくぜんと、「効果音ってライブラリーから取り出してはめていくんじゃないの?」ぐらいに思っていましたが、そうではないんですね。だからこそ、音が作品に溶け込み、作品の雰囲気を作る。
 音を聴くだけで「あ、あの作品の音だ」とわかる効果音がどうして生まれるのか、その秘密の一端に触れた気がします。

 ほかに記憶に残ったのは、

「『サザエさん』ではクレジットは「効果」だが、現在は選曲も含めた音響全体をまかされている」

「作業は今でも6mm磁気テープで行っている。そこはこだわっているところ」

「(客席からの質問に答えて)高知出身なので好きな自然音は“海の音”かな」

といったお話。

 国立新美術館で開催中の展示もよかったです。16日までですが、アニメファン、マンガファンなら興味深く楽しめる内容なので(マンガ原画も多数展示)、未見の方で都合のつく方はぜひどうぞ。

 功労賞コーナーの柏原さんゆかりの展示では、ボタンを押すとヘッドフォンで「波動砲の音」や「ドコデモドアの音」が聴ける魔法のボタンが出色でした。

 Dscf4340s

第17回文化庁メディア芸術祭

 3月19日には柏原さんの構成による「Sound Fantasia 宇宙戦艦ヤマト」も<YAMATO SOUND ALMANAC>シリーズの一巻として再発されます。

YAMATO SOUND ALMANAC 1996-I「Sound Fantasia 宇宙戦艦ヤマト」
※画像は旧ジャケです。

 : アルバム・ジャケット

2014年2月12日 (水)

放送ライブラリー公開トークショー「題名のない音楽会」

 2月11日、放送ライブラリー公開トークショー「人気番組メモリー第11回:題名のない音楽会」に足を運びました。
 「人気番組メモリー」は放送ライブラリーが年1回のペースで開催しているイベントで今回が11回目だとか。不覚にもこれまで知りませんでした。

 会場は放送ライブライブラリーのある横浜みなとみらい…ではなく、浜離宮朝日ホール。
 ゲストは冨田勲先生とヴァイオリニストの高嶋ちさ子さん、『題名のない音楽会』の番組プロデューサー・鬼久保美帆さん。
 50年の歴史を持つ番組「題名のない音楽会」のあゆみと収録裏話などを映像を紹介しつつ語る内容でした。
 最近は番組内で「クレーマーちさ子教授」として活躍(?)する高嶋さんの生ヴァイオリンが聴けたのはうれしいサプライズでしたが、なんといってもお目当ては冨田先生です。

 初代司会者・黛敏郎とのエピソード(マンションの同じ階に住んでいてエレベーターに乗り合わせると番組の打ち合わせが始まったとか)、スティーヴィー・ワ ンダーやマイケル・ジャクソンとの交流のエピソード、「座頭市」の映画で勝新太郎と音楽打ち合わせをしたエピソード(自分(勝新)が演技しているときは自分がメロディなので音楽はリズムだけでいいとか)などなど。
 マイペースで語られるお話がいちいち興味深くて楽しい。
 正直、番組とはあまり関係ないお話が多かったですが、面白かったのでよしです。

 最後に会場からの質問に応じて冨田先生が、「この歳になるとスコアを書くのは(手書きなので)しんどいんだけど、あと1本はオーケストラ曲を書きたい」と答えていたのが印象的でした。

 冨田先生、お元気でご活躍を!

 20140211_event

2014年2月 7日 (金)

明日から! 杉並アニメーションミュージアム展示会

 いよいよ明日2月8日(土)より、東京・杉並アニメーションミュージアムでミニ展示会「アニメソング創世記 ~ソノシートで見るアニソンの歴史」が始まります。
 本日、設営完了でした。

 会場では貴重なソノシート70点以上を展示します。
 朝日ソノラマのソノシートだけでなく、ビクターやコダマプレスなどの競合各社のシートも展示。
 ジャケットを眺めるだけで当時の熱気が感じられます。

 展示品のほとんどは、ソノシート・コレクターの水落隆行さんのコレクション。
 水落さんは、古書店まんだらけのカタログ誌に「レコード探偵団」の名でソノシートを紹介する記事の連載もしているソノシート研究家なのです。

 今回の展示の全体構成、解説テキストなども水落さんによる労作です。
 ぜひ会場でご覧ください!

 しかしながら、明日の東京は大雪の予報……。
 どうぞ、会期中(2月23日(日)まで)のご都合のよいときにおいでください。

 2月15日(土)には、元朝日ソノラマの橋本一郎さんをゲストに迎えたトークイベントも開催されます。
 入場無料、参加申込受付中です。

 詳細は下記リンクを参照ください。
 http://www.sam.or.jp/event.php#405

 Dscf4256s

2014年2月 3日 (月)

伊福部昭 百年紀コンサートVol.1

 2月1日(土)、すみだトリフォニーホールで開催された「伊福部昭百年紀コンサートVol.1」に足を運びました。
 演目は「銀嶺の果て」組曲、「国鉄」組曲、「ゴジラ」組曲、「海底軍艦」組曲、「地球防衛軍」組曲。
 伊福部昭の映画音楽だけを取り上げたコンサートです。

 いや、すごかったです。
 よかったとか、すばらしかったとか言うより、すごかったと言うほうがぴったり。

 なにがすごいって、コンサート用に編曲された楽譜ではなく、「オリジナルの楽譜にできるだけ忠実に演奏」、というところですよ。

 思えば1977~78年に初めて伊福部昭の映画音楽作品を収録したレコード『伊福部昭の世界』『ゴジラ オリジナル・サウンドトラック』『SF映画の世界』が発売されてから35年以上。
 これまで映画ダビング用のモノラル録音でしか聴いたことのなかった音がオーケストラの生演奏で聴けるわけです。

 何度も繰り返し聴いた曲なのに、初めて聴く曲のような新鮮さ。
 「ほんとはこういう音だったんだ!?」という驚きの連続です。
 ステージの演奏に目をこらしていると、
 「あ、ここはヴァイオリンがみんな休んで、チェロとコントラバスだけ鳴ってるんだ」とか
 「ここでフルートが鳴ってたのか!?」「ヴィブラフォンが鳴ってたのか!?」とか
 「このフレーズはチェロがこうやってポルタメントで弾いてるんだ」とか
 「グランカッサをこんなに力いっぱい叩いてるんだ」とか
 目から(耳から)ウロコがぼろぼろと落ちるような発見が数えきれないほど。

 なにより、「あのときスタジオで鳴っていた音が、今、新しい音楽として聴ける」ということ自体が感動です。

 熱気といい、テンポといい、音量といい、すばらしい再現度。
 いや、「再現度」という言葉はそぐわない。演奏者は「オリジナルの録音を再現しよう」なんて思っているわけではない。
 今、ここで、新しく生まれている演奏です。
 それがいい。
 ほんとうの意味で「音楽作品が残る」ってこういうことなんだと思います。

 映画音楽のコンサートにありがちな「スクリーンに映像を映しながら演奏」という演出が一切ないのもよかったです。
 存分に演奏に、音に、集中できました。

 とりわけ、「海底軍艦」「地球防衛軍」のすさまじいアレグロの演奏にはトリップするような感覚を味わいました。
 「地球防衛軍」クライマックスの、「ほんとに一発録りしたのか?」とまで言われていた長尺の「地球防衛軍マーチ」が目の前で実演されていることに興奮が収まりません。

 歴史に残るコンサートだったと思います。

 CD用に録音されたそうなので、会場に行けなかった方も、発売されたらぜひ聴いてみてください。
 「オリジナルの譜面に忠実に演奏」という新たな試みに心が震えると思います。

 ぜひぜひ、ほかの作品も同様のコンサートでとり上げてほしい。そして、ほかの作曲家の作品にも、こういう試みが広がれば、と熱望したいです。

 Dscf4218s

 Dscf4223s

続きを読む "伊福部昭 百年紀コンサートVol.1" »

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »