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2019年2月 7日 (木)

ミシェル・ルグランの「ベルサイユのばら」

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 ミシェル・ルグランが1月26日に亡くなりました。

 昨年11月のフランシス・レイの訃報に続く、悲しいニュースです。

 ルグランといえば、やはり、『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『ロバと王女』などのジャック・ドゥミ作品。それに、『華麗なる賭け』『思い出の夏』、番外的007映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』…。私もサントラファンとして愛聴してきました。

 サウンドトラックをジャズにアレンジしたアルバムも素敵で、オリジナル・サントラにこだわる映画音楽ファンでも、ルグランのジャズ・アレンジは別格という雰囲気があります。

 : アルバム・ジャケット

 実は日本のマンガ、アニメとも縁があり、日仏合作アニメ『イルカと少年』『宇宙パトロールPJ』のフランス版の音楽を手がけています。また、市川崑監督の映画『火の鳥』のテーマを書いたことも有名。『火の鳥』のサントラは最近復刻されました。

 : アルバム・ジャケット

 私が印象深いのは、1979年公開の映画『ベルサイユのばら』です。ジャック・ドゥミが監督した実写版『ベルサイユのばら』の音楽がルグランでした。
 この映画、スタッフもキャストも外国人で固められていますが、れっきとした日本映画。キティフィルムが作った作品です。
 原作とはキャラクターやストーリーが少し異なり、違和感を覚えるファンも多いようですが、本物のパリの街やベルサイユ宮殿で撮影されているのは見逃せません。「リアルな『ベルばら』の世界ってこんな風なんだろうなぁ」と思えるのです。
 ルグランの音楽はすばらしい。クラシカルで気品があり、『ベルばら』に描かれた情熱と愛と悲劇性をみごとに表現しています。「メインテーマ」のピアノが絶品です。

 映画『ベルサイユのばら』のサントラ盤はキティレコードから発売されました。のちに作られたアニメ版のサントラもキティレコード。実は映画版とアニメ版のどちらもキティフィルム(とキティレコード)が関わってるという点でつながりがあるのです。映画版があったからアニメ版ができたとも言えるかもしれません。

 残念ながら、映画『ベルサイユのばら』のサントラ盤はオリジナルのままの形ではCD化されていません。ジャック・ドゥミ×ミシェル・ルグランの作品を集めた11枚組CD-BOXの1枚(Disc 7)で聴くことができますが、構成は異なります。やはりオリジナルのジャケット、ライナー、構成を復刻した(+ボーナストラック)の単独盤がほしい。追悼企画として、ぜひ、お願いしたいです。

 : アルバム・ジャケット

 Ladyoscar

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