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2017年4月 8日 (土)

訃報 松山祐士先生

 4月7日、作曲家の松山祐士先生が亡くなりました。
 ショックです。

アニメ「機動戦士ガンダム」など編曲 編曲家の松山祐士さんが死亡 (産経ニュース)

 編曲家と紹介されていますが、『機動戦士ガンダム』のBGMの半分は松山先生の作曲でした。音楽クレジットも連名で表記されています。

 プロローグのバックに流れる壮大な「長い眠り」も敵味方区別なく使用された戦闘曲「颯爽たるシャア」もホワイトベース発進時によく使われた「戦いへの恐怖」も、戦争映画的な印象深い曲は松山先生の作でした。

 『アタックNo.1』以来の渡辺岳夫先生とのコンビで、『天才バカボン』『赤胴鈴之助』『アルプスの少女ハイジ』『魔女っ子メグちゃん』『フランダースの犬』『キャンディ・キャンディ』『あらいぐまラスカル』『新巨人の星』『無敵超人ザンボット3』『無敵鋼人ダイターン3』『家なき子』『ペリーヌ物語』などを手がけ、アニメ音楽に一時代を築きました。

 実写作品でも『非情のライセンス』『緊急指令10-4 10-10』『サンダーマスク』『怪人二十面相』『ザ・カゲスター』など渡辺岳夫作品の多くに参加しています。

 『機動戦士ガンダム』にはTVシリーズと劇場版3作すべてに参加。渡辺岳夫先生らと共同で劇中音楽を担当しました。
 『機動戦士ガンダム 総音楽集』を作ったときにインタビューさせていただいて、以来、毎年年賀状をいただいていました。

 まだまだお元気で、お話をうかがいたいこともたくさんあったのに…。

 残念です。 心より哀悼の意を表します。

2011年3月 7日 (月)

『龍馬伝』の配信限定サントラ

 前のエントリでNHK番組のサントラを話題にしたので、その続きで。

 配信限定のサントラは海外では珍しくなくなってきていますが、ついに日本でも…と思ったのが、『龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック総集編』でした。

 佐藤直紀さんが音楽を手がけた大河ドラマ『龍馬伝』のサントラ・ベスト盤。
 CDとしては発売されず、配信限定アルバムとして発売されています。既発3枚のサントラ・アルバムからの選曲に加え、初商品化曲2曲が含まれています。この2曲はCDにはならず、配信のみの発売。

 TVドラマで主題歌が配信限定という例はありましたが(『栞と紙魚子の怪奇事件簿』主題歌「赤い胃の頭ブルース」もそうでした)、サントラも配信のみ発売の時代になっていくのか…。もちろん発売されないよりははるかによかったと思いますが、少し寂しい気がしますね。

◎龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック総集編
 全12曲入り。配信限定の「長い道」「THE NAVIGATOR」を収録。

 Ryomaden_best

☆下記サイトで配信中。1曲ずつでも買えます。

【iTunes Store】
http://itunes.apple.com/jp/album/id410462379

【Listen Japan】
http://listen.jp/store/album_825646750634.htm

【mora】
http://mora.jp/package/80312087/825646750634/

【mora win】
http://morawin.jp/package/80312145/825646750634/

【MUSICO】(PC向け配信サービスは2月14日で終了)
http://musico.jp/contents/contents_index.aspx?id=t10PFI

【OnGen】
http://www.ongen.net/search_detail_album/album_id/al0000245428/

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2010年12月24日 (金)

「ゼロ年代珠玉のアニメソングスペシャル」完全版放送!

 今年8月に放送されて好評だったNHK BS2「ゼロ年代珠玉のアニメソングスペシャル」の完全版が12月26日に放送されます。

 8月の放送内容に未放映ライブとトーク映像を追加して再編集した30分拡大版!

 12月26日 14:30~18:00 NHK BS2
 「ゼロ年代珠玉のアニメソングスペシャル」
 http://www.nhk.or.jp/n-stadium/anison/

 腹巻猫も企画段階から監修等で参加しました。カットされたライブ映像が復活するだけでも大興奮です。前回の放送をご覧になった方も、見逃してしまったという方も! 年末に空前のアニメソング番組をお楽しみください。

2010年5月12日 (水)

NHK熱中スタジアム「特撮ソング・ナイト」放送!

 NHK BSで放送中の『熱中スタジアム』。私も以前アニメソング特集で出演させていただいた『熱中夜話』のリニューアル版です。その『熱中スタジアム』の次のテーマが「特撮ソング」!

 私は出演していませんが、バックステージで参加させていただきました。「アニメソング」同様、2回に分けての放送。第1部が「ウルトラマン&仮面ライダー」、第2部が「戦隊&メタルヒーロー」という内容です。

 放送スケジュールは、

○第1部「ウルトラマン&仮面ライダーソング」
  BS2 5月14日 22:00~22:59
  BShi 5月13日 19:00~19:59

○第2部「戦隊&メタルヒーローソング」
  BS2 5月21日 22:00~22:59
  BShi 5月20日 19:00~19:59

 おなじみ田中公平先生の解説コーナーもあります。作詞家の藤林聖子先生がコメンテーターとして出演しているのも見逃せません。
 歌ゲストも充実。第1部では水木一郎、石原慎一、真夏竜(!)ら。第2部では、串田アキラ、高取ヒデアキ、YOFFY(サイキックラバー)らが生歌を聴かせてくれますよ。

 お見逃しなく!

番組ホームページ

2010年4月28日 (水)

放映30周年「ウルトラマン80」CS放映!DVDも!(追記)

 1980年に放映されたウルトラシリーズ『ウルトラマン80』が、5月からCSのファミリー劇場で放映されます。それに合わせて、主演の長谷川初範が出演する特番も放送。そして、6月には初のDVD発売が予定されています。

 『ウルトラマン80』のコンセプトは「ウルトラマン先生」。ウルトラマン80こと矢的猛が中学校教師と防衛隊(UGM)をかけもちしているという設定で、学園ドラマみたいに学校を舞台にしたドラマが展開するのが特徴でした。
 それがSFっぽくないという声もありましたが、私は当時、『ウルトラマン80』の凝りに凝った特撮と学園ドラマっぽさに魅せられていました。「こんなウルトラマンがあるのか」と。特撮映像は当時最高水準のすばらしさで、毎回目が離せませんでした。人間の負の情念=マイナス・エネルギーが怪獣を生み出すという解釈にも感心しました。これは、現代にも通用する設定だと思います。
 諸事情で「学校編」は明確な区切りをつけることなく1クールで終了し、2クール目から従来の路線に戻った「UGM編」がスタートするのですが、この路線変更は、『ウルトラマン80』ファンの長らくのひっかかりになっていたのです。それが、『ウルトラマンメビウス』(2006)のウルトラマン80登場回(第41話「思い出の先生」)でみごとに完結したのは感動でした。

 30周年を記念したCS放映とDVD発売で、『80』の独特の味わいのあるドラマと特撮と音楽の魅力を多くの人に知ってもらえたらと思います。

 『ウルトラマン80』は音楽もすばらしいのです。TALIZMANの主題歌と冬木透のBGM。どちらも、これまでにないウルトラサウンドを作ろうという気概を感じました。実は、まだ商品化されていないBGMもあるんですよ。完全版サウンドトラックほしいですね。


(2010.04.30追記)
 あらためてきっちり調べてみたら、1996年発売の2枚組『ウルトラマン80 ミュージック・コレクション』(品切)で『ウルトラマン80』の正規BGMはすべて商品化されていました。混乱させてすみません…。この機会にぜひ再発を! いや、1曲1トラック仕様で新盤リリース望みます!!

(2010.06.11追記)
 その後、「実はBGMリストにも載っていない未収録曲がある」という情報をコメントでいただきました。たびたび訂正してすみません。まだまだ『80』音楽コンプリートに向けてがんばる余地はありますね。


ウルトラマン80 DVD-BOX I
 放映30年を経てついにDVD化! 6月25日発売。BOXIIは9月24日発売予定。

 : ウルトラマン80 DVD-BOX I

ウルトラサウンド殿堂シリーズ ウルトラマン80
 代表曲をコンパクトにまとめたサウンドトラック盤。劇中には冬木透による『ザ・ウルトラマン』の曲も流用されている。

 : ウルトラサウンド殿堂シリーズ ウルトラマン80

ウルトラマン80 テーマ音楽集
 放映当時リリースされた音楽集の廉価復刻版。最終回に使われた挿入歌「心を燃やすあいつ」収録。

 : ウルトラマン80 テーマ音楽集

2009年10月11日 (日)

14年ぶりの復活!NHK連続人形劇「新・三銃士」

 『ひょっこりひょうたん島』『新八犬伝』『三国志』などの名作を生み出したNHK連続人形劇が14年ぶりに復活!
 デュマの原作を三谷幸喜がアレンジした『新・三銃士』です。

 放送は10月12日18:00よりNHK教育テレビでスタート。

 本編放送に先立って、教育テレビでは過去のNHK人形劇の紹介も含む特番「カウントダウン!! 新・三銃士」が10/5~10/9の期間放送されていました。10/12にその再放送がまとめてあるので見逃した方はぜひ。
 その前の時間帯にはNHK総合で、「祝!新・三銃士 まもなくスタートスペシャル」という特番も放送されるようです。

 10月12日(月)
  【NHK総合】
  8:35~ 9:00 「祝!新・三銃士 まもなくスタートスペシャル」

  【NHK教育】
  9:00~10:40 「カウントダウン!! 新・三銃士」 (全5回分連続)

 この音楽を担当しているのが、スパニッシュ・コネクション。ギター、ヴァイオリン、タブラの3人で結成されたフラメンコ音楽をベースにした音楽ユニットです。『三銃士』にスペインの音楽! 躍動感あふれる音楽になりそうで期待がふくらみますね。

 11月18日には、スパニッシュ・コネクションによる「新・三銃士 スペシャルライブ」が開催されます。人形劇音楽のライブとは貴重な機会。サントラ盤も同日発売です。興味ある方はぜひどうぞ。

 「新・三銃士 スペシャルライブ

 11月18日 Open 18:00/Start 19:30
 会場:STB139 スイートベイジル(六本木)
 料金:¥5000(税込み)
 出演:スパニッシュ・コネクション with フラメンコ・ストリングス
    伊藤芳輝(guitar)平松加奈(violin)吉見征樹(tabla)
      伊藤寛康(bass)海沼正利(percussion)
    会田桃子(violin)田中詩織(viola)三間早苗(cello)

 チケット予約:
  S T B 139      Tel:03-5474-0139 STB139 スイートベイジル
  ローソンチケット Tel:0570-000-777  Lコード / 76331

2009年10月10日 (土)

映像音楽新世代の時代がやってきた!?

 澤野さんの記事を書いていて思ったのですが、このところ、80年前後生まれの作家たちの活躍が目覚ましい。

 この4月期にフジテレビ系で放映された天海祐希主演のTVドラマ『BOSS』の音楽を担当していたのは澤野弘之、和田貴史、林ゆうきの3人。生まれ年は、それぞれ、1980年、1979年、1980年。ゴールデンアワーのドラマの音楽担当としてはフレッシュな顔ぶれです。

 和田貴文は、作曲を栗山和樹に師事し、ゲーム制作会社でゲーム音楽づくりを経験したのち、映像音楽の道に進んだ人。

 林ゆうきは元男子新体操選手という変わった経歴の持ち主。自分の演技のための音楽を選曲するうちに、作曲するほうに進んでしまったそうです。新体操のための音楽づくりで名を知られるようになり、ドラマ『トライアングル』の音楽担当の1人に抜擢。これが評判になりました。

 『トライアングル』ではもう1人、テーマ曲を作曲・演奏したジャズピアニストの上原ひろみの存在も大きかった。タイトルバックを飾る、いかにも彼女らしいスリリングで才気あふれる音楽は、サントラ盤の聴きどころの1つになっています。
 その上原ひろみさんも1979年生まれの若い世代。ちなみに村松崇継さんも同世代です。いよいよ、ドラマ・映画音楽も新しい世代の時代に入ってきたのかー!? そんなことを感じる最近のサントラ事情でした。

トライアングル オリジナル・サウンドトラック
 2009年放映。上原ひろみの「Flash Back」と林ゆうきの「Cocoon」が出色。澤野弘之はサスペンス曲を主に担当。

 : トライアングル オリジナル・サウンドトラック

BOSS オリジナル・サウンドトラック
 2009年放映。コーラスをフィーチャーした音楽が天海祐希のイメージにみごとにハマっている。

 : BOSS オリジナル・サウンドトラック

2009年9月 5日 (土)

「アニメギガ」に大島ミチルさん!&「NHKスペシャル20th Anniversary」

 9月20日放送のNHK BS2「アニメギガ」は、作曲家・大島ミチルさん登場!

 9月20日深夜(21日午前) 0:20~1:00の放送です。

 番組の大島ミチルさん紹介ページ

 作曲家の登場は、田中公平さん、川井憲次さんに次いでですね。どんなお話が聞けるのか楽しみです。

 大島ミチルさんといえば、ドラマ『ショムニ』やアニメ『鋼の錬金術師』などの音楽がすぐ頭に浮かびますが、NHKの作品もけっこうあります。放送中の大河ドラマ『天地人』の音楽が大島さんですし、NHKスペシャルでも「生命~40億年はるかな旅」をはじめ、何作か音楽を担当しています。

 そのNHKスペシャルの音楽を集めたコンピレーションアルバムが9月2日に発売されました。

 「NHK特集」から「NHKスペシャル」とタイトルを変えて新生スタートしてから20周年を記念したアルバムです。1989年放送の「北極圏」から2007年放送の「失われた文明 インカ・マヤ」まで、20曲を厳選して収録。参加した作曲家も、杉本竜一(「北極圏」)、久石譲(「驚異の小宇宙・人体」)、菅野よう子(「中国~12億人の改革開放」)、S.E.N.S(「故宮~至宝が語る中華五千年」)加古 隆(「映像の世紀」)、岩代太郎(「海・知られざる世界」)、喜多郎(「四代文明」)、東儀秀樹(「宇宙~未知への大紀行」)ら多彩です。ドキュメンタリーとしても一級の番組ですが、音楽のクオリティもすばらしい。すでに単独サントラは廃盤の作品も多いので、このコンピレーションは貴重です。

NHKスペシャル 20th ANNIVERSARY

 : NHKスペシャル 20th ANNIVERSARY

2009年8月 8日 (土)

藤城清治・影絵劇の世界

 8月10~12日の3日間、CS放送の日本映画専門チャンネルで、藤城清治の影絵劇6作品が放送されます。この2月に放送されたプログラムの再放送です。

日本映画専門チャンネルの特集ページ

 放送作品は、「銀河鉄道の夜」「ブレーメンのおんがくたい」「泣いた赤鬼」「つるの恩がえし」「スカンクカンクプー」「海に落ちたピアノ」の6作品。

 なぜこのプログラムに注目しているかというと、サントラファンにも興味深い作曲家が関わっているからです。
 各作品の音楽は、

 「銀河鉄道の夜」:渡辺浦人(渡辺岳夫の父)
 「ブレーメンのおんがくたい」:西脇睦宏(オルゴールアーティスト)
 「泣いた赤鬼」:山下毅雄
 「つるの恩がえし」:いずみたく
 「スカンクカンクプー」:中田喜直
 「海に落ちたピアノ」:山下透(山下毅雄の次男)ほか

となかなか興味深いでしょう? 中田喜直は「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」などを書いた童謡・唱歌の名作曲家です。

 現在はDVDでも観れますが、昔は、わざわざ影絵を上映しているところへ観にいったものです。山下毅雄の音楽目当てに「泣いた赤鬼」を池袋で観ました。

 未ビデオ化のドキュメンタリー「光と影の詩人 影絵作家・藤城清治の世界」も放送されるそうなので、未見の方はこの機会にぜひ。夏休みのひととき、詩情たっぷりの影絵と音楽の世界にひたってみるのもいいと思いますよ。

藤城清治 つるの恩がえし/泣いた赤鬼 [DVD]
 音楽:いずみたくと山下毅雄のカップリング。

 : つるの恩がえし/泣いた赤鬼

藤城清治 銀河鉄道の夜 [DVD]
 ライヴ・ステージをハイビジョン撮影してDVD化。

 : 銀河鉄道の夜

ケロヨンと藤城清治ミュージカルの世界
 藤城清治創作活動60周年記念アルバム。過去にもバップから「ケロヨン・ソングブック」が発売されているが、これは初CD化となる朝日ソノラマ音源も網羅した決定版音楽集。木馬座のソノシート音源がはじめてCD化された画期的な2枚組です。

 : ケロヨンと藤城清治ミュージカルの世界

2008年1月15日 (火)

炎神(エンジン)全開!今年の戦隊音楽

 東映サイドから情報解禁と言われたので書きますが、

 今年(2008年)の戦隊『炎神戦隊ゴーオンジャー』の音楽は、大橋恵さん!

 戦隊シリーズ初の女性作曲家です。

 いやー、うれしい。

 私はブログや雑誌で、つねづね大橋さんの音楽を絶賛してたんですよ。

 2006/07/15「ザ・サード~蒼い瞳の少女~」 ←プロフィールや旧作についてはこちらを

 2007/10/13「大橋恵の新作「BLUE DRAGON

 そのダイナミックでサントラ魂をくすぐる音楽に感動して、『トランスフォーマーGF』放映開始直後に雑誌で紹介。ラブコールが実って(笑)、『ザ・サード』ではサントラ盤の構成と解説を担当させていただきました。

 「いつか戦隊音楽をやってほしい!」と願ってたんです。

 こんなに早く実現するとは!!

 先日、都内のスタジオで音楽録音があり、見学に行ってきました。

 正月返上だったという大橋さんですが、『アバレンジャー』を経験しているので、修羅場は想定の範囲でしょう。年賀状の返事に「曲数の多さは大変ですが、楽しんで作曲できてます」とたのもしい言葉をもらってました。

 出来は、期待どおり! いや、期待以上!

 大橋さん、弟がいた影響で少女時代から戦隊ものなどのヒーロー番組に親しんでいたそうです。 そして、作曲の師匠が黒澤映画や大河ドラマの音楽で知られる池辺晋一郎さんと『ウルトラマンガイア』『仮面ライダー電王』などの佐橋俊彦さん。その血の濃さにめまいがします(笑)。
 そうした環境のせいか、女性とは思えないようなダイナミックでパワフルな曲を書く。
 その曲が、なんとも燃える音楽のツボを押さえているんですよ。
 言葉では表現しづらいんですが、「ここで鳴ってほしい」というところでちゃんと鳴るポイントを押さえているし、盛り上げるためのタメや曲の展開が絶妙です。
 動きのタイミングや構図を押さえた映像が心地よいように、そういうツボを押さえた音楽は聴いてるだけで気持ちが高揚するんです。

 「王道のヒーロー音楽だぁ!!」と胸が熱くなりました。

 大橋さんならではの色も入ってます。
 アクション曲というとブラスでパワフルに押しまくるのがパターンですが、木管やストリングスが活躍する。アップテンポのストリングスとブラスのかけあいなどぞくぞくします。
 それからホルン。アクション曲でホルンが主旋律を吹くなど、「おっ」と思わせる使い方をしてます。ウルトラセブン的な合いの手もあるし、ホルンが鳴ると安心感がある。ホルンは「正義」の音なんですね。

 そうした工夫が効果を上げて、「燃えるけれども清清しい」印象の新しい戦隊音楽が誕生したと思います。少年がまっすぐ前を見つめているような、正義と勇気の音。

 今年の戦隊は、汗臭い熱さじゃなくて、心が燃え立つ熱さですよ!