Soundtrack Pub

2020年10月
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2020年9月 7日 (月)

トークぷらすライヴ「和田薫 アニメ音楽の世界」開催!

 RMAJ(レコーディング・ミュージシャンズ・アソシエイション・オブ・ジャパン )が主催するイベント「トークぷらすライブ」が和田薫さんをゲストに開催されます。

 「トークぷらすライヴ Vol.12~和田薫 アニメ音楽の世界~」

 2020年10月9日(金) Open 18:15 / Start 19:00

 会場:四谷区民ホール

 出演:
 Piano・作曲編曲/和田薫
 Vl./長崎真音、志賀恵子 Va./成瀬かおり Vc./田草川亮太 Bs./齋藤 順
 Perc./梯 郁夫 Gt./田代耕一郎 二胡/篠崎正嗣 笛/旭孝 Hr./高橋 臣宣 

 チケット:
 プレミアムチケットプランA 12,000円 (税込み)
 プレミアムチケットプランB 10,000円 (税込み)
 プレミアムチケットプランC 9,000円 (税込み)
 プレミアムチケットプランD 7,500円 (税込み)
 ※それぞれ特典付

 今回はクラウドファンディングを利用しての開催。
 特典には、犬夜叉スコア&サイン入りクリアファイルやトートバッグ、サイン入りワイン等が用意されています。

 演奏曲は、

 『3×3 EYES』
 『宇宙の騎士テッカマンブレード』
 『疾風!アイアンリーガー』
 『ゲゲゲの鬼太郎(第4期)』
 『金田一少年の事件簿』
 『犬夜叉』
 『D.Gray-man』
 『パズドラ』
 『半妖の夜叉姫』

 等を予定!

 チケット購入は下記から。
 特典のみの応援も可能です。

 https://fanbeats.jp/projects/64

2020年1月14日 (火)

林ゆうき 10th Anniversary Concert 〜劇伴食堂はやし屋〜

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 1月11日、草月ホールで開催された林ゆうきさんの初ソロ・コンサート「林ゆうき 10th Anniversary Concert 〜劇伴食堂はやし屋〜」に足を運びました。

 いや~、よかったです。

 1曲目は林ゆうきの映像音楽デビュー作であり、私が林さんの名を意識するきっかけになったTVドラマ『トライアングル』から「Cocoon」。
2曲目『左目探偵EYE』を挟んで、3曲目が私の林さんとの初仕事になった『DOCTORS~最強の名医~』。
これはテンション上がる~。

 1部がドラマ、2部がアニメの構成。
 1部では『大切なことはすべて君が教えてくれた』『ストロベリーナイト』『あさが来た』『あなたの番です』『緊急取調室』『僕とシッポと神楽坂』などバラエティに富んだ聴きごたえのある代表作を。ときにスリリング、ときにエモーショナルな演奏で聴かせます。

 休憩を挟んだ2部では『ROBOTICS;NOTES』『ガンダムビルドファイターズ』の2作のロボットアニメを皮切りに、『からくりサーカス』『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』『ポケットモンスター』『デス・パレード』『風が強く吹いている』『ハイキュー!!』と、これもたまらないタイトルの連続。
 2部ラストは『僕のヒーローアカデミア』から「My Hero Academia」。
 アンコールで『リーガル・ハイ』と『僕のヒーローアカデミア』より「You Say Run」で締めでした。

 ミュージシャンは林さんのサントラのレコーディングでもおなじみの方たち。そして、ピアノは林ゆうきさん自身! 生で聴けて感激でした。
 制作裏話をまじえたMCも楽しかった。
 客層は圧倒的に若い女性が多いのが印象的。

 素敵なコンサートでした。堪能しました。
 林さん、ミュージシャン、スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 ないものねだりを承知でいえば、プリキュアの音楽もやってほしかったなぁ~。

 次回コンサートも期待しています!

有精卵

 : アルバム・ジャケット

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2018年12月 6日 (木)

沢田亜矢子さん「家なき子」を歌う

 

 12月5日、板橋区立文化会館大ホールで開催されたコンサート「年末スペシャル! ふれあい歌道中」に足を運びました。

 実は、沢田亜矢子さんから「『家なき子』歌いますよ」とご案内をいただいたのです。

 ふだんは聴かないタイプの曲が多かったですが、出演者は年季の入ったプロばかり。
 3時間たっぷり楽しめました。

 司会は沢田亜矢子さんと『ゴジラ』の宝田明さん。

 出演者の中には、『タイガーマスク』の主題歌を歌った新田洋さんこと森本英世さんがいたり、冠二郎さんは「旅の終りに」(作・編曲:菊池俊輔)を歌ってくれたりと、アニメ・特撮ファンも身を乗り出すところがありました。

 そして、

 沢田さんの『家なき子』。

 放送から40年を過ぎて、 「さあ歩き始めよう」(『家なき子』主題歌)を生で聴ける日が来るとは~。

 バックはオリジナル・カラオケ(CDにしてよかった!)。

 沢田さん、さすが音大の声楽家出身だけに、声量も音程も衰えない。 デビュー曲「アザミの花」と「さあ歩き始めよう」の2曲を当時と変わらぬ歌声で聴かせてくれました。

 すばらしい~!

 もう泣きそうでした。

 アニソンコンサート主催者のみなさん、沢田亜矢子さんを呼ぶなら今ですよ!

 このコンサートのもようは、12月30日12時より、ラジオ日本で放送されるそうです。
 沢田さんの『家なき子』も聴けるはず(カットされなければ…)。

2018年4月15日 (日)

大野雄二「角川映画シネマコンサート」

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 4月14日(土)、東京国際フォーラム ホールAで開催された「角川映画シネマコンサート」に足を運びました。13、14日の2日間2回公演の2日目。

 第1部が『犬神家の一族』の名場面を上映しながらのコンサート約90分。そのあと石坂浩二さん×大野雄二さんのトークショー。15分の休憩が入って、この時点で開演からほぼ2時間。
 第2部は『人間の証明』と『野生の証明』の名場面を上映しながらコンサート、合わせて約90分。最後に映画中では聴けない「人間の証明のテーマ」と「戦士の休息」のフルコーラス歌唱。
 アンコールを含めて、全3時間40分のボリュームです。
 (前日の第1回公演に行った人の噂を聞いていた私は覚悟していたので長さも含めて楽しみました)
 ダイジェストとはいえ濃い映画を3本も観てぐったり、となりそうなところですが、心地よい興奮と充実感が残りました。

 演奏は大野雄二さんとこのコンサートのために集められたオーケストラ(名づけて“SUKE-KIYO”オーケストラ)。
 公演オフィシャルページにメンバーが載っていますが、サントラ録音の現場でも活躍する名だたるミュージシャンたちです。
http://kadokawaeiga-concert.com/about.html

 オリジナルスコアは残ってなく、オリジナル音源も一部を除いて聴けない状況で、大野先生、耳コピしながら膨大なスコアを起こしたそうですが、セリフやSEでよく聴こえないところは「新しく書いちゃった」とか。それだけでなく、「昔の音をそのまま再現するのは性分ではない」ということで、全体的に現代の大野雄二の音にアップデートされてます。オリジナルより音楽がゴージャスに聴こえる。

 名場面上映の間に、スクリーンが暗くなって演奏だけをたっぷり聴かせるコーナーが何ヶ所か挟まれる。
 純粋なシネマコンサートではなく、シンクロ上映+コンサートという趣向。
 むしろ、コンサートの比率の方が大きい。
 しかし、それがよかった。
 純粋なシネマコンサートであれば、なるべくオリジナル・サウンドトラックを再現したアレンジと演奏が求められるところですが、本公演に限っては、「オリジナルに忠実にやってほしかった」というファンはいないでしょう。
 作曲家本人が音楽監督と演奏を務めるコンサートならではの醍醐味です。
 みんな、大野雄二のサウンドを聴きに来ているんだから。
 その期待を裏切らない、すばらしい内容でした。

 1部と2部、それぞれのラストに演奏された「愛のバラード」の大胆なアレンジ・ヴァージョンも実によかった。商品化希望です。

(記録として演奏メンバーを公演サイトからコピペしておきます)
大野雄二と“SUKE-KIYO”オーケストラ
 大野雄二(音楽監督・ピアノ、フェンダーローズ) 市原 康(ドラム) ミッチー長岡(ベース) 松島啓之(トランペット) 鈴木央紹(テナーサックス) 和泉聡志(ギター) 宮川純(オルガン) Fujikochans[佐々木久美、Lyn、佐々木詩織](ボーカル・コーラス) 梶原順(ギター) 宮本一(シンセサイザー) 川瀬正人(パーカッション) 小竹満里(ティンパニー) 平原まこと(アルトサックス) 近藤和彦(バリトンサックス) エリック・ミヤシロ、鈴木正則、奥村晶(トランペット) 中川英二郎、半田信英、野々下與一(トロンボーン) 中川昌三、大澤明子(フルート) 庄司知史(オーボエ) 藤田乙比古、和田博史(ホルン) 小寺里奈 グループ(ストリングス) 斎藤葉(ハープ) 長須与佳(琵琶) MiMi(ハンマーダルシマー)

指揮:西谷 亮
ゲストボーカル:
 松崎しげる(「戦士の休息」)
 ダイアモンド☆ユカイ(「人間の証明のテーマ」)

2017年9月21日 (木)

超時空管弦楽

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 9月17日(日)に東京国際フォーラムAホールで開催されたマクロス35周年&羽田健太郎10th Memorialコンサート「超時空管弦楽」に足を運びました。
 愛情とリスペクトにあふれた、すばらしいコンサートでした。

 1部はTV版、2部は劇場版の曲から組曲に構成して演奏。
 それぞれ最後にリン・ミンメイ=飯島真理の歌で締めくくる趣向です。

 バックのスクリーンにアニメ映像も流れましたが、本当に要になる部分にとどめ、演奏への集中を乱さない配慮がうれしかった。

 2部ラストは飯島真理が歌う「天使の絵の具」、そしてアンコールは飯島真理と藤原誠が時空を超えてデュエットする「ランナー」。
 この流れは、フィクションと現実が入り交ざって号泣ものでした。

 構成も演奏も演出もすばらしい。
 周到な準備と技術に支えられたステージだけど、それを感じさせないプロの仕事に感服しました。
 映像音楽コンサートの理想形のひとつと呼べる感動的なコンサートだったと思います。

 そして、この世にハネケンがいないのが、やっぱり、寂しいなぁとしみじみ思った夜でした。

 羽田健太郎没後10周年メモリアル・ベスト発売中です。

羽田健太郎 THE BEST~10th memorial~

 : アルバム・ジャケット

2017年8月 2日 (水)

セーラームーン クラシック コンサート

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 8日2日と8月3日の2日間3公演、「美少女戦士セーラムーン25周年記念 クラシック コンサート」が池袋、東京芸術劇場で開催されます。

 当日券は3日夜の最終公演分のみ残っているそうです。
(8月3日18時より東京芸術劇場の当日券売り場にて販売)

 私は公演パンフレットの構成と取材・執筆を担当しています。
 90年代アニメ、バンダイ版ミュージカル、ネルケ版ミュージカル、2010年代アニメ(「セーラームーンCrystal」)と幅広いファン向けに、なるべく偏らないように腐心しました。
 絵もたくさん入った美しい作りですので、ぜひ公演の記念にお買い求めください。

 今回、コンサートグッズは、コンサート会場ではなく、別会場で販売すると言う、特殊な販売方式になっています。
 グッズ販売は8月2日から5日まで、池袋マルイ7階イベントスペースにて、コンサートチケットをお持ちでない方も購入できます。
 コンサートには行けないけどグッズはほしいという方もぜひご利用ください。

美少女戦士セーラームーン25周年記念 クラシック コンサート

2016年11月14日 (月)

冨田勲追悼特別公演 ドクター・コッペリウス

 11月12日、オーチャードホールで開催された「冨田勲追悼特別公演 ドクター・コッペリウス」に足を運びました。

 1部は「イーハトーヴ交響曲」とエイドリアン・シャーウッドによる「惑星 Dub Mix」のパフォーマンス。
 2部は冨田先生が遺した構想とデータをもとに構築した遺作「ドクター・コッペリウス」。

 何度目かの公演になる「イーハトーヴ交響曲」は初音ミクとの共演も安定して初演よりも進化を感じる演奏。宮澤賢治の世界を旅している気分で聴きました。

 「ドクター・コッペリウス」は生のオーケストラとシンセサイザー、初音ミクの歌声、生の合唱団、生身のバレエダンサー、初音ミクのダンスが渾然となって進行する、かつて見たことのないステージ。
 CGの初音ミクと生身のバレエダンサーとがパ・パ・ドゥを踊るなんて、冨田先生以外の誰が考えつくでしょう。いや、考えついたとしてもきっと実現しようとは思わない。
音楽の常識や制約をアイデアと技術で乗り越え、自分の求める音を追求してきた冨田先生らしい構想です。
 生オケとシンセサイザーの違和感のない融合もみごとでした。大胆にして緻密なサウンドデザインがすばらしい。

 音楽のほうは冨田先生が遺した構想とシミュレーションデータをもとに譜面化されたそう。なので冨田先生が最後まで練り上げた音ではないのかもしれないけれど、アンサンブルや音色はまさに冨田サウンド。サラウンド効果でホールの中を駆け巡るシンセサイザーの音の幻惑感は冨田作品ならではでした。
 全曲を通して、冨田先生の頭の中を旅しているような夢遊感に包まれるコンサート。
 冨田先生はもういないけれど、冨田サウンドはたしかにここにある。
ひたひたと胸に沁みました。

 プログラムは2700円と高価ながら、80ページ・フルカラーの豪華なもの。代表作のシンセサイザー作品はもとより、TV時代の作品や非売品レコードまでフォローした田中雄二さんのディスクガイドがすばらしく、これだけでも永久保存版の価値があります。

 「ドクター・コッペリウス」は技術的要求が高くてなかなか再演が難しそうですが、2017年4月にすみだトリフォニーでの再演が予定されているそうなので、今回の機会を逃した方はぜひ。

「ドクター・コッペリウス」公式ページ

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 追悼アルバムも会場販売されていました。

冨田勲 手塚治虫作品 音楽選集
 『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『どろろ』『千夜一夜物語』など初商品化曲を多数収録した5枚組。

 : アルバム・ジャケット

冨田勲 映画音楽の世界
 初収録となる『飢餓海峡』のほか、勝新太郎の座頭市ものや『黒蜥蜴』、『びっくり武士道』、『しなの川』、『ノストラダムスの大予言』、そして晩年に手がけた山田洋次監督作品など、映画音楽の代表作を一望できるお得な1枚。

 : アルバム・ジャケット

2016年11月 4日 (金)

ゴブリン スペシャル・コンサート

 10月29日、川崎CLUB CITTA'で開催された「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック Vol.4 ゴブリン -CLAUDIO SIMONETTI’S GOBLIN-」に足を運びました。

 CLUB CITTA'でゴブリンを聴くのは2011年の「イタリアン・プログレッシブ・ロック・フェスティバル」以来。

 この日は、第1部「サスぺリア」全篇上映&シンクロ・ライヴ、第2部「ゴブリン・ベスト・ヒット・ショー」という2部構成。
 スペシャル・チケットには秘蔵アウトテイク音源を収録した特別限定CD付!
 それもあってか、会場はロックファン、ホラー映画ファン、サントラファンが詰めかけて立ち見も出る満席(オールスタンディングのホールだが今回はイス席が用意されました)。

 第1部では、『サスぺリア』の画の美しさにびっくり。たぶんTV放送か名画座でしか観たことなかったので、こんな美しい映画だったのかと。様式美ですね。
 そして、ホラー映画にプログレというのは、やはりすごい発明だなぁとあらためて感心。
ゴブリンの音楽が映画に一種のトリップ感をもたらしてる。
 ホラー映画のあり方を「怖い映画」から「映像と音楽のエンタテインメント」に転換する大発明だったと思うのです。
 今回の「シンクロ・ライヴ」とは映画を上映しながら劇中音楽を生演奏でも重ねる趣向。こういう趣向の上映は近年たびたび観られて、1954年版『ゴジラ』のコンサート付上映なども開催されていますが、それをロックバンドでやるというのが楽しい。エンタテインメント性がさらに強調されていました。

 第2部は『デモンズ』『ゾンビ』『インフェルノ』『サスぺリア2』『フェノミナ』『ドラキュラ』など、ゴブリン&クラウディオ・シモネッティのホラー・サントラのベスト・ヒット・ライヴ。
 アンコールの『サスぺリア』ライヴ・ヴァージョンでは会場大熱狂。

 映画上映とライヴあわせて4時間の濃厚イベント。ハロウィン気分に湧く夜にふさわしいライヴでした。

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サスペリア
※『サスぺリア』のサントラ盤がDSDリマスタリングで登場。ボーナストラック付き。

 : アルバム・ジャケット

Bloody Anthology
※ゴブリン&シモネッティのホラー映画サントラ・コンピレーション。

 : アルバム・ジャケット

↓セットリスト的なもの

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2016年8月13日 (土)

エリック・セラ LIVE in JAPAN

 8月10日、11日の両日にわたって開催されたエリック・セラ LIVE in JAPANの11日の回に行ってきました。

 セラは過去にも映画のプロモーションなどで来日してますが、公演(ライブ/コンサート)はこれが初めて。
 予想以上にロックな、パワフルなライブでした。

 「コンサート」でなく「LIVE」というだけあって、完全なバンド編成。
 ギター×2(1人はセラ自身)、ドラムス、パーカッション、キーボード、サックスの6人。
 しかし、打ち込みのバックトラックを流しながらの演奏なので、薄い印象はない。音の広がり、音圧とも申し分なく、迫力の音量にレーザー光線がびしばし飛び交うさまは、サントラのコンサートというより、ロック・コンサートのよう。そのわりに会場のノリがまったりしてて、セラはちょっとやりにくかったかもしれません。

 曲は『ニキータ』『フィフス・エレメント』『007 ゴールデンアイ』『レオン』『サブウェイ』『アーサーとミニモイの不思議な国』『グラン・ブルー』『ルーシー』など。「007」以外は、すべてリュック・ベッソン作品です。
 インスト曲だけでなく、セラのヴォーカル曲も交えての13曲+アンコール2曲。
 セラはギター演奏だけでなく、シンセのオペレーションも自身でやり、時にはパーカッションも叩いたり、ヴォーカルも聴かせてくれたりと大活躍。
 日本大好きというだけであって、日本語のMCもがんばってました。

 スクリーンに映像を映しながらの演奏は大いに盛り上がりましたが、つい映像に観入ってしまって肝心の演奏に集中できない場面もあったのはもったいなかった(個人的に)。
 でも、サントラとはまた違ったアレンジ、編成での演奏は、ライブならではの興奮と驚きがあって、わざわざ足を運ぶ価値はあったと感じた満足の内容でした。

 終演後のアフター・トークショーがなかなか興味深かったです。
 セラ曰く、
「ギターを始めたのは5歳のとき」
「16歳の頃にはプロのミュージシャンとして活動していた」
「父がギタリストだったので、家の中ではさまざまな音楽があふれていて、自然と音楽に親しんでいた」
「リュック・ベッソンとは、互いに10代のときにスタジオで出会った。女性歌手の知り合いとしてスタジオに来ていたのがリュック・ベッソンだった。のちに彼が初めて自主映画を作った時、音楽を依頼された。自分にとっても、それが初の映画音楽だった」
「音楽の発想がどこから生まれるのか、自分でもよくわからない。音楽学校に通ったことはなく、作曲・編曲は独学で学んだので、音楽の理論的なことは知らない。音の付いていない映像を観ながら、感情に合う音楽を作り出す(というようなことを言っていた)」
「作曲は孤独な作業。いちばん楽しいのは演奏しているとき」

 聞き手のお姉さんが日本的なふわっとした質問をするので、セラがたびたび、「質問はなんなの?」と聞きかえしていたのが面白かった。
 通訳の女性にスポットが当たるように椅子を下りてみたり、「これからやりたいことは?」という質問に、聞き手のお姉さんの肩を抱いてみたりと、おちゃめな一面が見られて、「エリック・セラって面白い人?」と思っていしまいましたよ。かなり印象が変わりました。

 セラの最後の言葉は日本語で「また逢いましょう」。次回の来日公演を楽しみにしています。

ベスト・オブ・エリック・セラ
※会場でも販売されていた2枚組ベスト盤。今回の演奏曲も多数含まれてます。

 : アルバム・ジャケット

<Set List>

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2015年5月 1日 (金)

ファンタジー・フィルム・スペクタキュラー2015

 4月26日、三鷹芸術文化センター 風のホールで開催されたコンサート「ファンタジー・フィルム・スペクタキュラー2015」に足を運びました。

 日本ジョン・ウィリアムズ・ファンクラブ(JWFC)主催による映画音楽をオリジナルスコアで演奏するコンサートです。

 選曲がサントラファンのツボをつきまくり。
 『宇宙空母ギャラクティカ』、『007/ジェームズ・ボンド』シリーズ、『グレムリン』、『スペース・バンパイア』、『ある日どこかで』、『ホビット』、『アバター』、『宇宙の7人』など。よくある映画音楽コンサートでは取り上げられないような作品、楽曲がオリジナル・スコアで聴けるのですからたまりません。ジョン・バリーの名曲『ある日どこかで』やジェームズ・ホーナーの初期の傑作『宇宙の7人』、ヘンリー・マンシーニの燃えるスコア『スペース・バンパイア』などが生で聴けるとは感激でした。

 そして、この日の目玉は世界初演曲を含む『サンダーバード』のBGMの数々。今年は『サンダーバード』生誕50周年ということもあってのスペシャル企画でした。近年発見されたバリー・グレイのオリジナル・スコアによる演奏です。
 私の周囲では本コンサートを「サンダーバード・コンサート」と呼んでいる人が多いくらい、このプログラムには期待が集まっていました。

 『サンダーバード』の演奏はコンサートの終盤。ハイライトでした。
 監修・司会の神尾保行さんのリードのもと会場全体で声を合わせた「Five、Four、Three、 Two、One、Thunderbirds are go!」をきっかけに始まった「オープニング・タイトル」はまさに期待にたがわぬ音!
 「これだよ、これ」と胸が熱くなりました。
 「ロケット“太陽号”の危機」「ニューヨークの恐怖 組曲」など、劇中で使用されたサスペンス、アクション曲が生で聴けるのがたまりません。劇場版2作からも選曲されているのが胸アツです。
 とりわけ、スリリングなアヴァンタイトル音楽から始まる「オープニング・タイトル(オリジナル版)」と雄大な「ゼロX号のテーマ」は感動でした。

 演奏は、榊真由指揮、東京庭 Tokyo Garden Orchestra。
 現役音大生で構成されたいわばアマチュア楽団ですが、技量は申し分なく、ひたむきで真摯な演奏でよかったです。この中から未来のスタジオミュージシャンが生まれるかもしれないと思うと、応援したくなります。

 アンコールは『ジュラシック・パーク』から「ジュラシック・パークへようこそ」。ナイス選曲でした。

 JWFCでは今後もコンサートの開催を予定しているようなので、気になる方はオフィシャルWebサイトをチェックしておきましょう。今決っているところでは、2015年11月3日にティアラこうとうで『スター・ウォーズ』6部作の交響組曲のコンサートが予定されているそうです。

 The John Williams Fan Club, Japan

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THUNDERBIRDS ARE GO! / THUNDERBIRD 6
 2014年12月にLA-LA LANDレーベルより発売された劇場版「サンダーバード」「サンダーバード6号」のオリジナル・サウンドトラック。

 : アルバム・ジャケット

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