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2017年7月10日 (月)

訃報 横山菁児先生

 7月8日、作曲家の横山菁児先生が亡くなりました。82歳でした。

 『宇宙海賊キャプテンハーロック』『聖闘士星矢』をはじめ、『昆虫物語 新みなしごハッチ』『超合体魔術ロボ ギンガイザー』『まじかる☆タルるートくん』『恐竜戦隊コセイドン』『超人機メタルダー』『特警ウインスペクター』『超力戦隊オーレンジャー』など、数々のアニメ、特撮作品の音楽を担当。TVドラマ、時代劇でも活躍しました。

 躍動感のあるダイナミックなオーケストレーション、美しいメロディが魅力でした。
 その音楽は、世界中で愛され、コンサートも開催されています。

 1999年からは東京を離れ、広島を拠点に活躍されていました。
 2013年夏、広島のご自宅にうかがってお話をうかがったのが、お会いした最後になりました。

 たくさんのすばらしい音楽をありがとうございました。
 どうぞ安らかに。

訃報 横山菁児氏 (中国新聞)

2017年4月 8日 (土)

訃報 松山祐士先生

 4月7日、作曲家の松山祐士先生が亡くなりました。
 ショックです。

アニメ「機動戦士ガンダム」など編曲 編曲家の松山祐士さんが死亡 (産経ニュース)

 編曲家と紹介されていますが、『機動戦士ガンダム』のBGMの半分は松山先生の作曲でした。音楽クレジットも連名で表記されています。

 プロローグのバックに流れる壮大な「長い眠り」も敵味方区別なく使用された戦闘曲「颯爽たるシャア」もホワイトベース発進時によく使われた「戦いへの恐怖」も、戦争映画的な印象深い曲は松山先生の作でした。

 『アタックNo.1』以来の渡辺岳夫先生とのコンビで、『天才バカボン』『赤胴鈴之助』『アルプスの少女ハイジ』『魔女っ子メグちゃん』『フランダースの犬』『キャンディ・キャンディ』『あらいぐまラスカル』『新巨人の星』『無敵超人ザンボット3』『無敵鋼人ダイターン3』『家なき子』『ペリーヌ物語』などを手がけ、アニメ音楽に一時代を築きました。

 実写作品でも『非情のライセンス』『緊急指令10-4 10-10』『サンダーマスク』『怪人二十面相』『ザ・カゲスター』など渡辺岳夫作品の多くに参加しています。

 『機動戦士ガンダム』にはTVシリーズと劇場版3作すべてに参加。渡辺岳夫先生らと共同で劇中音楽を担当しました。
 『機動戦士ガンダム 総音楽集』を作ったときにインタビューさせていただいて、以来、毎年年賀状をいただいていました。

 まだまだお元気で、お話をうかがいたいこともたくさんあったのに…。

 残念です。 心より哀悼の意を表します。

2017年1月27日 (金)

「透明ドリちゃん オリジナル・サウンドトラック」発売!

 1月25日に「透明ドリちゃん オリジナル・サウンドトラック」が日本コロムビアより発売されました。「Columbia Sound Treasure Series」の1枚です。構成・解説を担当しました。

 渡辺宙明先生の1978年の作品。実写魔法少女もののルーツともいうべき1作です。BGMは全曲初商品化! OKテイクはすべて収録しました。

 ブックレットには渡辺宙明先生最新インタビューと、宙明先生が本作放送当時にファンクラブ会報に発表された主題歌作曲秘話を特別収録しました。宙明先生ご本人も忘れていた貴重なお話が書かれています。ファン必読!
 当時から、渡辺宙明先生がいかにミュージシャンやサウンドにこだわっていたかも、うかがい知ることができます。

 魔法少女ものというと、可愛い曲ばかりでは?と思われる方もいるかもしれませんが、アクション曲もちゃんとあるので宙明サウンドファンもご心配なく!

透明ドリちゃん オリジナル・サウンドトラック

 : アルバム・ジャケット

2016年5月26日 (木)

ウルトラマンガイア O.S.T リマスターBOX

 5月25日に「ウルトラマンガイア O.S.T リマスターBOX」がユニバーサルミュージックより発売されました。
 『ウルトラマンガイア』のサントラ3枚と劇場版サントラ1枚にボーナス・ディスクを加えた5枚組です。

 作曲の佐橋俊彦さんインタビュー(音楽ディレクター・藤田昭彦さんとの対談)で参加しました。

 佐橋さんにとっては「ウルトラマンパワード」以来の2作目のウルトラマン。対談の中で、「パワード」は海外で撮っているのでよくわからなかった、自分とし ては「ガイア」が最初のウルトラマンと思っている、とおっしゃっていたのが印象に残っています。その言葉に違わぬ渾身のスコアです。

 常々「サンダーバード」と「ウルトラセブン」の音楽が大好きと言っている佐橋さんが、「ウルトラQ」「ウルトラマン」の宮内國郎サウンドへの愛を語っているのも興味深いところ。

 藤田昭彦さんが語る主題歌のエピソードも面白い。「ウルトラマンがほしい」というインパクト抜群の歌詞の誕生秘話など、たぶん初めて活字になったと思います。

 音源的には、初収録となる別テイク、TD違いの楽曲の数々、そして、ファンが待ち望んでいた最終エピソード用の新録音曲「天使降臨」の楽曲が入っているのが目玉です。高島幹雄さんが執念で発掘した貴重音源。この機会を逃したら永遠に聴けないままだったはず。

 3月に発売された「ウルトラマンダイナ O.S.T リマスターBOX」ともども、お楽しみください!

ウルトラマンガイア O.S.T リマスターBOX

 : アルバム・ジャケット

2016年5月 9日 (月)

【訃報】冨田勲先生

 『ジャングル大帝』などを手がけた冨田勲先生が、5月5日に慢性心不全のため亡くなりました。84歳でした。

 新作「ドクター・コッペリウス」を準備していると聞いて、まだまだお元気と思っていたので、茫然としています。心より哀悼の意を表します。

 『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『キャプテンウルトラ』『マイティジャック』『どろろ』『空中都市008』…。幼少期から冨田サウンドに触れて育ったのは幸せでした。
 長じては、大河ドラマなどのドラマ音楽や映画音楽を聴き、シンセサイザーのアルバムを聴き、その唯一無二のサウンドに魅せられ続けてきました。

 録音音楽では録音音楽にしかできないことを、シンセサイザーではシンセサイザーにしかできないことを、そしてコンサートではコンサートでしかできないことを。
 常に新しい試みにチャレンジし、あふれるアイデアを音楽に注ぎ込み、世界のどこにもないサウンドを作り出してきた音楽家魂に、ただただ圧倒されます。
 それでいて、数々のアニメ・特撮ソングやドラマ音楽などでは、子どもたちにも親しまれる、キャッチ―でカッコいい、すばらしいメロディを残してくれました。

 天空の音楽を紡いだ冨田先生。
 空の向こうで、何の制約もなく、思い切り天空の音楽を奏でているような気がします。

 ありがとうございました。

作曲家の冨田勲さん死去(朝日新聞)
冨田勲氏死去 長男・勝氏がコメント「倒れる1時間前まで打ち合わせを」 (スポニチ)
冨田勲さん死去…慶応高同級生の小林亜星が思い出語る(スポーツ報知)
歌手・弘田三枝子、冨田さん悼む(デイリースポーツ)

2016年4月 6日 (水)

最近の仕事から

 最近発売された仕事からいくつかご紹介します。

映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! オリジナル・サウンドトラック
※ミュージカル仕立てとなったプリキュア映画40作目のサウンドトラック。劇中歌も全曲収録! ネタバレになるので映画を観てからお聴きください!

 : アルバム・ジャケット

スミカスミレ 45歳若返った女 オリジナル・サウンドトラック
※池頼広さんと久しぶりのお仕事。『相棒Season14』のサウンドトラックと同時取材でした。こちらは昭和の香りがするロマンティックな音楽。必聴です!

 : アルバム・ジャケット

ウルトラマンダイナ O.S.T リマスターBOX
※「ユーメックス・レジェンド」シリーズ。『ウルトラマンダイナ』のサントラ4枚+ボーナスディスクの5枚組セット。矢野立美×藤田昭彦×早川優の音楽スタッフ座談会を担当しました。

 : アルバム・ジャケット

侍ジャイアンツ DVDブック
※『侍ジャイアンツ』の8話入りDVD付ムック。出崎哲監督インタビューを担当しました。富野由悠季監督インタビューにも同席。貴重な証言が読めます。

 : アルバム・ジャケット

2015年7月22日 (水)

渡辺宙明卒寿記念「CHUMEI 90 SONGS」

 渡辺宙明先生の代表曲90曲を収録した4枚組CD-BOX「CHUMEI 90 SONGS」が7月22日に日本コロムビアより発売されます。

  ミュージックファイルシリーズの高島幹雄さんの企画・ディレクションによる労作。

  コロムビア音源を中心に1972年の『人造人間キカイダー』から2004年の『神魂合体ゴーダンナー!!』まで、特撮・アニメ作品の主題歌・副主題歌90曲(+α)を集大成したCD-BOXです。
 もちろん『マジンガーZ』も『秘密戦隊ゴレンジャー』も『鋼鉄ジーグ』も『野球狂の詩』も『宇宙刑事ギャバン』も入ってますし、キングレコード音源の『最強ロボ ダイオージャ』やユーメックスから出ていた『マシンロボ クロノスの大逆襲』もフォロー。ボーナストラックには『忍者部隊月光』も収録されてます。

 「これを持っていれば代表曲はコンプリート!」と言える基本のアイテムの誕生をよろこびたいと思います。

 「ほとんど持ってるよ」というファンも多いでしょうが、マスターテープから最新リマスタリングしてますので、音も新しくなっているはず。

 そして、70ページブックレットには10ページにおよぶ宙明先生インタビューを掲載。不破了三さんの充実の仕事です。巻末には、旧商品から先生の貴重なコメントも再録されています。

 古くからのファンの方も、これから系統だてて聴きたいという新しいファンの方も、ぜひ手に取ってみてください。

渡辺宙明卒寿記念 CHUMEI 90 SONGS

 : アルバム・ジャケット

2015年7月 7日 (火)

「渡辺宙明コレクション オレとシャム猫/新 忍者部隊月光」

 《SOUNDTRACK PUB》レーベルの最新作(第12弾)「渡辺宙明コレクション オレとシャム猫/新 忍者部隊月光」が7月15日に発売されます。

 渡辺宙明先生が1960年代に手がけたTVドラマ2作品のカップリング。

 『オレとシャム猫』は1969年放送のミステリードラマ。若林映子らが演じる4人の娘が事件を解決していく、ちょっとおしゃれなミステリーものです。『チャーリーズ・エンジェル』を先取りしたみたいなドラマでした。宙明先生の音楽は伊集加代子のスキャットをフィーチャーした宙明作品の中でも珍しいジャズ作品。渡辺貞夫からジャズ理論を学んだ直後の宙明先生が意欲を燃やして取り組んだ音楽が聴きものです。

 『新 忍者部隊月光』は『忍者部隊月光』から設定と物語りを引き継いだ続編として1966年に放送された作品。2つのシリーズにまたがって展開した第3部「まぼろし同盟編」で使用された音楽を初収録しました。CD「忍者部隊月光 音楽作戦Vol.1」「同 Vol.2」にも未収録のカッコいい音楽がまだ残っていたのですよ。

 さらにボーナストラックとして、宙明先生が1965年に手がけたTVドラマ『アッちゃん』の音楽を1曲収録しました。これは制作会社にもテープはなくて、宙明先生がご自身で保管されていたテープから見つかった、文字通りの秘蔵音源です。今では作品自体を再見する機会がないので、貴重な収録となりました。

 「渡辺宙明コレクション」の冠で、このあとも宙明先生の未CD化作品を紹介してきたいと思っています。その第1弾となる「オレとシャム猫/新 忍者部隊月光」をぜひお聴きください。

渡辺宙明コレクション オレとシャム猫/新 忍者部隊月光

 : アルバム・ジャケット

2015年1月 8日 (木)

「宇宙船」渡辺宙明インタビュー

 今発売中の「宇宙船」147号に載っている荒川稔久さんの渡辺宙明先生インタビューがなかなかすばらしいです(豊田朋久さんによる構成)。
 インタビューとなっていますが、実質的に荒川さんと宙明先生の対談です。

 渡辺宙明先生と同郷で、大の宙明先生ファンでもある荒川さんならではのマニアックなネタ(名古屋話や童謡のアレンジの話)、『サザエさん』などあまりとりあげられない作品への言及、脚本家ならではの「言葉」に着目した宙明節分析に思わずうなってしまいました。

 荒川さんには昨年11月に開催した「渡辺宙明トークライブ7」にも少しだけ出演していただきましたが、そのとき話していただいた「宙明先生の歌詞へのメロディのつけ方の特徴」の分析がちゃんと文章になっていてうれしい。

 もちろん、荒川さん作詞の「テイルオン!ツインテイルズ」(「俺、ツインテールになります。」挿入歌)と「宇宙刑事NEXT GENERATION」のお話も登場。
 宙明愛あふれるよい記事でした。

 インタビューの中で荒川さんが「栄光の彼方へ」(「野球狂の詩」後期ED)は詞先だったのでは?と発言されて、宙明先生が「詞先かもしれませんね」と答えているのですが、これは荒川さんの推察通り詞先です。
 宙明先生、お忘れになっているようですが、1979年に徳間書店から発売された「アニメソング・ヒット全集3」という本の中で、宙明先生自らこの曲を取り上げて、橋本淳の詞にどうやってメロディをつけていったのか克明に解説されているのですね。
 荒川さん、さすがです。

宇宙船 vol.147

 : アルバム・ジャケット

2014年10月10日 (金)

ゴジラ伝説がIVを加えて再リリース!

 1983年から84年にかけて発売された井上誠さんのアルバム「ゴジラ伝説」I~IIIが、新たに「ゴジラ伝説IV」を加えたBOXセットで10月3日に発売されました。
 発売当時、私もLPで購入し、繰り返し聴いたものです。開田裕治さんのジャケットイラストとともに、ある世代の特撮音楽ファンにとっては忘れられないアルバムだと思います。

 過去にもCDになっていますが、長らく入手困難になっていました。
 今回はゴジラ60周年、伊福部昭生誕100年という恰好のタイミングを得て再リリース。音質も向上し、トラック分割も聴きやすくなり、豪華解説書もつき、おまけに紙ジャケット仕様という、旧CDを持っている人も再購入せずにはいられないパッケージになりました。

 で、今回の目玉のひとつである「ゴジラ伝説IV」ですが、実はコミケ等で頒布されていた自主制作盤「豪快なゴジラ伝説」がベースになっています。自主制作盤といっても井上誠さんが手がけたものですから、まさにオリジナル。そして、今回のリリースに合わせて一部トラックを再録音し、新録曲を追加し、曲順も入れ替え、まったく新しいアルバムとして生まれ変わっています。この「IV」では『わんぱく王子の大蛇退治』からたっぷり聴けるのがうれしいんですよね。ゴジラファン有志がコーラスに参加しているのも、「ゴジラ伝説」の伝統にのっとっていて、まことに楽しい。

 このリリースに合わせて9月24日に渋谷<CLUB QUATTRO>で開催されたライブもすごかった。井上誠とヒカシューのメンバーが集結、キーボードに映画『電人ザボーガー』や『ウルトラゾーン』の福田裕彦さん、女声ヴォーカルにチャラン・ポ・ランランらが加わり、『ゴジラ伝説』の曲を爆音で演奏したのです。いや、もうすごかった。アンコールの「怪獣大戦争マーチ」にいたってはステージと会場一体となっての盛り上がりでした。「特撮音楽ファンでよかったなぁ」と思えるお祭りのような一夜でした。

 ライブに行った方も行けなかった方も、「ゴジラ伝説」を聴いて、80年代の特撮ブームの熱気を今に受け継ぐサウンドを味わってほしいと思います。

 商品説明はこちらに詳しいです。
「ゴジラ伝説」 レーベル特設サイト

ゴジラ伝説 Box set

 : アルバム・ジャケット

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